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インド洋の死闘 創元推理文庫
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インド洋の死闘 創元推理文庫

D.A.レイナー(著者), 鎌田三平(訳者)

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インド洋の死闘 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 1986/12/01
JAN 9784488230029

インド洋の死闘

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2013/07/25

老朽、格下、人員不足(+船長の病←マラリア)の英国艦VS若い艦齢、大型、新兵器搭載、もちろん人手たっぷりのフランス艦が、インド洋で三日間の死闘、とあつらえたような舞台だけれど、史実に基づいた物語。さらにお約束のように、英国艦の練度は高く、メンテナンス直後でスピードも早い。もちろん...

老朽、格下、人員不足(+船長の病←マラリア)の英国艦VS若い艦齢、大型、新兵器搭載、もちろん人手たっぷりのフランス艦が、インド洋で三日間の死闘、とあつらえたような舞台だけれど、史実に基づいた物語。さらにお約束のように、英国艦の練度は高く、メンテナンス直後でスピードも早い。もちろん、艦長は若くとも有能(17歳というホーンブロワーが候補生になった年齢ですでに海尉任官、24歳でポストキャプテン就任。物語当時27歳!!)。ややヘタレか? と思われた副長も思いがけなく活躍していく展開です。 ほかの帆船軍艦物語と決定的に違うのは、敵艦であるフランス艦の内部描写が英国艦のそれに迫るほど豊富なこと。そこでは、齢は英国艦よりも若いものの、長い就役で艦底が汚れて機動性に欠ける艦、乗員は多くともほとんどが言葉も通じない、兵とはいえない現地人水夫、そして決定的な艦長と副長の不和が明らかにされていきます。 それぞれに相手に長ずる点と劣る点を持ったまま、さて、その戦いの行方は? といったお話。 艦の動きに伴う作業について、一つ一つ説明があるのは親切。ただ、事実に基づいているせいか、おさえた筆致。そのために、やや盛り上がりに欠ける感じは否めません。 まあ、あの英仏の戦いの間には、こんなお話のようなできごともあったんだ、と理解しました。 なお、どうやら英国側の艦長は亡くなった後、ネルソンも眠るセント・ポール大聖堂に、ささやかながらモニュメントがつくられたようです。

Posted by ブクログ

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