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みちゆくひと の商品レビュー

3.6

21件のお客様レビュー

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2025/11/22

25/11/22読了 離脱しそうになったけれど読み終えた。不思議な話だった。 いなくなってから、わだかまりが少しでもほぐれることがあるなら、それは幸いだと思う。そういう話だった。

Posted byブクログ

2025/11/22

不思議な小説だった。続きが気になるけど、面白くてとも違って、このあとどうなるのか知りたいような知りたくないような。世界観を信じたいような信じたくないような。ずーっと不思議だったな。

Posted byブクログ

2025/11/17

弟が幼くして亡くなり、自分と両親が生者と死者に分かれた後に再生していく。死後の世界、死んでから本当に成仏していくまでの有り様が、リアルに感じられた

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2025/11/16

亡くなった両親の話より、現実の娘の話の方をもっと知りたかったな。あの世で母が記す日記の続きが気になる。

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2025/11/14

人は何かしら意味のある行動をして自分を生きている。 現世と死後の世界を交互に楽しめる不思議な小説でした。 家族を失うことで各自が感じる命の考え方を知れた気がします。 子を失うことで自分に与える影響や周りに対する対応など色々なことが変わってしまう。とても興味深い内容であり面白か...

人は何かしら意味のある行動をして自分を生きている。 現世と死後の世界を交互に楽しめる不思議な小説でした。 家族を失うことで各自が感じる命の考え方を知れた気がします。 子を失うことで自分に与える影響や周りに対する対応など色々なことが変わってしまう。とても興味深い内容であり面白かったです。 また、死後の世界はとても不思議でお化け?妖怪?など疑問に思う部分はありました。けど、意外にも死後の世界はそうなのかもしれないと考えるようになりました。 今までにない不思議な感覚に浸りたい人にはおすすめの小説です。

Posted byブクログ

2025/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こういう作品が出版されて私たちが読める機会を貰えてるのは、とてもありがたいなーと思った。 登場人物がそれぞれの考えがあって、とても楽しめた。 タイミングがいろいろ悪かったり、辛いなーと思う部分が多々あった。 身近な人の死はやっぱり何かが、崩れたり変わったりするけどその中でもまだ生きてる娘さんが彼氏さんと出会えたのは、ほんと良かったなと思った。 印象に残ったこと。 死んだら、笑うたびに光るってこと? 蛍みたいですねぇ。 弁当をちゃんともってこられた遠足と、玄関に忘れてしまった遠足ぐらい驚きに差があると思いますよ。 俺たちはもしかしたら、自分を救いうる他者の営むを、漠然と、神様と呼んでいるだけかもしれない。 道ができた、と唐突にわかった。 方法を2人で考えよう。 ない道を2人で作っていく。

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2025/11/09

ちょっと夢あるな…死後の世界で夫に会えること、亡き母から手紙のような日記が綴られる。 てもなんだか少し中途半端だったような気も。特に現世での、残ったものの扱いが。なんとなく消化不良

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2025/11/09

小学1年生のときに3歳の弟を亡くし、2年前に父を、今度は母を亡くした燈子は天涯孤独となった。遺品として持ち帰った母の日記に書かれるはずのない新しい記述が現れ……という導入部は完全にホラーである。 物語は燈子の生きる“こちら”と、死者のいる“あちら”を交互に描きながら進む。人は死ぬ...

小学1年生のときに3歳の弟を亡くし、2年前に父を、今度は母を亡くした燈子は天涯孤独となった。遺品として持ち帰った母の日記に書かれるはずのない新しい記述が現れ……という導入部は完全にホラーである。 物語は燈子の生きる“こちら”と、死者のいる“あちら”を交互に描きながら進む。人は死ぬとどうなるのかというテーマを根底にしながら、どのように生きるべきかにまで踏み込んでいく。ちょっと宗教っぽさも感じた。 ぼくは死んだらそれで終わり、輪廻転生もないと思っているが、こればかりは死んでみないとわからない。でもまあ、こんな死後は御免被りたい。

Posted byブクログ

2025/11/07

死んだらどうなるのか、生きている間は決して知ることができない。生きて背負ってきたものを見つめて少しずつその荷物を下ろしていくような旅が用意されているとしたら、とても不思議だけど人は死んでも人として在るんだなぁと思ってしまった。私の心に引っかかって、ふとした瞬間に思い出す小説になり...

死んだらどうなるのか、生きている間は決して知ることができない。生きて背負ってきたものを見つめて少しずつその荷物を下ろしていくような旅が用意されているとしたら、とても不思議だけど人は死んでも人として在るんだなぁと思ってしまった。私の心に引っかかって、ふとした瞬間に思い出す小説になりそう。

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2025/11/04

彩瀬まるの家族の話…!彩瀬まるは女性同士や夫婦の話も多けれど、同時に家族の話も多い 今回の話もそうだけど、明確に問題がある親子関係の話(虐待やネグレクトなど)は少なくて、ある程度家族としての活動は滞りなく進んでいるのだけど、でもどこかしらに屈託があったり、ぎこちなさがあったりして...

彩瀬まるの家族の話…!彩瀬まるは女性同士や夫婦の話も多けれど、同時に家族の話も多い 今回の話もそうだけど、明確に問題がある親子関係の話(虐待やネグレクトなど)は少なくて、ある程度家族としての活動は滞りなく進んでいるのだけど、でもどこかしらに屈託があったり、ぎこちなさがあったりして、それとの向き合いやままならなさを細やかに描いている 別に家族を構成する誰かが、誰かのことを明確に憎んでいるわけでもない。むしろ家族のために、家族を構成する一員として果たさなければいけない役割に身を浸しすぎた結果として、微妙に家族のなかでズレが生じて、そのズレが居心地の悪さにつながる。 じゃあ、あのときどうするのが一番よかったんだよ!と言いたくなるんだけど、かといってやり直すことはできない。そのもうどうにもできない、けれど自分のなかずっとわだかまっているこの気持ちを無視することはできない。どうしていこうか、どう向き合えばいいのか。悩みながらもがきながら、痛みを伴うけれど誠実に自分を通して家族を見つめ直す作品だった。それでいて読後感に爽やかさやあたたかさが残っており、その読後感の炭酸水を飲んだあとのような心地が彩瀬まるの作品の良さだと思う

Posted byブクログ