ルポ 失踪 の商品レビュー
えらいやつってのは始めからワルなんかにならねぇの! 正直で正しい人間がえらいにきまってるだろ! 秋本治著.集英社.こちら葛飾区亀有公園前派出所.第42巻 ━━━━━ 本作は上記の言葉の前提に成り立っている。 「失踪」という行為は、最後の手段として認められるべきである。人間は...
えらいやつってのは始めからワルなんかにならねぇの! 正直で正しい人間がえらいにきまってるだろ! 秋本治著.集英社.こちら葛飾区亀有公園前派出所.第42巻 ━━━━━ 本作は上記の言葉の前提に成り立っている。 「失踪」という行為は、最後の手段として認められるべきである。人間は限界まで追い詰めた上で、逃げ道を完全に塞ぐといとも簡単に命を絶つ。だからこそ、「失踪」の意味を自覚した上での行動であるべきだと考える。失踪するという意思が尊重されるように、残された側の意思、失踪しない選択をした者の意思も尊重されるべきである。「人は一人では生きられない」なんて人生の後半で身勝手な悟りを開いている場合ではないのである。 ※個人の意見です
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期待していた内容とは違って、 失踪したことがある人へのインタビュー本。 失踪を届出や要件の有無を別にして 連絡が取れない人とすれば、総数はおそらくはねあがるだろう。 思い詰めるくらいなら失踪してしまえばいい という提案を与えてくれるという意味では良いのかもしれない。 失踪先で生きて行くには経済力と法的な問題があると思うのだが ボロ屋にしてもどうやって借りたのだろう。 幼少期に世話になった祖母とは連絡が取れなかったのだろうか。 サラリーマンの月収が50万と信じ込まされていたとして 50万家に入れていたら大黒柱で 仕送りのレベルを超えている。 それでも母親が好きなのは凄いなと思うし それなのに葬式に来るなと妹に言われ しかし葬儀代を振り込むと言うのも凄い話。 小さい頃書かれている以上に弟妹を虐めていたのかもしれないが 姉のお蔭で学校にも行けたのだろうにな。 失踪は認知症のパターンもあるのか。確かにそうだ。 事件性はなく本人が自分で出ていったとは言え、 警察には真剣に捜査して欲しい。 結局やむを得ない失踪と感じる人は少なく 何故そこで、と思うところで逃げて人を裏切り 迷惑をかけている印象が強いし 疾走した先でしっかり生活している人も少なかった。 反社の内容も多いので読んでいて疲れたし嫌な気持ちになった。
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思っていたよりも軽かった。 いや、おそらく取材や執筆には多大な苦労があった(と本にも書いてあったし)んだろうけど、読み物としては軽い。すぐ読める。 痴呆症の行方不明者だけが、本当に悲しかった。 いなくなった方もいなくなられた方も誰も救われないというか、この問題は本当になんとかし...
思っていたよりも軽かった。 いや、おそらく取材や執筆には多大な苦労があった(と本にも書いてあったし)んだろうけど、読み物としては軽い。すぐ読める。 痴呆症の行方不明者だけが、本当に悲しかった。 いなくなった方もいなくなられた方も誰も救われないというか、この問題は本当になんとかしないいけないなと思った。自分の家族がと思うと胸が痛い。 あとの失踪者の男たちは、なんか総じて「はいはい…」みたいな感じでした。『日本を捨てた男たち』の方が迫力があった。 あ、でも第2章に出てきた女性だけは、友達に少し似ててちょっとだけ切なかったな。不幸なんだけどそれを上回るたくましさというか力強い明るさというか。なんだろう、不幸な顔をしていないところが似てる。
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またもやすごい本を読んでしまった。事実は小説より奇なりというけれど、ほんとそう。認知症による疾走を除いて、家庭環境や学校環境が大変だったのかなと思いつつ、唯一すこし共感できたのは失踪した父を持つヤングケアラーだった風俗嬢の方。警備員の方は本当に理解できない。最後のカメラマンの方が...
またもやすごい本を読んでしまった。事実は小説より奇なりというけれど、ほんとそう。認知症による疾走を除いて、家庭環境や学校環境が大変だったのかなと思いつつ、唯一すこし共感できたのは失踪した父を持つヤングケアラーだった風俗嬢の方。警備員の方は本当に理解できない。最後のカメラマンの方が一番数奇な気がして、生きる力がありすぎた。そう、みなさんバイタリティありすぎるというか、生きる力が強い。唯一共感できた女性の方も、その方の兄妹にとってみたら見え方は違うのだろう。失踪という内容よりも、世の中にはほんとうに色々な人がいて、良い悪いはおいておいて、理解できないことも多いと改めて実感した本でした。
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・失踪して自殺したという父のエピソードで、「彼は娘を愛していただろう」というような筆者の主観が混じる箇所がいくつかあった。そんな事は誰にもわからないことでルポというテーマからも外れているように思う。蛇足。 ・失踪というと上手に生きることが出来ない人間の最終手段かのような先入観が...
・失踪して自殺したという父のエピソードで、「彼は娘を愛していただろう」というような筆者の主観が混じる箇所がいくつかあった。そんな事は誰にもわからないことでルポというテーマからも外れているように思う。蛇足。 ・失踪というと上手に生きることが出来ない人間の最終手段かのような先入観があった。読み進めていくうちに、優秀で胆力があり、世渡りも上手そうな人が失踪していたりする。失踪者といってもその背景は千差万別だという当たり前のことに実感を持って気づくことが出来た。 ・生の声を聞いているという臨場感のある文章だった。 ・人生、なにがあるか分からないし、なにがあってもなんとかなるよなという気持ちにさせてくれる本だった。 ・父が失踪したという風俗嬢の娘のエピソードが印象に残った。強く在れる人間ってかっこいい。
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失踪した五人の男女(一人は、失踪された側)の、生い立ち~そこにいたった事情。失踪する理由はまあ、ほぼ借金、それと半グレ、もしくは警察から逃げる、と。みんな、逃げた後再起する(人によっては何度も)のだから、だいぶパワー、生命力がある。でも、またしくじってしまう(ドラッグ、ギャンブル...
失踪した五人の男女(一人は、失踪された側)の、生い立ち~そこにいたった事情。失踪する理由はまあ、ほぼ借金、それと半グレ、もしくは警察から逃げる、と。みんな、逃げた後再起する(人によっては何度も)のだから、だいぶパワー、生命力がある。でも、またしくじってしまう(ドラッグ、ギャンブルなど)。15歳で家出→換気扇営業→おかまバー→フランスでスリ団の一味→バンドマン→ホスト→闇金取り立て→イセエビ密漁→自己啓発セミナー手伝い→風俗雑誌営業→風俗webページ立ち上げ→エロカメラマン。この間、二度結婚(一度目は妻のDVで離婚)の人の人生なんて、すごすぎて。ものすごくおもしろい小説になりそうなんだけど。
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失踪経験のある人やその周辺にいた人のルポ。それは逃げとも言えるが、生きるための手段であったとも言える。荒波のような人生は興味深い。コラムには失踪の実務が掲載されており、悪用厳禁ではあるが参考になった。もしかしたらすぐそばに失踪者はいるのかもしれない。
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失踪した(してる)ひとの経歴を綴った本。失踪と言う余韻がイメージされる単語だが、実際に語られる様子はなんかイメージ違いで受け入れるのが大変だった。 生存者バイアスなので、基本強い人しか出てこない。ひっそりと死んだ人は永遠に語られないのかもしれない。認知症のところだけ、失踪の言葉の...
失踪した(してる)ひとの経歴を綴った本。失踪と言う余韻がイメージされる単語だが、実際に語られる様子はなんかイメージ違いで受け入れるのが大変だった。 生存者バイアスなので、基本強い人しか出てこない。ひっそりと死んだ人は永遠に語られないのかもしれない。認知症のところだけ、失踪の言葉の余韻を感じられた。
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年間9万人が行方不明になる国日本。その国から失踪した過去を持つ6名の逃げた経験のある人生を赤裸々にインタビューで記載してある。皆んなそれぞれ闇や借金、障害や薬物や裏業界や人からの裏切りなどで失踪者としての体験談があった。 だけど、本当の失踪者は体験談も語ることもなく世の中の闇に...
年間9万人が行方不明になる国日本。その国から失踪した過去を持つ6名の逃げた経験のある人生を赤裸々にインタビューで記載してある。皆んなそれぞれ闇や借金、障害や薬物や裏業界や人からの裏切りなどで失踪者としての体験談があった。 だけど、本当の失踪者は体験談も語ることもなく世の中の闇にいるのではないかと思ってしまう。ココに出てくる方たちは失踪はしたが色んな事情を抱えながらもうまく生きている人なんじゃないかと思う。 ルポ失踪、逃げた人間はどのような人生を送っているか、とあるが、本当の失踪者は体験談を語ることもないのだろうと思うところもあり、求めていた失踪者の本とは少し違うのかもしれません。
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思ってた失踪と違う… 失踪された側ではなく、失踪した側のルポだとこういう人になるよな…という感想。 頑張って頑張って追い詰められた末の逃避みたいな話ではないです。闇金ウシジマくんみたいな話です。
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