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天上の虹(18) キスKC
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2002/01/11 |
JAN | 9784063259674 |
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天上の虹(18)
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(2015.07.20読了)(2002.01.16購入) 持統天皇は、そろそろ次に天皇になる人物を決める時期にきたと判断しました。一方的に決めたのでは、不満をもつものもあらわれると判断し、合議をして決めることにします。 皇太子になる権利のある人たちの中でだれがいいのか、事前に多数...
(2015.07.20読了)(2002.01.16購入) 持統天皇は、そろそろ次に天皇になる人物を決める時期にきたと判断しました。一方的に決めたのでは、不満をもつものもあらわれると判断し、合議をして決めることにします。 皇太子になる権利のある人たちの中でだれがいいのか、事前に多数派工作を進める人たちもいます。 弓削皇子は、兄の長皇子が皇太子にふさわしいと説いて歩きます。 合議の場では、大友皇子の息子の葛野王が長子継承の法を立て、争いが起らないようにすべきで、その原則に従えば、珂瑠皇子がふさわしいと述べます。 この原則に従えば、天智天皇の直系である自分こそふさわしいと主張することも可能だったのですが。 これに対し、弓削皇子は、長皇子を押します。理由は、珂瑠皇子では、実績や経験が不足しているということです。 みんなの意見を聞いたうえで、持統天皇は、珂瑠皇子を皇太子として指名します。 皇太子が決まったところで、持統天皇は、政権を安定させるために、葛野王と弓削皇子に地位と役割を与えます。 弓削皇子と珂瑠皇子の姉の氷高皇女を娶せる話が進みますが、弓削皇子と珂瑠皇子の正妻・紀皇女との関係が発覚し、破談となります。 忍壁皇子のもとで進められていた『日本紀』と『古事記』の編纂が最終段階に差し掛かっています。中国の歴史書に登場する卑弥呼についての記述がないことに柿本人麻呂が、異を唱えますが、忍壁皇子は、卑弥呼を天皇家の中に位置づけると約束します。 持統天皇は、歴史書の編纂を唐と国交を再開するための重要な資料と位置づけています。 持統天皇は、現代の日本が直面している中国との関係を述べているかのようです。里中さんの思い入れも、なかなか大変なものであることがわかります。 【目次】 第50章 皇太子 第51章 弓削皇子 第52章 歴史書 ●責任感(18頁) (珂瑠王子)責任感……て? (氷高皇女)この国の運命をになうことよ わが国の国土のすべてを外敵から守り かつ―大自然の力である嵐や洪水から人々を守るための治水 土木工事をすすめ― 国土から生まれるすべての産物を把握 管理 分配し― この国土に生きるすべての人々の生命と暮らしを守り 育てる― 「責任感」よ ●律令制度(29頁) (阿閇皇女)今 天皇さまが推しすすめておいでの律令制度がととのえば― 政治は天皇一人ではなく政府全体でになうことになる そうすれば天皇とは― 強くなくても経験がなくても人格さえ清らかであればいい― ●歴史書(182頁) (持統天皇)なんのために歴史書をまとめるのか!? 唐から「弱小な途上国」と見なされて攻めこまれるのを防ぐためではないか! 「唐の属国になりたくない」「わが国独自の立場を固めたい」それがなぜわからぬ へり下っていてはやがてわが国は唐の一部となり消滅してしまう! ☆関連図書(既読) 「天上の虹(01)」里中満智子著、講談社、1984.09.14 「天上の虹(02)」里中満智子著、講談社、1985.05.14 「天上の虹(03)」里中満智子著、講談社、1986.01.14 「天上の虹(04)」里中満智子著、講談社、1986.11.14 「天上の虹(05)」里中満智子著、講談社、1987.07.13 「天上の虹(06)」里中満智子著、講談社、1988.03.12 「天上の虹(07)」里中満智子著、講談社、1988.12.13 「天上の虹(08)」里中満智子著、講談社、1989.10.13 「天上の虹(09)」里中満智子著、講談社、1990.09.13 「天上の虹(10)」里中満智子著、講談社、1991.05.13 「天上の虹(11)」里中満智子著、講談社、1992.02.13 「天上の虹(12)」里中満智子著、講談社、1992.11.13 「天上の虹(13)」里中満智子著、講談社、1993.08.10 「天上の虹(14)」里中満智子著、講談社、1994.07.13 「天上の虹(15)」里中満智子著、講談社、1995.04.13 「天上の虹(16)」里中満智子著、講談社、1997.08.07 「天上の虹(17)」里中満智子著、講談社、1999.06.11 (2015年7月21日・記) (表紙より) 律令制定、国史編纂……。 夫(天武天皇)の遺志を受け継ぎ、夢中で国を統治してきた讃良。 近代国家の礎は固まりつつある。ついに、讃良の後継者となる皇太子をきめるときがやってきた!
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