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攻殻機動隊(デラックス版)(1) KCDX248
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1991/10/05 |
JAN | 9784063132489 |
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攻殻機動隊(デラックス版)(1)
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商品レビュー
4.4
107件のお客様レビュー
原作を読んでなかったので読んだ。1991年にこれが出て付いてこれてた人少ないんじゃないかと思う。今読んでもテクノロジーや宗教、世界情勢にかなり明るくないと意味不明だと思われる。絵柄は古いと言えば古いが、安っぽくないため、通時代性があるのではないか
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原典回帰。 アニメ、映画ばかり一生懸命見て、出会ってから10年以上も経ってやっとの読了である。だって音楽も映像もカッコよくて、原典読むのは怖かったのだもの。 アニメよりも素子が陽気なのだけど、作品の本質は変わってない。そこにまず驚いた。アニメはかなり改変してると思っていたからだ。ただ、バトーさんのロマンスは無い。印象的なシーンもセリフもサクッと流されたり笑いとばしたりしてて、作者の方の性格がチラ見えする。大事なことを大事と言わない。私には衝撃だった世界の捉え方も、入口にすぎないのね。 やっぱり情報量と必要知識量がわが脳では追っつかない。追っつかないのだから理解なんてしようも無い(し理解してもらおうとも思ってないような)のだが、この作品の生命観はとっても受け入れ安いのだ感覚として。ゴーストって表現するぐらいだから感覚でものを言っても許してもらえると思う。命も神(仏)も相。宗教も哲学もスピもSFもその状態をなんとか言葉に落とし込む行為で。仏教的ではあるのかなぁ。エンとか言うし。私は世界を糸として捉えているからこのあたりも受け入れ安い。 素子が人形遣いと結婚する時の描写はケン・リュウ『1ビットのエラー』のラストを思い出した。即決したのは「素子」が消失しないからだよねたぶん。 この世界に散らばる「ワタシ」を結合(制約)しているのは身体で、「私の死」を意味消失と表現するのとかめっちゃ痺れる。『「ワタシ」はどこにでもいる』という結びはよく見かける結末だし、思想でもある。なるたけ結合状態を維持したいが、この結びはどこか安心する。意味としては消えるが、本質としては遺る、みたいな。遺りたくは無いのだけど、そうなのだとささやくのだ。私のゴーストが。 良いわぁ。原点だわ。 監督が「素子の脳の在処を誰も聞かなかった」と言っていたのがずっと頭に残っている。素子は情報ではなく、個体。
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広大、深遠な世界観を打ち立てたSFにして、「攻殻機動隊」サーガの原点。 西暦2029年…企業のネットが地球を覆い、電子や光が駆け巡っても国家や民族が消えてなくなるほど情報化されていない近未来。 アジアの一角に横たわる奇妙な企業集合体国・日本。マイクロマシン技術を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及した。生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に抑える内務省直属の攻性公安警察組織「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)が暗躍する。 科学技術は飛躍的に進んだものの、退廃し、荒んだサイバーパンクの近未来像がまずたまりません。1991年という、インターネットがまだ普及していない時代にこの作品を世に放った作者の先見性にも驚愕させられます。緻密に描き込まれた背景描写と、「機械にはない人間性とは」という哲学的な問いを投げかける、無二の作品と思います。映画・アニメ等、「攻殻機動隊」の世界は広がっていきますが、映画・アニメに見られるシリアスさが原作漫画では薄めで、コミカルな描写や、草薙素子のふざけた陽キャっぷりが意外です。
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