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攻殻機動隊(デラックス版)(1) KCDX248
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攻殻機動隊(デラックス版)(1) KCDX248

士郎正宗(著者)

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攻殻機動隊(デラックス版)(1) KCDX248

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1991/10/05
JAN 9784063132489

攻殻機動隊(デラックス版)(1)

¥1,650

商品レビュー

4.4

112件のお客様レビュー

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2026/08/04

サイエンスSARU版のアニメ化に触発されて再読。 押井守の映画版や神山健治の『SAC』シリーズなど、映像作品は数々あれど、原点は漫画版に集約される。 各クリエイターが原典のエッセンスを抽出し、昇華させていたからこそ、派生作品だけでも『攻殻機動隊』という巨大な世界観を語ることが可能...

サイエンスSARU版のアニメ化に触発されて再読。 押井守の映画版や神山健治の『SAC』シリーズなど、映像作品は数々あれど、原点は漫画版に集約される。 各クリエイターが原典のエッセンスを抽出し、昇華させていたからこそ、派生作品だけでも『攻殻機動隊』という巨大な世界観を語ることが可能であった。むしろ、原典がこれまでアニメ化されていなかったというのは、ある意味で盲点であったかもしれない。 もっとも、漫画版ならではの緻密なSF表現、難解な専門用語の洪水、そして80年代特有のポップさとそれなりの癖がある。 それでも、サイエンスSARU版が優れた「翻訳書」としての役割を果たしているので原典である本書に立ち返り、初期衝動としてのサイバーパンクの熱量を体感してほしい。 30年以上前の再読に耐えうる歳月を経てもなお新しい気づきを与えてくれる不朽の名著である。

Posted by ブクログ

2026/01/14

アニメや映画は見たのに原作を見たことがなかったので。 もっとシリアスな漫画かと思いきや、意外とコミカルな内容になっていて驚いた。かなり難解ではあるものの世界観に引き込まれて読み切ることができた。 AIが当たり前な現代だからこそ、人間とは、AIとは、物凄く考えさせられる漫画でし...

アニメや映画は見たのに原作を見たことがなかったので。 もっとシリアスな漫画かと思いきや、意外とコミカルな内容になっていて驚いた。かなり難解ではあるものの世界観に引き込まれて読み切ることができた。 AIが当たり前な現代だからこそ、人間とは、AIとは、物凄く考えさせられる漫画でした。

Posted by ブクログ

2025/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 士郎正宗 SFというジャンルの継承者であり、バラード以降最も影響力を持つ未来の感受性とビジュアルを作り出した日本の漫画家である。 彼の描いた認知革命の本質は情報空間と物理空間が融解する内部表現の存在を世に知らしめたことにあり、彼の漫画はその意味において初期から一貫している。 小学生のとき母方の祖母の家で、叔父の部屋で見つけた「アップルシード」を読んだときは何がなんだかさっぱり分からず、、、80年代後半マニアックなSFマニアの間で熱狂的カルトな人気を持っていた士郎正宗の漫画。 今は士郎正宗こそが日本の代表的なSF作家であると分かる。 SF小説の歴史はアメリカから始まり、まさに20世紀以降の人類の価値観に影響を与えてきた。 アシモフ、クラーク、ハインラインら三大SF作家により花開いた超科学の想像力はロボットの開発、人類の覚醒、リベラル社会主義のユートピア、IT産業のちのシリコンバレーの精神的支柱などなどあらゆる分野に派生。 日本でもSFの想像力は独自の進化を遂げた。小松左京、安部公房は独力で自らのSF観を発酵、熟成。 なによりも手塚治虫により漫画は小説に継ぐSF表現の揺籃の地となった。 ときわ荘が生み出したSFは今や国境も年代も超えて共通言語を獲得している。 藤子F不二雄のSF短編集は80年代のSF研の古典であり、それらを理解、再解釈することで SFの批評空間が育まれてきた。 それら全てのSFの文脈を過去のものにしたJ.G.バラード。 バラードには「SFとは未来のビジュアルや世界観を描くのではなく、未来に生きる人の感受性を描くジャンルだ」と言う有名な言葉がある。結晶に飲まれる終末世界を歓迎して終わる「結晶世界」は、今この瞬間を生きる我々の価値観、感情の動き、快不快は未来においては少数派になる衝撃を突きつける。 感受性を描くとはつまり、物理空間も情報空間(言語空間が近代以降の人間の限界)も内部表現にすぎないことを突きつける。今現在の認知科学、AI研究の最先端とも共鳴する。 スタニスワフ・レムもバラードの解釈の延長線上で理解できる。「惑星ソラリス」は内部表現そのものに干渉する外部の存在を示唆、「未来学会議」が描いた薬物による情報空間の管理は「コングレス未来学会議」「攻殻機動隊SAC2045」によるVR空間の導入によって更なる臨場感を得た。 士郎正宗の電脳世界はリアリティの拠り所が物理空間から情報空間へと移行する様を濃密に先取りしている。 そして彼の最も偉大な達成は漫画形式の過剰(補足情報を枠外に転載、ネットワークに関するビジュアルを収集、加工して枠内に貼り付ける、情報量の過剰など)が電脳世界と同期して読者に眩暈をもたらす漫画体験を作り出したという点にある。 そして情報空間を浮遊するかつて草薙素子であった情報思念体はひたすらに裸体なのである。内部表現の標準化の果てに何があるか。それは人間のあくなき身体性(他者との繋がり)への願望ではないか。 現時点ではSFというジャンルは役目を終えている感があって少し寂しかったが、もう少し未来から見ると20世紀以降最も人に影響を与えた価値観はSFということになるんじゃないかとワクワクしている。

Posted by ブクログ

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