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三頭の蝶の道 の商品レビュー

3.6

28件のお客様レビュー

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2026/04/19

作家はひとりを好みがちで、作家同士のつながりは少ないのでは、と想像していた。 この本を読んで作家同士だから見えること、共感できることがあり、年齢にかかわらず長く太い関係を形成するケースもあるのだと知った。

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2026/04/14

まだ読んでいる最中です。 ネタバレではないですが、P158 にでてくる女性作家の名前が羅列されている一行を抜粋します。 「宇野千代、瀬戸内晴美、河野多恵子、大庭みな子、高柳るり子、そして、森羅万里」 ネット検索をすれば、本小説に出てくる登場人物が、誰をモデルにしているのか、すぐ...

まだ読んでいる最中です。 ネタバレではないですが、P158 にでてくる女性作家の名前が羅列されている一行を抜粋します。 「宇野千代、瀬戸内晴美、河野多恵子、大庭みな子、高柳るり子、そして、森羅万里」 ネット検索をすれば、本小説に出てくる登場人物が、誰をモデルにしているのか、すぐにわかります。ただし、登場人物の3人についてのみ。 他にでてくる人物は、モデルは不明。

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2026/04/06

どこかの書評から。対象となる作家さん方をほとんど存じ上げないので、物語を十全に味わえたとは思えない。さすがの筆致で、フィクションとして面白く読めた訳ではあるが。

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2026/03/16

もう亡くなられた、大好きな作家さんを想って、涙がでる。こんなにあたたかい涙がでたのは久しぶりだ。 これはフィクションであって、フィクションでない。小説を通して、作家を見つめ、作家を好きになることがある。わたしは山田詠美が大好きだ。

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2026/03/12

この作品のモデルとなる女流作家と呼ばれてきた人達が山田詠美さんの原点なんだな、と再確認する気分で読んだ。 人生をかけて命をかけて作品を描いてきたであろう人たちのパワーに触れさせてもらった気分。 男はこうあるべき、女はこうあるべきと当たり前に言われていた時代に逞しく、生き抜いた3人...

この作品のモデルとなる女流作家と呼ばれてきた人達が山田詠美さんの原点なんだな、と再確認する気分で読んだ。 人生をかけて命をかけて作品を描いてきたであろう人たちのパワーに触れさせてもらった気分。 男はこうあるべき、女はこうあるべきと当たり前に言われていた時代に逞しく、生き抜いた3人の作家の物語。

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2026/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

20代、山田詠美を読みあさった。久しぶりに同氏のことを思い出して、この作品を読んでみた。山田詠美自身がモデルとなる山下路美の語りが、当時読んでいた作品を思い起こさせ、懐かしい気持ちになった。私は純文学と大衆文学の違いも分からない文学素人だけれど、作家という人種がどのように作品を作っていくのか、その頭の中が垣間見えて楽しかった。高柳氏の章では、現実世界での(リアルな人間関係においての)言動と、小説で書き表わされる内容は、同じ人の思考から発生するにも関わらず、こんなにも違うのかということに驚いた。小説を書くときは神の視点になれるけど(いわゆるメタ認知が発動するけど)、現実世界ではそうもいかない、ということなのか⋯ とにかく、人間の心理や行動の奥深さを考えさせられた。

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2026/02/28

「女流作家」たちを軸にして依然マンスプ全盛の旧態で硬直したままの文壇コミュニティと出版業界の人間模様や作家たちの矜持をさらさらと綴っている。三人の作家のモデルが誰かは普段の山田詠美の著作を読んでいればすぐにわかる。書きたいというかやりたいことはわかる気がするし山田詠美っぽい箴言も...

「女流作家」たちを軸にして依然マンスプ全盛の旧態で硬直したままの文壇コミュニティと出版業界の人間模様や作家たちの矜持をさらさらと綴っている。三人の作家のモデルが誰かは普段の山田詠美の著作を読んでいればすぐにわかる。書きたいというかやりたいことはわかる気がするし山田詠美っぽい箴言もたくさんあるんだけど三章構成のうち一、二章は内輪受けみたいな実在の関係者たちが興味本位で詮索したり答え合わせしたりするためだけのような気がしてつまらなかった。うーんと思いつつ読んでたら最後の寂聴の章で孫と対峙するあたりからいきなり山田詠美の力量爆発だったこの部分を読むだけでも価値があった

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2026/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三者三様、いや三頭三様?な女性作家たちの話。 彼女達は周りを巻き込み、まるで世界を食べて物語に消化してしまう怪物のよう。起きたことなんでも悲しいことも嬉しいことも物語にしてしまう。特に森羅は人を惹きつける力を持っているので恐ろしかった。ただ、そんな怪物たちの生き様はまるで文学の奴隷かのように全てを文学に捧げていたからこそなんだと優しい語りが教えてくれた。これぐらいの姿勢で人生で何かに挑めたら幸せだろうな。

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2026/02/16

河野多恵子、大庭みな子を書いた瀬戸内寂聴。この3人をモデルに山田詠美が、自分も登場させて編集者を絡めて描いた女流作家の人間模様に 興味深く多層性をみた 作家という連中は『経験が付けた傷をわざと完治しないよう心がけているふしがある』 よくぞこんな言葉で自分たちの病(にも思える性癖)...

河野多恵子、大庭みな子を書いた瀬戸内寂聴。この3人をモデルに山田詠美が、自分も登場させて編集者を絡めて描いた女流作家の人間模様に 興味深く多層性をみた 作家という連中は『経験が付けた傷をわざと完治しないよう心がけているふしがある』 よくぞこんな言葉で自分たちの病(にも思える性癖)を言い表せるものだ もう、女流作家でいいのではなかろうか 女流作家、恐るべし

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2026/02/03

蝶って1頭、2頭って数えるんだね。知らなかった。 これは著者にしか描けなった小説だね。 河合理智子→河野多恵子 森羅万里→瀬戸内寂聴 高柳るり子→大庭みな子 生前の彼女らとの交流がなければ成り立たないものね。 もちろんフィクションとわかっていても、昔の然としていて著者がデビューし...

蝶って1頭、2頭って数えるんだね。知らなかった。 これは著者にしか描けなった小説だね。 河合理智子→河野多恵子 森羅万里→瀬戸内寂聴 高柳るり子→大庭みな子 生前の彼女らとの交流がなければ成り立たないものね。 もちろんフィクションとわかっていても、昔の然としていて著者がデビューした頃はそりゃあ批判的な作家たちもいて(大庭みな子)大変だったろうなと思わせる。 その中でもちゃんとわかってくれる作家たち(河野多恵子)もいてその才能を開花させていったんだね。ありがたい。 著者には生前、懇意だった森瑤子をモデルにした小説もいつか描いてほしいな。

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