雨だれの標本 の商品レビュー
紅雲町で珈琲と和食器のお店「小蔵屋」を営む、ちょっと気丈で小粋な店主の「お草さん」の日常には謎が沢山。 今日も映画撮影を依頼された監督から「別の頼み事」をされる。 店員の久美ちゃんとパートナーの気になる未来。 最近、ゴミの中から割れた食器などを取っていく若者は誰? 毎日の散歩で...
紅雲町で珈琲と和食器のお店「小蔵屋」を営む、ちょっと気丈で小粋な店主の「お草さん」の日常には謎が沢山。 今日も映画撮影を依頼された監督から「別の頼み事」をされる。 店員の久美ちゃんとパートナーの気になる未来。 最近、ゴミの中から割れた食器などを取っていく若者は誰? 毎日の散歩で、自分の人生に思いを巡らせ過去の人々に語りかける、お草さん。 やがて、頼み事の核心に近づくのだが… 日変わり映えのない日々だなぁ、と思う中に人それぞれの人生がある。 それはドラマチックでもなんでもない 人生かもしれない。 でも、そこに居合わせた人にとっては自分の人生に彩りを与えるかもしれない。 色は明るくもあり、暗くもあるかもしれない。 でも人と人はそうやって交差し、色を差し合うのかも知れない。 小蔵屋シリーズも佳境を迎える。 あとどれくらい紅雲町の人達と会えるだろうか。
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おばあちゃんの描かれたカバーがかわいくて買った、んだと思う… シリーズ物なので、この前のエピソードがわからないとよく分からないところがあったかな。 むしろ前のシリーズも読みたいと思えるきっかけになったかもしれない。 でも、プロポーズのシーンとかはすごく心が温かくなったし、自分も...
おばあちゃんの描かれたカバーがかわいくて買った、んだと思う… シリーズ物なので、この前のエピソードがわからないとよく分からないところがあったかな。 むしろ前のシリーズも読みたいと思えるきっかけになったかもしれない。 でも、プロポーズのシーンとかはすごく心が温かくなったし、自分もそういう人と結婚したいなと思いました。
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目次を開くと、「目次」の文字の下にコーヒー豆が二つ。 なんだか、このシリーズの雰囲気を語っているようで、並び具合かとか大きさとか、とても良い。 それはさておき、 第三章狐雨は嵐の晩に 第四章消えた場所まで の2タイトルがなんとも不穏な感じで、読み進むのが不安になるような…… 前作...
目次を開くと、「目次」の文字の下にコーヒー豆が二つ。 なんだか、このシリーズの雰囲気を語っているようで、並び具合かとか大きさとか、とても良い。 それはさておき、 第三章狐雨は嵐の晩に 第四章消えた場所まで の2タイトルがなんとも不穏な感じで、読み進むのが不安になるような…… 前作は、紅雲町の空気にそぐわないほどのアクションストーリーだったし…… しかし 本作はゆったりと流れていく謎解き。 世の中の謎というものは、全て人間関係の絡まりから生まれてくるんだなあと実感しました。 とすれば、謎解きは、すなわち、人間関係の縺れや絡まりを解いて、ほぐしていくことなのでしょう。 実生活では、他者の絡まりをほぐしていると、反作用で自分にからまってくるものが出てくることがあるけれど、そこは杉浦草さん、ほろ苦いコーヒーの奥から滲み出てくる甘い味わいのように、ステキな読後感を贈ってくれました。 それにしても 第四章は、ドキドキしました。頼む!お願い!と祈りながらページを繰りました。不穏な章題には、劇的な展開があるのだなあ、とため息つきつつ、最終章に進んだのでした。 次作で最後ですね。寂しいです。 巻末のシリーズ案内もステキな贈り物です。 これまでの表紙を眺めるだけで、時の流れとともに、小蔵屋の流れと空気を味わえました。
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杉浦草が営む珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」が、高名な映画監督の新作の撮影候補地になった。店員の久実や常連客たちは色めき立つが、乗り気になれないお草。だが、店を訪れた監督は、お草に別の頼みがあると言う。 お草の丁寧な暮らしぶりを見ると、やはりいいなと思う。 痛いからといって動かない...
杉浦草が営む珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」が、高名な映画監督の新作の撮影候補地になった。店員の久実や常連客たちは色めき立つが、乗り気になれないお草。だが、店を訪れた監督は、お草に別の頼みがあると言う。 お草の丁寧な暮らしぶりを見ると、やはりいいなと思う。 痛いからといって動かないと体に悪いし、かといって動かないのもよくない。心に留めておこう。
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雨だれの標本/別のお願い/狐雨は嵐の晩に/消えた場所まで/たずね人の午後 ふと手に取った文庫本「萩を揺らす雨」から11冊目 1冊目に出てきたお草さんは人生の先輩というイメージだったのに 今回のお草さんは同年輩に感じる 身体の細かい不調、無理がきかない体力には同感 人を思いや...
雨だれの標本/別のお願い/狐雨は嵐の晩に/消えた場所まで/たずね人の午後 ふと手に取った文庫本「萩を揺らす雨」から11冊目 1冊目に出てきたお草さんは人生の先輩というイメージだったのに 今回のお草さんは同年輩に感じる 身体の細かい不調、無理がきかない体力には同感 人を思いやるところ、疑問は突き詰めるところは見習わないとねと思うのです
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今回は穏やかな謎解き 探してる人は朔太郎の父親だろうな…と思って読んでいたのでやっぱり!感 監督に言った最後の一言が… うーん。やっぱりおせっかいなような…。 まぁおせっかいなのが草さんの良いところか… 次回は2人の結婚式かな? 謎解きより 朔太郎の父親の作った映画が観たく...
今回は穏やかな謎解き 探してる人は朔太郎の父親だろうな…と思って読んでいたのでやっぱり!感 監督に言った最後の一言が… うーん。やっぱりおせっかいなような…。 まぁおせっかいなのが草さんの良いところか… 次回は2人の結婚式かな? 謎解きより 朔太郎の父親の作った映画が観たくなる1冊
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お草さんもだいぶ体がきつくなってきたのですね。季節の変わり目の描写が素晴らしいだけに、体にいっそうこたえる感じが身につまされます。後半クライマックスの一ノ瀬さんのところは泣けました。ほんとうによかった。最終巻が文庫になるのが待ち遠しいな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作はハードボイルド系だったが、今回は割とのんびり読めた。 一ノ瀬は最後まで心配だったけど、よかった。この話は何のために?と考えると、一ノ瀬と久美の話を進めるために朔太郎は登場したのかな。 次作で完結なのは寂しい。
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お草さんは、私の理想の将来像です 今回は、元の伴侶さんが随所に出てきて、辛い過去にも温かさを感じました 登場人物が、それぞれ落ち着くところに落ち着いて、ホッとした読後感でした
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「雨だれの標本」って比喩的なものかと思いきや、作品だったのね。 私だったら「朔太郎」じゃあなくて「カラス」って呼ぶわ 黒づくめのゴミ荒らしめ。 亡くなった家族の残った食器 切ないよね、のこった人間の仕事。 草さんお元気で
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