商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 1988/01/25 |
JAN | 9784042542032 |
- 書籍
- 文庫
蒼い迷宮
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蒼い迷宮
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原題は Freezing Point 。 デンマークの作家アーナス・ボーデルセンの ディストピアSF小説、但し、英語版からの重訳。 1970年代前半に透視された、 近未来の医療と人間の生き方について。 1973年、作家にアイディアを提供し、アドバイスする 編集者ブルーノ32歳は...
原題は Freezing Point 。 デンマークの作家アーナス・ボーデルセンの ディストピアSF小説、但し、英語版からの重訳。 1970年代前半に透視された、 近未来の医療と人間の生き方について。 1973年、作家にアイディアを提供し、アドバイスする 編集者ブルーノ32歳は、腫瘍の切除手術を受けたが、 担当のアカーマン医師から癌だと宣告され、 根治のためにコールドスリープで 時間を稼ぐのはどうかと提案された。 ブルーノはパーティで知り合ったバレリーナの ジェニーと関係を深めたが、 冷凍睡眠を受け入れることになるとは 打ち明けられなかった。 目覚めたときは1995年、病気は治っていたが、 臓器の移植など、望まない処置まで施されていた――。 同作家の叙述トリックミステリ『殺人にいたる病』を https://booklog.jp/users/fukagawanatsumi/archives/1/4042542026 先に読んでいたので、 主人公が小説のアイディアを捻り出しては 弄んでいるせいもあって、 こちらもそういう展開になるのか、 どこで騙されるだろうかと期待していたのだが、 特に何も起きなかったので却ってビックリした(笑)! パーツの交換や薬剤の投与で、 肉体を若い状態に保つのは可能でも、 脳だけは取り換えが利かず、 外見が若者のままでもどんどん耄碌していくという、 さもありなん……な物語。 現実の2022年は作者が昔、想像したほど 無味乾燥な世の中ではないだろうけれど、 別の様々な問題が山積しているのは間違いなさそうだ。
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