変(1) ヤングジャンプC

奥浩哉(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 1991/04/19
• JAN: 9784088610252

商品レビュー

2020/06/01

変というテーマで
1～3巻はオムニバス形式の
短編作品が続く
表紙の二人の話が
4巻以降メインのストーリーとして
展開していく

世代によっては奥浩哉と言えば
GANTZではなく
変と言う人もいるだろう
4巻以降のメインストーリーは
ドラマ CDドラマ化されている

2014/11/05

初版発行当時に読んでいて、数年前に全巻一気に読み返したが、今また読みたくなってしまった。缶けりの話とか、SFちっくで今読んでも面白いわー。この短編『缶』のちびで手が早い結希と西の関係性が半田と川藤っぽい。
鈴木があんげんでしか聴こえなくなってきた、
「俺たちは男同士愛しあってる！！そうだよな…」
「ちがう 勝手に決めるな」
「…でも 男同士なんだよな…」
「だからなんなんだ」
「俺さ…前から考えてたんだけどよ 実は女なんじゃねぇか……おまえって…てな」
「は？」の下り…（笑）
「い いかん！！むらむらっときた！！」
「わーーーーーっ！！絶交だっ 絶交するぞっ！！」
とか…今読んでも面白いわー、笑えるわー。
少年誌で
「い いかん！！むらむらっときた！！」
と言う台詞が男に対して言われていると言う事実に（笑）
鈴木はDTじゃなかったけど、DTの男子たちにとっては「見た目まんま女の子だけどちゃんと男子」って存在は通過儀礼ではないが、普段触れあえない女子に対する免疫つける意味でも必要な存在であるんじゃないかなぁ、あくまでも見た目が可愛いってだけでちゃんと男の子ってとこが大事なんだけど。女性作家が妄想してそう言う話描くのはよく解るんだけど、さっき『変』の1巻読み返してみると奥先生、女の子みたいに可愛らしいけどちゃんと男の子な男子のモチーフを繰り返し練っていると言う気がした。同時収録の『缶』の結希もそうだし、見た目の可愛さに抗ってる男の子を描こうとする原動力は男子がちゃんと女子と触れあえない時期に「見るだけだったら女子と変わらないくらい可愛い男の子」がいればシュミレーションが成り立つと言う、男子のDT力が根底にあるんじゃないか、って気がしてきた。現在もDTである必要はなく、なんつーかDT力、かつてのDTマインドでもいいんだが。まあ私は女子だがDTの気持ちは代弁できんが（笑）

2009/10/15

面白かったし、展開も良かったけど
本が棚に入らなくなったので、手放しました。

個人的に2巻か4巻のどちらかにあった短編が好きだったなあ。
銀行強盗に入られて、殺された後、怪物になる話。
男の子がすごい良い子で感動したなあ。