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恋愛論 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1986/05/15 |
JAN | 9784061837904 |
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恋愛論
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恋愛論
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商品レビュー
4.2
10件のお客様レビュー
色々とスタイルを変え…
色々とスタイルを変えて書く橋本治だが、有吉佐和子について真摯に書いてある。読み応えがある。
文庫OFF
糸井重里が面白いって言ってたから読んでみる。 面白い。 笑えない。 でも笑える。 面白い。 「自分のしているガードで苦しくなっちゃった人間が、カードしなくて済む相手をうっかり発明しちゃう。」 「恋愛して救われたいし、宗教みたいにわたしの神様になってほしいもの。それが恋人同士だ...
糸井重里が面白いって言ってたから読んでみる。 面白い。 笑えない。 でも笑える。 面白い。 「自分のしているガードで苦しくなっちゃった人間が、カードしなくて済む相手をうっかり発明しちゃう。」 「恋愛して救われたいし、宗教みたいにわたしの神様になってほしいもの。それが恋人同士だとか」おもっちゃってるもの。 活字にすると、ばかだなー。でもそう思っている。 恋愛ってなんですかねー。 自分が変われるチャンスみたいな。 相手にも自分にもワクワクして 期待過多な毎日。 橋下さんの言葉で楽しくよかった。
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表題作の「恋愛論」のほか、3つのエッセイを収録し、カバー・デザインを手がけ、さらに「解説」まで著者本人が書いています。 「気むずかしい赤胴鈴之助」は、ヒーローに憧れた少年時代の回想、「誰が彼女を殺したか?」は有吉佐和子論、「セーター騒動顛末紀」は『橋本治の手トリ足トリ男の編み物...
表題作の「恋愛論」のほか、3つのエッセイを収録し、カバー・デザインを手がけ、さらに「解説」まで著者本人が書いています。 「気むずかしい赤胴鈴之助」は、ヒーローに憧れた少年時代の回想、「誰が彼女を殺したか?」は有吉佐和子論、「セーター騒動顛末紀」は『橋本治の手トリ足トリ男の編み物』を出版したことをめぐって、技術を自分の知識の中に上手く位置づけられないインテリに対して、身体を甘く見ているのではないかと批判したもの。 そして表題作の「恋愛論」は、1985年の講演で、著者が自身の初恋(同性愛)を赤裸々に語っています。本書を読むまで、この人ほど人間が見えてしまっている人に、いったい恋愛ができるのだろうか、と疑問に感じていたのですが、まったく不見識だったと気づかされました。 本書を読むときに注意しないといけないのは、「男とは……だ」「女とは……だ」「恋愛とは……だ」といったような、粗雑なまとめ方をしているのはいったい誰なのか、ということ。「「ホントに女なんか嫌だ!」って言いたい時だって、「やっぱり彼女がいるから、あの人の為に“女は嫌いだ”っていうような引っくくり方したくないな……」っていうような、そういう思い方をズーッとしてた男なんだぜ」と大見得を切る著者は、「結局、あなたは女に興味がないんでしょ? そうなのよね、分ったわ」と言う女に対して、「女が嫌いかどうかはともかく、お前という女が嫌いだということだけははっきりしている」と言ってしまう人です。そして、そのような腹のくくり方を氏に教えてくれた母親のエピソードの途中で、著者は感極まって泣いてしまいます。 そのくらい腹をくくって相手に向き合ってきた著者の軌跡が語られているわけですが、やっぱりすごいインパクトです。
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