1,800円以上の注文で送料無料
きりひと讃歌 手塚治虫漫画全集(4) 手塚治虫漫画全集
  • 中古
  • コミック
  • 講談社
  • 1103-99-05

きりひと讃歌 手塚治虫漫画全集(4) 手塚治虫漫画全集

手塚治虫(著者)

追加する に追加する

きりひと讃歌 手塚治虫漫画全集(4) 手塚治虫漫画全集

定価 ¥641

385 定価より256円(39%)おトク

獲得ポイント3P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1977/12/01
JAN 9784061086340

きりひと讃歌 手塚治虫漫画全集(4)

¥385

商品レビュー

4.5

8件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/02/09

 竜ケ浦教授のモンモウ病のウイルス説は、マスコミで話題となった。また、接触感染であるという説や病原体を確認した発表も出た。得体の知れない伝染病への恐怖、さらに、万物の霊長たる人類が、犬や獣類のような姿に退化することが、終末思想に結びついた。世紀末に、神の審判が下る啓示であるとする...

 竜ケ浦教授のモンモウ病のウイルス説は、マスコミで話題となった。また、接触感染であるという説や病原体を確認した発表も出た。得体の知れない伝染病への恐怖、さらに、万物の霊長たる人類が、犬や獣類のような姿に退化することが、終末思想に結びついた。世紀末に、神の審判が下る啓示であるとするものもあり、人類は破局に向かうとされた。  そして、世界各地から、モンモウ病の症例が届くようになった。またウイルス説を否定する研究者のグループもいた。  竜ケ浦教授には、講演依頼が殺到するが、全て断った。重要なのは、医師会選挙だった。  占部は、精神に異常をきたし、ヘレンを病院から連れ出し、整形技術のある奥羽大学病院に連れて行く。そこにヘレンを置いて、トラックに飛び込み自殺をする。奥羽大学病院の医師は、竜ケ浦教授の反対派だった。しかし、竜ケ浦教授の連絡で、ヘレンの手術を断念する。そして、ヘレンは、大学病院に連れ戻される途中で、鉱山のスラム街に、モンモウ病らしき、病人を見る。ヘレンは車から降りて、その病人を見る。モンモウ病ではないが、カシンベック病という中毒性骨疾患だった。その患者が多くいた。原因は不明だった。ヘレンは、その鉱山のスラム街に残ることを決意する。その患者たちに、寄り添うのだった。そして、ヘレンは鉱山のスラムの人に顔を晒すのだった。  小山内は、シリアで、イヌの先生と呼ばれて、無医村の中で、医師として面倒を見るのだった。小山内は、そこで、竜ケ浦教授の報告を見ることで、竜ケ浦教授の企みを知ったのだった。そして、小山内は、モンモウ病は伝染病ではないということを証明するために日本に戻る決意をする。住民たちは、小山内に日本に戻るお金を集めて、日本に行き、再び戻ってきてほしいと懇願する。  小山内は、徳島の犬神沢に戻り、たづを殺した男を捕まえる。殺すことなく、たづを葬った住職にその男を預ける。そして、村長にあい竜ケ浦の陰謀を知る。そして、鉱山にいるイヌ女の評判を聞き、ヘレンを訪ねる。ヘレンは献身的にカシンベック病の患者と向き合っていた。それはなんびょうで助からないと小山内がいうと、モンモウ病も治らないと思っておられるのかとヘレンに問われる。  小山内の中で変化が起こる。この物語が1番の重要なことだ。  小山内は竜ケ浦に復讐を始める。小山内は医師会の投票場に姿を現し、モンモウ病であることを告げ、医局を除籍されたことを告白する。それでも、竜ケ浦教授は医師会長になる。そして、モンモウ病の兆候が発現する。そして、小山内は?  竜ヶ浦教授が権力闘争の中で精神的に破滅していくのに対し、桐人はイヌ男になりながらも、医師としての良心を失わず、苦しむ人々を救い続ける。醜い姿の桐人が聖者のように描かれ、竜ヶ浦が内面から腐敗していく対比こそが、残酷で鮮やかな物語になっている。手塚治虫の中で、医療を扱った傑作ですね。

Posted by ブクログ

2021/07/23

人が獣のようになる病を追い、陥れられて自らも獣のような見た目となった医師の物語。獣のような主人公はむしろ人間的であり、人間である登場人物は獣のように描かれているところがある。 人間のような獣たちを通して人間の善悪の混沌(人間にある弱い部分の露出)を描く一方で、獣のようになった主...

人が獣のようになる病を追い、陥れられて自らも獣のような見た目となった医師の物語。獣のような主人公はむしろ人間的であり、人間である登場人物は獣のように描かれているところがある。 人間のような獣たちを通して人間の善悪の混沌(人間にある弱い部分の露出)を描く一方で、獣のようになった主人公を通して正しさを信じ行動し続ける強い人間性を描いていると思う。「キリスト」と「きりひと」をかけているようなタイトルであるのもおそらくここで、人間とキリスト(重ねてきりひと)の対比をしていた。 ストーリーとしてかなり面白く、読ませる内容だった。だからといって何かを学んだというわけでもないのだが、人間の汚い部分と綺麗な部分の両面をシリアスに描いた作品であり、そういうヒューマンストーリーが好きな人にはかなり面白いだろうと思う作品だった。

Posted by ブクログ

2016/08/30

人間が病気と闘って、克服していく物語だとどこかで思っていた。だけど、それは大きな間違いだったのではないかと思う最終巻。少ないながら今まで読んだ手塚治虫作品では1番面白かった。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す