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陽だまりの樹 手塚治虫漫画全集(10) 手塚治虫漫画全集
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1994/08/01 |
JAN | 9784061759350 |
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陽だまりの樹 手塚治虫漫画全集(10)
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陽だまりの樹 手塚治虫漫画全集(10)
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商品レビュー
4
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「テロリストの夜」 「長沢村異聞」 「農兵節」 「浪士組結成」 この四章は前巻に入っているので省きます。 「恩師江戸入り」 緒方洪庵江戸に入る。 良仙(元良庵)は色々と計画を建てるが村田蔵六(後の大村益次郎)に止められる。 夜になってようやく緒方先生に会いに行く事ができた良仙。 帰り道、お品が子供に種痘をして欲しいと頼む。 良仙、種痘所に寄り種痘をする。 そこに入ってきたのは丑久保だった。 お品の素性を知ってる良仙は呼び止めるが出ていく。 文久三年二月三日、江戸城大奥で御台様を診察。 診察してても、微妙な空気が流れる。 そして、良仙、軍医になることを決意する。 「宝珠を斬る」 お紺の店でおつねに黙って居続ける。逃げてる良仙。 お紺は井筒屋の後ろ盾あって、歩兵組駐屯造成の木材一手を引き受けるつもりでいる。 だが、それを阻止するために多摩屋の倅がお紺の過去を調べ上げた。 バラされたくなければ手を引けと… お紺はやけ酒を煽りながら良仙に相談する。 彫り物を隠すため皮膚移植をやってくれと頼み込み、良仙は承諾する。 一応終わってうたた寝して嫌な夢を見る。 良仙は信じる。治ることを。 お紺が治る日の前日に英艦砲撃とのかわら版。 その夜、お紺の彫り物を確かめに多真家から賊侵入。 岡っ引きがひっ捕らえて事なきを経て。 お紺は入れ札で勝った。 「天網恢恢」 緒方洪庵、吐血して頓死。 死後報告になったが、良仙は軍医になることを決意する。 品川には外国の軍艦が並んでいる。 福沢はイギリスやフランスと戦争なんて狂気の沙汰だと言う。 お品は子供を抱えて出ていくが、丑久保に止められる。 丑久保が頼った先は多摩屋の倅。お紺を斬って欲しいと。 イギリス人と一緒なら面目も立つという。 お紺が集めた材木で歩兵組駐屯造成されるからだ。 その時出会ったお紺と万次郎。 お紺とワーグマンは帰路につく時、丑久保登場。 丑久保、歩兵隊の銃弾を浴びる。 どうにか多真家にたどり着き、首を打ち取り、丑久保も絶命。 「真忠組」 常総国九十九里浜小関村の旅籠大村屋に真忠組と名乗る者達が逗留。 不動尊村の豪農、佐久間東吉の家に五百両を出せと。 菊水の紋、楠正成公を引き合いに出し、金、米をせしめる。名を楠音次郎。 したい放題の真忠組。その噂は万次郎の耳に届く。 ついに歩兵隊の初陣の話が来た。 真忠組を殲滅せよと。万次郎は各自に判断を委ねる。 その夜、良仙がやって来る。 歩兵隊に付いてくるか聞くと誰も賛同せず解散。 万次郎は一人でも行く。 解散したにもかかわらず、再度集まる歩兵隊。 一緒に行くと申し出た。 良仙、万次郎に平助の経緯を語る。 平助は新撰組の隊員を斬って追われている。 どうも小口順之助=三浦帯刀、真忠組に匿われているらしいとの事だった。 小休止中に出会った女性は彩。音次郎の妹。 再度情報を得るために綾に 鳥追い女(物乞い) の格好をさせ潜入させる。 そして役人に捕まり、万次郎に再度会うことに。 明日の朝に突入をしたい万次郎。引き払うことにした音次郎。 綾は、刻限までに帰って来ない。 色んな事が繋がってきました。 勿論物語は途切れてませんがw 自分の中で、ぶつ切りだったのが、「こことあそこが繋がった!」というカンジです。 全部を把握できた訳ではありませんが、ものすごく勉強になります。
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<全11巻通してのレビュー> 面白く一気に読める。 無骨で真面目な下級藩士である万二郎と遊び人の蘭方医である良庵の二人が主人公。幕末という時代で、開国、徳川崩壊という変局に直面した武士と、漢方医が主流の中で西洋医学の有意性を説く医師、という性格も置かれた立場も異なる二人がこの時...
<全11巻通してのレビュー> 面白く一気に読める。 無骨で真面目な下級藩士である万二郎と遊び人の蘭方医である良庵の二人が主人公。幕末という時代で、開国、徳川崩壊という変局に直面した武士と、漢方医が主流の中で西洋医学の有意性を説く医師、という性格も置かれた立場も異なる二人がこの時代ならではの、己の生き方に葛藤し成長して行くストーリー。 西郷隆盛や勝海舟の様な強運でドラマチックな展開もなく、盛り上がりに欠ける為、手塚治虫作品にしてはメジャーにならなかったのも理解できる。 しかし、実在の人物を題材にしているだけあって、都合良く思い通りに進まないのが返って良い。想い人とは添え遂げられす、望まぬ結婚をしたり、気の進まない軍医になったりと、ちっとも上手くいかず散々だ。だからこそ、とても現実的で、志を幾ら高く持っても英雄になれなかったこの時代の多くの志士達の人生が伺える。それだけに余計に奥深く心に残る。
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