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怪物を捕らえる者は の商品レビュー

4.8

10件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

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2026/04/13

前作の感想にも書いたけど、オリヴァーもピアも既に私の親類。チームのみんなもそのまた親類。今作も670超える大作を親類達が一生懸命捜査してる。人ごととは思えない事件の結末?ドイツは早くから難民を受け入れてたからこその作品。登場人物のキャラクターも描き分けられていて、6百ページ超えの...

前作の感想にも書いたけど、オリヴァーもピアも既に私の親類。チームのみんなもそのまた親類。今作も670超える大作を親類達が一生懸命捜査してる。人ごととは思えない事件の結末?ドイツは早くから難民を受け入れてたからこその作品。登場人物のキャラクターも描き分けられていて、6百ページ超えの長すぎるかと思えるがいっさい無駄がなく素晴らしかった。

Posted byブクログ

2026/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大好きなシリーズ。 最近どうもパッとしない読書体験が続いていたところ、まさに至福の時を与えてもらえました。 翻訳ミステリの楽しみってこの感じだよな、と。 スケールの大きな国を揺るがす地獄のような大犯罪と、それを解くきっかけになったのはあまりに個人的ないさかいだった。うまいですねぇ。 登場人物表は3ページに及ぶもう少しで700ページに届く分厚さなのに、ぐんぐん読ませてくれます。 やっぱ仕事のできるオリヴァーがかっこいいんだ!

Posted byブクログ

2026/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オリヴァ―とピアシリーズの第11作。 雪の中で女子高生の死体が発見され、他殺と判明する。 親友の家に泊まると両親には嘘をついて恋人と過ごす予定のようだったが、 その秘密の恋人が犯人なのか。 遺体の体や服から移民の青年のDNAがみつかるが、 その青年は行方がわからない。 そして、被害者の母親のところには見知らぬ女が現れ、 「犯人を捕まえた、娘の復讐がしたくないか」と告げる。 一方、警察の捜査は行き詰まる中、 裁判官が裁判所で人質をとって立てこもりオリヴァーを呼び出す。 部下の一人、カトリーンが自分は裁判官の恋人だと言って 無理やりオリヴァーに同行するが、 裁判官はカトリーンを射殺したうえで爆弾で自爆する。 女子高校生の殺人と裁判官の自爆は関係があるのか。 オリヴァーは無事離婚できて、末娘のゾフィアと穏やかに暮らしていたのに、 目の前で射殺と爆弾自殺にあうとは。 ピアの方は、結婚していた時は結構もめていたのに 検死官ヘニングとは親友のようになっていて 認知症を発症している母親について相談にのってもらっている一方、 夫クリストフとは揉めている。 とはいえ、最後にはクリストフと共にナミビアに一年間行くことを決意する。 ピアのいない間、オリヴァーは大丈夫? 新しいメンバーが活躍するの? それにしても、 娘を殺されたのにクリスマスツリーを買うべきかどうか悩むほど、 ツリーは重要な存在なのだろうか。 被害者の使っていたハローキティの毛布、キノコ農場でシイタケ、 親友が葬儀でしていた攻殻機動隊の草薙素子のコスプレと、 ちょいちょい日本が出てきて嬉しかった。

Posted byブクログ

2026/04/03

今回は、オリヴァ―が悪い女に引っかからなかった。家族の問題もなかった。良かった。本当に。 ピアの個人的なあれやこれやが無いこともないが、ヤマがデカかったので署内の人間関係的なゴタゴタはなく、そこも良かった。そういうの要らない。 分厚いが、先が気になり一気に読める。でも分厚いので手...

今回は、オリヴァ―が悪い女に引っかからなかった。家族の問題もなかった。良かった。本当に。 ピアの個人的なあれやこれやが無いこともないが、ヤマがデカかったので署内の人間関係的なゴタゴタはなく、そこも良かった。そういうの要らない。 分厚いが、先が気になり一気に読める。でも分厚いので手が痛くなる。何ページを超えたら分けると法律で定めるべきだ(笑)。 今回は被害者家族と展開重視かな?

Posted byブクログ

2026/03/31

「刑事オリヴァーとピアを襲う最大の危機!」 本の帯にはそう記されているが、私は付け加えたい。 「読者を襲う最多級の登場人物!」 シリーズ最多数とはいえない。 過去作『森の中に埋めた』で65人、5ページにもわたる人物紹介があったからだ。 今作『怪物を捕らえる者は』はたった49人、...

「刑事オリヴァーとピアを襲う最大の危機!」 本の帯にはそう記されているが、私は付け加えたい。 「読者を襲う最多級の登場人物!」 シリーズ最多数とはいえない。 過去作『森の中に埋めた』で65人、5ページにもわたる人物紹介があったからだ。 今作『怪物を捕らえる者は』はたった49人、ほんの3ページである。 人物紹介が3ページに渡るのは、過去作でも何回かあったので、シリーズファンからすると、「まあまあ、いつものこと」かもしれない。 厚さ2.7センチ、重さ361グラムのこの本は、扱うテーマも重く大きいものだった。 さすがネレ・ノイハウス!  これまた「いつものこと」かもしれないが。 読者が49人もの登場人物に圧倒される間もなく、ネレ・ノイハウスが突きつけ、書き出すテーマは以下の4点である。 1.イスラム系住民とのあれこれ 2015年、メルケル首相の政策でドイツはイスラム圏からたくさんの移民をうけいれてきた。 ドイツはもとがキリスト教国家だから、他宗教他文化からの大量移民は、あちらこちらで課題になったにちがいない。 いいこともあったろうが、問題も多くあったろう。 こんな、政治的にも文化的にもきわどいテーマを、ノイハウスは真っ向から持ち込んでくる。 さすがだ、と私はうなる。 2.被害者遺族が犯人に直接手をくだすこと これはドイツに限らない。 世界のどこでも、日本でも、議論になることがあるだろう。 しかし、たいていの人は「考えないこと」にしている。 そのほうが楽だから。 ノイハウス、そこに踏み込んでしまうんだねえ。 3.教師と生徒とのあれこれ 4.SNSなどのネット社会 これまたドイツには限らない。 世界のどこでも、日本でも、様々にいわれることだ。 厚さ2.7センチ、重さ361グラムの『怪物を捕らえる者は』で、ネレ・ノイハウスはこれらを扱うのだ。 この上、オリヴァー&ピアの私生活のあれこれまで、読者はやきもきしながら読んでいく。 ネレ・ノイハウスとがっぷり四つ!という読書体験である。 そして、がっぷり四つが済んだ時…あなたは、シリーズを読み返したくなるかもしれない。 これはそういう本だ。 ところが、この「オリヴァー&ピアシリーズ」「タウヌス・シリーズ」は、順番が非常にわかりにくい。 発売順序と、話の順番が一致していないのが理由である。

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2026/03/29
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序盤はシリーズにしては、シンプルな話かと思ったら全然違って、吃驚しました。  事件としては犯人グループが捕まって大団円ですが、本当に大変なのは、ここからの組織としての後始末でしょう。普通に考えれば、署長もオリバーも「御咎めなし」では済まないし、課のその存続も危うい。 それはともかく、悪しき狼事件の「犯人」の影がチラッと出てきたけど、結局彼は、どうなったんでしょうか? 助け出されたかと思ってたけど、実はそう見せかけて、殺されてたのか?それともやっぱりまだ逃げてて、全然別の顔で今後再登場するのか?

Posted byブクログ

2026/03/20
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ネレノイハウス、あなたこそ「怪物」です!と言いたくなるほどの作品だった。 11作目ともなれば、まぁいつもの感じで面白かった的になってもおかしくないのに、とんでもない展開だった。 カトリーンよ…あなたのおかげで1作目から読み返したくなってしまったじゃないのよ…。 ピアがナミビアでどんな暮らしをするのかも気になる!!

Posted byブクログ

2026/03/20
  • ネタバレ

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2026年の9冊目は、ネレ・ノイハウスの「怪物を捕らえる者は」です。オリヴァー&ピアのシリーズ11作目となります。相変わらず辞書のような厚さで、読み応えが有ります。登場人物もかなりの多さです。 ラストで驚きの展開が待っており、シリーズのターニングポイントになると思います。 娘の初めての一人暮らしに伴うゴタゴタが重なり、かなり時間がかかってしまいました。 16歳の少女ラリッサ・ベーレフェルトの殺害に伴って、犯罪被害者の遺族達による私的制裁組織の存在とその暗躍が明るみに出ます。組織は、法曹界や警察内部、オリヴァーとピアの所属するホーフハイム刑事警察署捜査11課内部にも及んでいました。誰が裏切り者なのか?割りと分かり易く書かれていますが、前作までの彼(彼女)の言動がどうで有ったかもチェックしたくなります。現実世界にこの組織が存在していれば、かなりのセンセーションを巻き起こすことでしょうが、決して空想とまで言えない所に怖さを感じます。 ラリッサ殺害事件は、ある関係者の証言に翻弄され、一向に解決に向かいませんが、事件の真相は、至ってあり来たりの動機によるものでした。 次作以降でシリーズの行方がどうなるのか、楽しみです。 ☆4.6

Posted byブクログ

2026/03/28

原題は "MONSTER" (同じドイツを舞台とした浦沢直樹氏の漫画作品と奇しくも同じタイトル) 2019年12月、クリスマスを間近に控えた時期に少女の遺体が発見され殺人事件と断定、お馴染みオリヴァーとピアは捜査に乗り出す。 有力容疑者と目されたアフガン移民の...

原題は "MONSTER" (同じドイツを舞台とした浦沢直樹氏の漫画作品と奇しくも同じタイトル) 2019年12月、クリスマスを間近に控えた時期に少女の遺体が発見され殺人事件と断定、お馴染みオリヴァーとピアは捜査に乗り出す。 有力容疑者と目されたアフガン移民の青年は忽然と姿を消し、捜査が行き詰まりを見せる中、別の殺人事件が起こり、さらにショッキングな大事件にオリヴァーは巻き込まれ、事態はひとりの少女の殺人事件に留まらず、大がかりな構図が浮かび上がっていく。 被害少女とその親友がコスプレにハマっていて、『攻殻機動隊』の草薙素子と『Fate stay/night』の遠坂凛に扮していたなど妙に具体的なところに原作者ネレ・ノイハウス氏の細部へのこだわりが見られ、氏のリサーチ力に脱帽。 また、移民・難民を寛容に受け容れたことにより、犯罪への社会的不安が高まり、加害者への量刑が不当に軽いのではないかといった司法への憤りが鬱積し、SNSの発達によりちょっとしたことで「炎上」するドイツの生々しい社会的世相もよく描かれている。 肝心の冒頭の殺人事件の真犯人が判明する過程はトリック的要素が薄い感も否めないのだが、このシリーズの真骨頂は上述のようなアクチュアルな等身大のドイツ社会を楽しむことにあるのだろう。文庫にして700ページ近い相変わらずのボリューム、3ページにわたり紹介される登場人物の多さにもかかわらず、今作もあっという間に読了してしまった。 オリヴァーも58歳になり、警察官として引退が見えてきたが、次作があるとすればコロナ禍に突入する時期である。そろそろ最終回を迎えるのか、もう少し続くのか、気になるところである。

Posted byブクログ

2026/03/03

最高すぎる! ネレ・ノイハウスのそこ知れない懐の深さや頭脳の明晰さ、問いかける重さに唸るしかなかった。 ミステリーとしても、オリヴァーとピアの物語としても、捜査11課の物語としても圧倒的な本作になったと思う。エンタメ性もすごくあった。 移民問題やそのヘイト、10代の危うさ、司法...

最高すぎる! ネレ・ノイハウスのそこ知れない懐の深さや頭脳の明晰さ、問いかける重さに唸るしかなかった。 ミステリーとしても、オリヴァーとピアの物語としても、捜査11課の物語としても圧倒的な本作になったと思う。エンタメ性もすごくあった。 移民問題やそのヘイト、10代の危うさ、司法の視点、どれもデリケートな問題なのにぐいぐい引き込まれ読むのが止まらなかった。 個人的に、アンネの人物描写、心情描写が心震えるほど丁寧で沁みた。また、登場人物のページだけで3ページに笑った。 あと、前々から怪しいなぁ、ちょっと不透明な人だなぁと思ってました! 事件解決までの時間を一緒に体感しているのがいつも心地よい。

Posted byブクログ