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栄光と狂気
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栄光と狂気
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商品レビュー
4.6
5件のお客様レビュー
一昔前の文体なので、タイムスリップしたみたい。60年代、70年代の、アメリカが立ち上がる。ボートとは、筋肉マッチョな男たちがただ漕ぐのではなく、自分との戦いだということは知らなかった。限界まで自分をどうやって持っていくか。なかなかできないよー。でも打ち込んだものがあるって、素敵な...
一昔前の文体なので、タイムスリップしたみたい。60年代、70年代の、アメリカが立ち上がる。ボートとは、筋肉マッチョな男たちがただ漕ぐのではなく、自分との戦いだということは知らなかった。限界まで自分をどうやって持っていくか。なかなかできないよー。でも打ち込んだものがあるって、素敵な生き方だと思う。90
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競技者としての自分の人生にとって、最も影響を与えた本と言ってもよい。何が競技に勝つことをそんなにまでして駆り立てるのか、純粋に競技に勝つことを追い求めることは狂気とも周りからは捉えられるかも知れない。 しかし、意義と価値という観点からすれば狂気とも言える意義は他者にとっての価値...
競技者としての自分の人生にとって、最も影響を与えた本と言ってもよい。何が競技に勝つことをそんなにまでして駆り立てるのか、純粋に競技に勝つことを追い求めることは狂気とも周りからは捉えられるかも知れない。 しかし、意義と価値という観点からすれば狂気とも言える意義は他者にとっての価値とは無関係であり、だからこそ何者にもこれを理解されなくても全力を尽くせるのではないかと思える。
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ロス五輪前のアメリカ漕艇界(とりわけシングル・スカル)の有力選手を追ったドキュメンタリー。ハルバースタムらしい群像劇。原題は「THE AMATEURS」。 「アメリカ・エスタブリッシュメントの本拠、ボストンの中心地ビーコンヒルの子弟が、社会的にほとんど知られることのない栄光のため...
ロス五輪前のアメリカ漕艇界(とりわけシングル・スカル)の有力選手を追ったドキュメンタリー。ハルバースタムらしい群像劇。原題は「THE AMATEURS」。 「アメリカ・エスタブリッシュメントの本拠、ボストンの中心地ビーコンヒルの子弟が、社会的にほとんど知られることのない栄光のためにあれほどの時間を投入し、あれほどの苦痛を耐え忍ぶというのは、気違い沙汰に思える。だが、衆にぬきんでるという一事のために気違いになれるのは、現代社会ではアマチュアにだけ許された特権なのかもしれない」 1903年にプリンストン大学の学長W・ウィルソンが法科大学院設立のためA・カーネギーに寄付を依頼し、スコットランド的な大学だと訴えたときの話。 「いまの若者に必要なのはローではなく、ローイングだと喝破した。ボートは人格形成に役立ち、学業に疲れた頭をいやすのに絶大な効果がある。しかもボートを漕いでいれば、あのいやらしいアメリカン・フットボールなんぞに近づかずにすむ。だから、わがカーネギーは近くの流れをせきとめ、ボートが漕げる人工湖をつくろう」 そして15万ドルの寄付で、ロースクールではなくカーネギー湖が生まれた。
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