シークレット・オブ・シークレッツ(下) の商品レビュー
海外の小説を初めて読んでみた。 そろそろ終わりかなと思ってもそこから更なる展開があり、飽きることなく読み進められた。 最後も意外な展開で楽しい気持ちにさせてくれる物語だった。 人間の意識に焦点を当てたミステリー。 「死が幻想である可能性が高い・・・意識は体が死んだあとも生き...
海外の小説を初めて読んでみた。 そろそろ終わりかなと思ってもそこから更なる展開があり、飽きることなく読み進められた。 最後も意外な展開で楽しい気持ちにさせてくれる物語だった。 人間の意識に焦点を当てたミステリー。 「死が幻想である可能性が高い・・・意識は体が死んだあとも生きつづけるという考えです。もしそれがほんとうで、それを証明できるなら、数世代のうちに人間の精神は、いまとはまったくちがう前提-結局のところ、死はたいして恐ろしいものではないという前提に立って機能するようになる・・・」 『意識は体が死んだあとも生きつづける』とは生まれ変わるということだろうか? 物語にあるように死んだあとの事が分かれば、人類は大きく変化することは間違いないだろう。 死後の世界についていつかは科学的に解明できる日がくると、物語を読んでみて考えが変わった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【シークレット・オブ・シークレッツ】 ダン・ブラウン 著 これはすごいです! さすが、ダン・ブラウン! 「トラブルの中心地に居合わせるという厄介な習性」のあるラングドン教授のミステリー&アドベンチャーのハラハラ・ドキドキはいつもの通り。すごいのは今回の主題です。脳(脳科学)、意識とは何か(局所性・非局所性)、夢や幻覚の原因、遠隔透視、さらには、死ぬときに何が起こるのかという「秘密のなかの秘密(Secret of Secrets)」を解き明かしているところです。トンデモ本かと思いきや、冒頭には「実験、テクノロジー、科学的成果はすべて事実」と書かれており、ほぼ一気読みでした。 舞台が一番好きなプラハというのも痺れました(好き過ぎて工場まで作ってしまった)。ヴィヴィッドに風景が思い起こされましたが、いつもバーツラフ広場、旧市街、カレル橋、プラハ城などがお決まりコースで、そのほかにもこれほどの名跡があることは初めて知りました。 内容は書き切れませんが、一言で言えば「脳とはスマホである」ということでしょうか。これまでの価値観が大転換した一冊です。 PS 「ダン・ブラウン、すごい」と知人に話したら、「サミットのパン屋?」と切り替えされました。今、そっちなんですね。(^^)
Posted by
いままでのシリーズで一番面白い! 意識とは何か? こんな壮大な問いでさえ、実際の実験や科学的根拠を示して語られると、もう、読む前には戻れない! 読んだ後、世界が変わる もし、10年後、いまよりも脳や意識の解明が進んで、まさしく人工神経細胞なるものが作られたら、と思うと本当に怖...
いままでのシリーズで一番面白い! 意識とは何か? こんな壮大な問いでさえ、実際の実験や科学的根拠を示して語られると、もう、読む前には戻れない! 読んだ後、世界が変わる もし、10年後、いまよりも脳や意識の解明が進んで、まさしく人工神経細胞なるものが作られたら、と思うと本当に怖い。 ニューラリンクの脳チップを中国が大量買いして、研究していることもどうやら事実のようだし。実はもう、私たちが知らないだけで、あらゆることが起こり始めているのかも。
Posted by
上巻、下巻の分け方が巧妙。 上巻にて絶妙に謎を残しながら下巻は疾走感があり、夢中になって読んでしまった。年甲斐もなく徹夜してしまう程だ。 ラングドンが辿り着く真相しかり、キャサリンが知らず知らずに命を狙われる原因。読者はラングドン教授になりきるのではなく傍観者としてこの物語に関...
上巻、下巻の分け方が巧妙。 上巻にて絶妙に謎を残しながら下巻は疾走感があり、夢中になって読んでしまった。年甲斐もなく徹夜してしまう程だ。 ラングドンが辿り着く真相しかり、キャサリンが知らず知らずに命を狙われる原因。読者はラングドン教授になりきるのではなく傍観者としてこの物語に関わった方が健全に思う。最終最後まで読めば少し納得のいかない部分もあるが、そんな事は些細に感じてしまう程、ラングドン教授シリーズは面白い。 ゴーレムがサーシャを命をかけて守ろうとする意味、ゴーレムが命を賭けて守ろうとしているものはとても切なく、単純に危険人物としての印象がガラリと変わってしまう。ゴーレムの非情な行いについては許すまじき行為だが単純に善悪を語れない結末になっており、物語の結末としてとても難しい感覚になった。 ラングドン教授は今回も大きな渦中に巻き込まれる分け方だが、暗号の件などはラングドン教授シリーズならではでありながら、あまり機能していなかった様におもえる。また、シリアスな雰囲気があまり世界観として浸透しきれていない印象がある。 いずれにしても上下巻通して面白かった。濃密な印象だが、疾走感もありとても楽しむ事ができた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
謎がいくつか重なっていたので、先が気になってどんどん読み進めていった。謎が解けていくときに、そうだったのかぁ!という爽快感があった。意識というテーマも、難しそうに思ったが、謎解きを楽しみながら、キャサリンとラングドンの対話を通して、意識や死の新たな考え方に触れることができて、おもしろかった。次回作も、楽しみ!!
Posted by
上下巻読了。 ダン・ブラウンらしい疾走感のあるサスペンス&ミステリでした。 現代人への警鐘、そして未来への希望を語る「意識」についてのテーマは壮大で、流石の世界的ベストセラーと言う感じ。
Posted by
読了しました。 いやー8年ぶりのダンブラウン。じっくり堪能いたしました。 面白かったです。面白かったですが、物足りない感はありました。特に蘊蓄の面で。 訳者のあとがきにダンブラウンといえば、蘊蓄とスピード感、とありました。もちろん私もそう思います。場面展開などはすごく良かったです...
読了しました。 いやー8年ぶりのダンブラウン。じっくり堪能いたしました。 面白かったです。面白かったですが、物足りない感はありました。特に蘊蓄の面で。 訳者のあとがきにダンブラウンといえば、蘊蓄とスピード感、とありました。もちろん私もそう思います。場面展開などはすごく良かったです。同時多発で色んな場所で色々起きていて、最後に一つに収束していく。映画を見ているようで楽しめたんですけど、、、蘊蓄はもう少し欲しかったなー。 というか象徴学者としてのラングドンの活躍が少なくないですか?気のせいかな、、、 まあでも全体的には楽しかったので良しとします。次回作に期待です!何年後だろう、、、
Posted by
純粋知性科学という分類で合っているかどうかも確かではないけれど、お陰様でアカデミカルな時間を過ごすことが出来ました。 プラハのガイドブックを手元にそして、意味を自分自身に分からせるために何度も読み返したり。最後の最後まで、ひっくり返るのではないかとドキドキしたり。一気読みでした。...
純粋知性科学という分類で合っているかどうかも確かではないけれど、お陰様でアカデミカルな時間を過ごすことが出来ました。 プラハのガイドブックを手元にそして、意味を自分自身に分からせるために何度も読み返したり。最後の最後まで、ひっくり返るのではないかとドキドキしたり。一気読みでした。今にしてはもったいないという思いも。 もっと楽しい時間を長引かせればよかった。
Posted by
緻密で美しい文章が 素晴らしい。 初めてのダンブラウンですが まるで難解なジグソーパズルの様 上巻から ん?あれ?このピース変?と 思った箇所がチラチラあっても 開示された情報ピースを 見直し探すと なんとなく、それっぽいピースがあり それをはめて先に進んでしまい。 ...
緻密で美しい文章が 素晴らしい。 初めてのダンブラウンですが まるで難解なジグソーパズルの様 上巻から ん?あれ?このピース変?と 思った箇所がチラチラあっても 開示された情報ピースを 見直し探すと なんとなく、それっぽいピースがあり それをはめて先に進んでしまい。 ラストのラストまで 間違ったピースに気がつかない笑 凄く計算された 美しい数式の様な物語に 大満足しました。 他の作品を読んでいないので 余計にかもしれません。 映像化も念頭にあるのか?は わかりませんが プラハやチェコでチェックするべき いわくつきの場所が可能な限り網羅されていて 物語に上手く組み合わされている所も 圧巻でした。 唯一の不満は プラハといえば天文時計という プラハを調べ尽くした本書には 似合わない。 お土産で安売りされている 観光客向けのチョコレートみたいな 表紙には絶望を感じました。 もっとあるでしょ。。。。 それ以外は大満足です。 もっと深く書きたいぐらいですが ネタバレは絶対してはいけない作品なので 簡単に感想を ぜひ沢山の方に読んで貰いたいです。 (プラハマニアなので、めちゃくちゃプラス評価フィルターがかかっています)
Posted by
- 1
