1,800円以上の注文で送料無料

現代読書法 講談社学術文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

現代読書法 講談社学術文庫

田中菊雄【著】

追加する に追加する

現代読書法 講談社学術文庫

定価 ¥748

715 定価より33円(4%)おトク

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1987/02/10
JAN 9784061587755

現代読書法

¥715

商品レビュー

4.4

7件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/01/03

列車のボーイから教師→岩波英語辞書の編者→大学教授になった著者が数多くの先人達の読書に対する考え方を抜きがきという形で紹介し、そこに自身の思いや経験談を加えて後人たちのためにと綴った本。 何かを学ぶときには一冊の標準書を精読しその分野のその他の書籍を補助用として読むこと、目録に...

列車のボーイから教師→岩波英語辞書の編者→大学教授になった著者が数多くの先人達の読書に対する考え方を抜きがきという形で紹介し、そこに自身の思いや経験談を加えて後人たちのためにと綴った本。 何かを学ぶときには一冊の標準書を精読しその分野のその他の書籍を補助用として読むこと、目録にはざっと目を通すこと、必ず鉛筆一冊の備忘録を用意すること、記憶は回数が重要であることなど現代でも色褪せない読書法が記されていた。 読書法だけでなく書物を愛する著者の人となりも大変興味深く、月俸が18円の時代に80円のセンチュリー大事典を月賦で購入してその後一年間食卓のおかずは沢庵のみだった話や、巻末の解説に書いてある著者を紹介する文だけでも面白かった。なんでもスマホで調べられる時代に生きる私としては背筋が伸びる思いがした。 またこの本には文庫本ながら著者の思い通りに巻末に索引がついているところにもグッと来た。

Posted by ブクログ

2020/06/01

田中菊雄(1893~1975年)氏は、北海道に生まれ、父親の事業の失敗等により高等小学校しか卒業していないが、その後、主に独学で英語を勉強する傍ら、高等小学校、中等学校、高等学校の教員試験に次々と合格し、北海道、広島、新潟、富山、山形などで教鞭をとりつつ、複数の英和辞典の編纂に関...

田中菊雄(1893~1975年)氏は、北海道に生まれ、父親の事業の失敗等により高等小学校しか卒業していないが、その後、主に独学で英語を勉強する傍ら、高等小学校、中等学校、高等学校の教員試験に次々と合格し、北海道、広島、新潟、富山、山形などで教鞭をとりつつ、複数の英和辞典の編纂に関わった。中でも、実質的に独力で編纂したといわれる、1936年出版の『岩波英和辞典』は、世界最高の辞書といわれる「オックスフォード英語辞典 (OED)」を凝縮したものとして、絶版以降20年を経ても、多くの英語関係者が絶賛する伝説の英和辞典である。 本書は、1948年に発表され、数度の再版を経て、1987年に講談社学術文庫から出版された。(現在は絶版) 本書は、題名通り、読書の方法や情報取得・整理の技術について幅広い視点から書かれたもので、当時であれば画期的な内容であったと想像されるし(解説で紀田順一郎氏も書いているように、梅棹忠夫氏のベストセラー『知的生産の技術』(1969年)の20年も前に出ているのだ)、基本的な内容については今でも大いに参考になるものである。 しかし、本書を今でも読むに値する本たらしめているのは、本書には「自分の眼は書物を読むためにあるのだから、盲目になるまで読書をしようと心にきめた。命はみじかい。二流、三流の書物を読んでいては一流の書物が読めない。はじめからまっすぐに一流の書物を読まなくては」という心構えで書物に接し続けた著者の、書物愛と知的生活に対する情熱が溢れており、伝説の英和辞典を編んだ著者がどのような人物であったのかを語ってくれているからである。 引用されている人物・作品は、カーライル、吉田松陰、エマーソン、ニーチェ、モンテーニュ、阿部次郎、ゲーテ、リンカーン、本居宣長、シェイクスピア、与謝野晶子、小泉八雲、モーティマー・アドラー『本を如何に読むべきか(本を読む本)』、ジョン・ラスキン、ギッシング、新渡戸稲造、フランシス・ベーコン、ハマートン『知的生活』、夏目漱石、ヒルティ『幸福論』、小泉信三、エッカーマン『ゲーテとの対話』、聖書、五書仏教聖典、『菜根譚』、佐藤一斎『言志四録』、プラトン、マーカス・オーレリアス(マルクス・アウレリウス)『冥想録(自省録)』、徳富蘇峰など、古今東西を網羅しており、更に巻末には、読書に関する参考文献50冊が紹介されている。 一世の読書人、独学の士が、読書人の魂を訴える体験的読書論である。 (2008年4月了)

Posted by ブクログ

2018/10/28

【由来】 ・読書猿 【期待したもの】 ・何か、よさげ。古典っぽい?今、絶版。 【要約】 ・ 【ノート】 ・

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品