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沈黙の艦隊(文庫版)(16) 講談社漫画文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1998/09/10 |
JAN | 9784062604673 |
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沈黙の艦隊(文庫版)(16)
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沈黙の艦隊(文庫版)(16)
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
「沈黙の艦隊」文庫版、全16巻、読み終わりました。 難しかったっ! でも、後半に差し掛かったら、結末が気になって、あっという間に読んでしまいました。 米軍との密約で生まれた日本初の「原子力潜水艦やまと」。その潜水艦が、「独立国」宣言をすることから始まる物語。 核の抑止力によ...
「沈黙の艦隊」文庫版、全16巻、読み終わりました。 難しかったっ! でも、後半に差し掛かったら、結末が気になって、あっという間に読んでしまいました。 米軍との密約で生まれた日本初の「原子力潜水艦やまと」。その潜水艦が、「独立国」宣言をすることから始まる物語。 核の抑止力によって保たれている世界の軍事力の均衡を問題にした物語でした。 最初は、「やまと」の艦長である海江田のやらんとしていることが全くわからなかったこと、彼の考えがまったく読めなかったこと、潜水艦のバトルは面白かったけど、世界政治の世界がなんだか難しかったこと、「沈黙の艦隊」っていう題名なのに、潜水艦が1隻ってのがどいういうことなのかわからない、などがあって、全然読み進まなかったんですが、後半になって、海江田がやろうとしていることが少しわかるようになってきたところ辺りから、俄然面白くなりました。 いやー、でも、難しかった。 でも、読んで良かった。
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連載当時に夢中で読んでいたときには、この結末には少し拍子抜けしたような記憶がある。やまとがニューヨーク湾にはいるまでの戦いに明け暮れた展開、次々にあらわれる壁をやまとが戦術的にどう打ち破るかを見守っていた読み方からすれば、最後のほうが物足りなく思うのは当然だったろうなと思う。 ...
連載当時に夢中で読んでいたときには、この結末には少し拍子抜けしたような記憶がある。やまとがニューヨーク湾にはいるまでの戦いに明け暮れた展開、次々にあらわれる壁をやまとが戦術的にどう打ち破るかを見守っていた読み方からすれば、最後のほうが物足りなく思うのは当然だったろうなと思う。 再読して印象が変わった。平和のための戦いというか、弱者が対等に言葉を交わすための戦いとか、そういうイメージが強く感じられる。そして、意志というか祈りというか、武力による戦いよりももっと静かで強いものの存在を感じさせるラストになっているように思う。そして、その意味において、勝ったのは海江田であると理解できるのだ。 全部で16巻。改めてぜんぶを読んでみると、古くなっている部分と今でもなお新しい部分、そしてまったく古びない部分があるように感じる。この10年で核に対する意識が大きく変わり、またテロという暴力が強い具体性を持ち、ネットワークや企業活動が国家の枠を越えてうごめくことが常識となっている。だからこそ、人が人である部分、人間の意志の強さ、美しさが再確認されるべきだ。 そういう点で、僕にとって全編通じて一番印象に残るのは、総選挙前のテレビ番組の中「考え続けます」という発言なのである。人類は、まだまだ考え続けなければならないのだと思うのだ。
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独立せよ! 思想を貫くという行動は神を生む、神が人間を作り何かが始まる。 この話には「奇跡」という言葉が何度もでます。 そして何度も繰り返します。神が「奇跡」をおこすのでなく。 自分を信じ行動した者にのみ起きるものなのだと。 熱いよ。かわぐちかいじ。 そら日本人は滅私奉公で...
独立せよ! 思想を貫くという行動は神を生む、神が人間を作り何かが始まる。 この話には「奇跡」という言葉が何度もでます。 そして何度も繰り返します。神が「奇跡」をおこすのでなく。 自分を信じ行動した者にのみ起きるものなのだと。 熱いよ。かわぐちかいじ。 そら日本人は滅私奉公で過労死さ。 この作品はベネットの理想主義と合理主義の間での苦悩や何を選択するかっていうのが見どころ。 アメリカの抱える矛盾をキャラクター化しているところが面白い。 海江田の思想に巻き込まれていくベネットを キリスト教に敗れるローマ帝国に見立てるなど、フィギアスケートに例えると4回転ジャンプ級の大技の連発。 すごさについ平伏します。 必読の書ですな
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