よき時を思う の商品レビュー
まさに小説です。物語ではない。 金井家の人々の生活から、人生が語られ、人との関わりが描かれる。その深さだけでなく、様々な知識も相まって、恐れ入りましたって感じでした。 初めはなかなか読み進まなかったんですが、後半は一気に読みました。
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気品ある家族の関係性を幸せに描いた作品。90歳の誕生日を迎えた祖母の願いとして、豪華な晩餐会が企画され、参加する家族の思いが丁寧に描かれる。読んでて幸せな気分に浸れるし、文章の間の余韻が素晴らしく、宮本さんらしさが満載されていて、充実した読書感が得られた。よき時とは、過去の思い出でなく、未来志向の言葉として意味づけられている。こんな家族関係は羨ましすぎて毒も無く、波風も立たない物語だけど、なぜか許容できてしまうのは不思議。
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文庫が出版されてすぐに購入した本 好きな作家の小説だけど遅々として進まず それはたぶん、取り扱う内容にあまり興味が湧いてこなかったからかも知れない 晩餐会、端渓の硯、書道、源氏物語、ゲランの香水、ブガッティのチョコトルテ、シャトー・マルゴー、ペトリュス、、どれも自分には縁がなく...
文庫が出版されてすぐに購入した本 好きな作家の小説だけど遅々として進まず それはたぶん、取り扱う内容にあまり興味が湧いてこなかったからかも知れない 晩餐会、端渓の硯、書道、源氏物語、ゲランの香水、ブガッティのチョコトルテ、シャトー・マルゴー、ペトリュス、、どれも自分には縁がなく最後まで興味がもてなかった 唯一,四合院造りの住居には興味がもてた どんなものかネットでも調べてみた 確かに中国の映画とかに出てきそうな感じがした 内容は晩餐会へ向かって金井家の人々の日常が淡々と進んでいくだけだった 主催者の90歳になる徳子さんの過去は凄まじかったけど、戦争を経験しているのだから当然と言えばその通りである それと本編の最初と最後に登場した三沢家の人々の話は興味深かった 父と子はどのように和解するのか,もう少し先を知りたくもあったが、「よき時を思う」ということで、ちょうど終わり方もよかったのだと思った それぞれの家族の行く末が楽しみで、それがよき時ということなのかなぁと 余談ですが 宮本輝の小説で1番好きなのは『約束の冬』 宮本輝を知るきっかけになった本 約束した二人はどうなるんだろうと思いながら、最後まで興味深く読み進められた 時を経た後での出会いが素敵だった記憶がある 最近では『灯台からの響き』 妻の残した遺品の謎を追うストーリーにドキドキワクワクした 『草花たちの静かな誓い』も面白かった アメリカの叔母さんが残した遺産だなんて それだけでワクワクした 今回のストーリーはそういった謎のようなワクワク感がなかったからあまり興味がもてなかったのかもしれない
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宮本輝さんの本を読むと、ちゃんと生きていこう、自分も周りも大切にしよう、と思う はんなりとした関西弁の会話が心地よく、私の勝手な印象では、経済的にも精神的にも豊かな人物が、その財産を有意義に、そしてあたたかく使うお話 が多い気がします この小説も90歳のファンキーなおばあちゃん...
宮本輝さんの本を読むと、ちゃんと生きていこう、自分も周りも大切にしよう、と思う はんなりとした関西弁の会話が心地よく、私の勝手な印象では、経済的にも精神的にも豊かな人物が、その財産を有意義に、そしてあたたかく使うお話 が多い気がします この小説も90歳のファンキーなおばあちゃんが、350万円を一晩、いや、数時間でサイコーにステキな使い方をするお話 その親族たちもみんな、ちゃんと正しく育ってきた人たちばかりで、それぞれチャーミング! 心根の卑しい人が1人も出てこないところもほんと好ましい 宮本輝さん、時々無性に読みたくなります そして、“ちゃんとしよう!”と思います
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京都の家族の物語。 我が実家も大勢集まるのが好きな家なので、雰囲気は良く伝わった。ただ、この主人公の家族といったら、衣食住については良いものと出会い大切に育む素地があり、90歳のおばあちゃんを中心に脈々と受け継がれている、羨ましい一家。 贅を尽くした晩餐会に向けての準備も、想像以...
京都の家族の物語。 我が実家も大勢集まるのが好きな家なので、雰囲気は良く伝わった。ただ、この主人公の家族といったら、衣食住については良いものと出会い大切に育む素地があり、90歳のおばあちゃんを中心に脈々と受け継がれている、羨ましい一家。 贅を尽くした晩餐会に向けての準備も、想像以上のこだわりぶり。そのこだわりが独りよがりではなく、ちゃんと相手を尊重し理解しているからこそ、受け取る側や読みても嫌味がなく素直に羨ましく思える。 90歳を家族で笑って迎えられるように、大切に生きようと思える素晴らしい作品。
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展開に発展があるのかと思いきや、終わりまで書かない。だからこそ、よき時を思う余韻が残る。そんな作品でした。 登場人物はみんなどこか不器用なところがあるが、人間だれしもそんなことあるよねと共感できるエピソードが多い。それぞれの登場人物が、それなりに自分と対話しながら生きていく、それ...
展開に発展があるのかと思いきや、終わりまで書かない。だからこそ、よき時を思う余韻が残る。そんな作品でした。 登場人物はみんなどこか不器用なところがあるが、人間だれしもそんなことあるよねと共感できるエピソードが多い。それぞれの登場人物が、それなりに自分と対話しながら生きていく、それが人生を形作り、よい人生になっていくのかもしれないと感じた。 ところどころ中国の四合院づくりや、東京の郊外の話、仏教用語がちりばめられていたりなど、日本人でなければ感じられない要素もたくさんあり、日本人の感性を刺激する作品でした。
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四合院造りと呼ばれる家を中心に、そこに住む人のそれぞれの人生が展開される。 綾乃のおばあさん、徳子の90歳の誕生日を、自分で家族を招待して、豪華な晩餐会を開催する。 シェフや、晩餐会に関わる人は、徳子の教え子。 人間味の溢れる先生に人生が大きく変わったのだと感じる。
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2026年2月27日 穏やかな展開 ワインや晩餐会の話はいかにもリッチ それをするまでにもいろいろ悩みも苦しみもあった 家族の仲が良いのがほっこり 善人の物語 中国の四合院造りがとても魅力的
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普段ミステリばっかり読んでるから最初の方は正直退屈で読み進めるのに時間がかかった。でもおばあちゃんの過去の話のところから面白くなった。大家の話で締めるのは意外だったけどよかった。登場人物が多いけどキャラクターがそれぞれ立ってて面白かった。
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