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私の浅草 新潮文庫
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私の浅草 新潮文庫

沢村貞子【著】

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私の浅草 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1987/11/25
JAN 9784101291024

私の浅草

¥330

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2010/05/28

沢村貞子の少女時代の…

沢村貞子の少女時代の、生き生きとした浅草の思い出。粋で活気があって、ノスタルジックな気持になります。

文庫OFF

2017/08/17

1996年に亡くなった役者・沢村貞子が、生まれ育った浅草の風物、 家族の思い出等、下町の暮らしを綴ったエッセイである。 なんだろう、この人の文章の上手さは。気のきいた言い回しなどない のだが、すーっと気持ちに入って来るのだ。 下町の、貧しいけれども身の丈にあった暮らしを精一杯...

1996年に亡くなった役者・沢村貞子が、生まれ育った浅草の風物、 家族の思い出等、下町の暮らしを綴ったエッセイである。 なんだろう、この人の文章の上手さは。気のきいた言い回しなどない のだが、すーっと気持ちに入って来るのだ。 下町の、貧しいけれども身の丈にあった暮らしを精一杯生きた人々の 記憶でもある。ほろりとさせられる話もあるが、全編温かい気持ちが 伝わって来る。 ほんの少しいたんでいるみかんを「あたりみかん」なんて言うの、 いいねぇ。 読みながら大笑いしたり、ニヤニヤさせられたりする本はあるが、 本書は知らず知らずににっこりさせてくれる。 こんなエッセイを書ける人は、本業の文筆家でも少ないのではない だろうか。

Posted by ブクログ

2017/07/21

2ページから長くても5,6ページ程度。 出てくる人々がみな、生き生きとしている。 エッセイということだけれど、「パン屋のしろちゃん」や「秋田の女」などなど、それぞれが小説のようなひとつの「お話」として成り立ちそう。 白粉、物売り、髷、芝居に祭り、年中行事…。 古きよき浅草の、風...

2ページから長くても5,6ページ程度。 出てくる人々がみな、生き生きとしている。 エッセイということだけれど、「パン屋のしろちゃん」や「秋田の女」などなど、それぞれが小説のようなひとつの「お話」として成り立ちそう。 白粉、物売り、髷、芝居に祭り、年中行事…。 古きよき浅草の、風情や情緒に包まれてた1冊。 あの沢村さんの、つややかだけどしゃんとされた姿のもとは、ここにあるのかもしれないと思った。

Posted by ブクログ