現代アジア移民 その共生原理をもとめて

重松伸司【編著】

• 内容紹介: 内容:ブラジル日系人における分裂と統合-エスニシティとアイデンティティの問題 前山隆著. インド移民のアイデンティティ-日系移民との比較の視点から 重松伸司著. アイデンティティ・シンボルの模索と葛藤-在日朝鮮人と在スリランカ・インド系タミル人 山本真弓著. 日本人の異民族受容に関する一研究-在日韓国・朝鮮人についての大学生のイメ-ジ分析 田口純一著. マレ-シアにおける華人同郷会館活動の新傾向 谷口房男著. マラヤにおけるタミル移民と「社会改革運動」-南インド「タミル自尊運動」との比較による 重松伸司著. 移住における適応とアイデンティティ-サンタル族とシク教徒の事例を中心に 古屋野正伍著. イスラエルのユダヤ移民とエスニック問題-アジア・アフリカ系エスニック・グル-プの意味と役割 奥山真知著. 付:参考文献
• 販売会社／発売会社: 名古屋大学出版会
• 発売年月日: 1986/09/30
• JAN: 9784930689498

商品レビュー

2012/02/05

インドという多民族国家では諸民族を糾弾する核となる精神は人倫的であり主体的なところに求め荒れる。インドのナショナルアイデンティティは人格主義的であり、人格シンボルをとる。

在日朝鮮人は日本語を母語とする朝鮮人であるという点で、朝鮮半島に住む朝鮮人とは区別される存在。
アイデンティティの喪失に陥りやすい。

シオニズムは欧州でのユダヤ人社会に対する抑圧的な環境から逃れるための非難波をも問えるという側面も強かった。
ヨーロッパ系ユダヤ移民のもつ性格は近代的帝国主義的発展の被害者的側面と加害者的側面を有するものであった。