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反射 ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1986/08/15 |
JAN | 9784150707194 |
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反射
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商品レビュー
4.1
7件のお客様レビュー
事故死した競馬写真家…
事故死した競馬写真家の家に強盗が押し入った。目的はなんなのか?アマチュア写真家のノアは自らの知識を駆使して事件の解明に挑む。競馬シリーズです。
文庫OFF
久しぶりに読んで驚いたのだけど、なかなかの名作である。前作「利腕」があまりにも有名なので、その影に隠れていたきらいがある。 主人公のフィリップ・ノアはプロの騎手であり、アマチュアのカメラマンである。友人の父親でプロのカメラマンが車で立木に激突して命を落とし、そのことに関わり合う...
久しぶりに読んで驚いたのだけど、なかなかの名作である。前作「利腕」があまりにも有名なので、その影に隠れていたきらいがある。 主人公のフィリップ・ノアはプロの騎手であり、アマチュアのカメラマンである。友人の父親でプロのカメラマンが車で立木に激突して命を落とし、そのことに関わり合う中で、奇妙な出来事に巻き込まれていく、という物語と、母親から半ば見捨てられて孤独に育った彼が、敵対している祖母の依頼でまだ見ぬ妹を捜すという物語が、平行して進行する。 家族環境とでたらめとしか思えない母親のおかげで、他人の間を転々としながら成長した主人公が、波風を立てぬように、他人と敵対しないように人の顔色ばかりをうかがいながら生きてきた感じがしみてくる。そして、そういう彼が新しい人生観を見つける姿は感動的だ。また、騎手という職業に関する、特に、自分が好きな仕事を続けられなくなるとき、人はどうしていくのかという問いかけは、胸に迫ってきた。 結局のところ、彼自身に才能があるわけで、その辺はフランシスの小説らしいところであるのだが。 ミステリとしては、謎解きの要素もあるものの、それほど重きを置かれている感じがしない。それどころか、結末に至るまで読んでいくと、もしかしたらかなりの異色作なのではないかという感じがする。「デス・ノート」ばりの、私的な正義と読めなくもないのだ。ただし、そのこと自体が、主人公の人生の在り方を大きく関わり合っていくので、後味は悪くない。 主人公の恋人役、僕はかなり好きな女性像である。
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この本も「読み返す本」「捨てられない1冊」。心から打ち解ける関係を必要とせず、求めもしなかったノアが、自分に妹がいると知らされ 天涯孤独だと思っていたのに 急遽親族の存在が出てくる。Dフランシスの小説は、裏表紙の説明や 紹介文を読んでも良さは伝わってきません。文と文の隙間にあふれ...
この本も「読み返す本」「捨てられない1冊」。心から打ち解ける関係を必要とせず、求めもしなかったノアが、自分に妹がいると知らされ 天涯孤独だと思っていたのに 急遽親族の存在が出てくる。Dフランシスの小説は、裏表紙の説明や 紹介文を読んでも良さは伝わってきません。文と文の隙間にあふれる言葉のやり取りや 主人公の心の変化 周りを取り囲む人たち 推理への引導 駆け引きが面白いのです。でも「XX」という漢字二文字のタイトルは 読んだか読んでいないか 覚えられない私です
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