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もろさわようこの今昔物語集 わたしの古典11
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もろさわようこの今昔物語集 わたしの古典11

もろさわようこ【著】

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もろさわようこの今昔物語集 わたしの古典11

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 1986/08/01
JAN 9784081630110

もろさわようこの今昔物語集

¥110

商品レビュー

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2016/03/31

図書館で何気なく手に取って何となくパラパラめくり始めたら止まらなくなってしまい、結局一気読みしてしまいました。読み終えたばかりですが、既に文庫版の購入を考えています。 本書は、平安時代末期の説話集『今昔物語』を素材に創作された短編小説集とのこと。まえがきに当たる部分では作者自ら...

図書館で何気なく手に取って何となくパラパラめくり始めたら止まらなくなってしまい、結局一気読みしてしまいました。読み終えたばかりですが、既に文庫版の購入を考えています。 本書は、平安時代末期の説話集『今昔物語』を素材に創作された短編小説集とのこと。まえがきに当たる部分では作者自ら「直訳でも意訳でもない」とおっしゃっていましたが、実際に読んでみると、原典にはないきめ細やかな心理描写や、「女の幸福とは」といった現代的な視点が非常に新鮮で、思わず涙ぐんでしまうこともしばしば。 まるで、作者の手によって姫君たちが古典の世界から現代社会へと解き放たれてきたようで、本当に痛快でした。 芥川の『羅生門』において、羅生門の楼上で死体となって転がっていた「蛇を魚と偽って売っていた女」の話も、原典『今昔物語集』には収められていたんですね。 もろさわようこさんのリライトした「販女(ひさぎめ)」、したたかで生命力に満ち溢れた女の姿はめちゃめちゃ迫力がありました。面白かった!

Posted by ブクログ

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