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おまえレベルの話はしてない の商品レビュー

3.2

48件のお客様レビュー

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2025/12/03

表紙に惹かれて購入した。 タイトルと内容が合ってないように感じてしまった。現実は残酷だなと思わせるような本だった。 将棋に興味がないこともあるが、☆1に近い☆2!

Posted byブクログ

2025/11/30

表紙と小説の中身が合ってないよな 気がしたが、自分には 理解出来ない何か意図があるんだと思った 実力の世界なので実際もこの様な感じなのでは ないかと思ったがただ、現実を突きつけて来る 作品で読んでいて苦しかった 報われたら良いなと思いました

Posted byブクログ

2025/11/29

将棋のプロ棋士でC級2組を抜け出せないでいる芝五段、二段で奨励会を退会しその後東大を出て弁護士となった大島。かつての研究会仲間楢崎は八段となり、タイトル戦挑戦権を得た。 残酷なまでの実力世界。その中で夢を諦める方法を見つけられずもがき苦しむ者、諦めた後も囚われ続ける者、それぞれの...

将棋のプロ棋士でC級2組を抜け出せないでいる芝五段、二段で奨励会を退会しその後東大を出て弁護士となった大島。かつての研究会仲間楢崎は八段となり、タイトル戦挑戦権を得た。 残酷なまでの実力世界。その中で夢を諦める方法を見つけられずもがき苦しむ者、諦めた後も囚われ続ける者、それぞれの目線で描く将棋界の沼。 観る将としてはタイトル戦など華やかな世界は目にすることは多い。綺羅星のようなスター騎士の影に、多くの夢に破れた者たちがいることには日頃思いを馳せることはない。 棋界を舞台にした小説は好んで読むし、厳しい世界であることは知っているけれど、ここまで負の感情をあからさまに描く作品は初めて。 綺麗事じゃないのはわかるけど、芝のようにここまで拗れた内面を見せられると「じゃあさっさと辞めろよ」という思いしかないわな。 一番辛いなと思ったのは誕生日を祝うことすらできないということ。歳をとることが呪いでしかない人生って哀しすぎるな〜。ギリギリでプロになったってその後のプロ棋士人生しれてるんだから、大島のようにさっさと諦めた方がいいんだろうに。夢って残酷だ。

Posted byブクログ

2025/11/29

イヤミスでお馴染みの作者の作品で将棋をテーマにした話だったが、将棋の手を描写するところが全くイメージできないし、そもそも将棋界にあまり関心がないせいもあってか、面白くなかった。

Posted byブクログ

2025/11/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

夢って呪いなのか。 夢を叶えたはずなのに、どんどん壊れていく芝。 途中で諦めて、東大卒弁護士という社会的には成功した大島。 将棋の中の世界では、天才の中の天才しか生き残れない。 生き残っても、走り続けないと壊れてしまう。 AIという答えのようなものが出てきてしまって今は、さらに厳しい世界なんだろう。 誕生日を祝えない、将棋以外の知識も経験も得られない。そんな狭い世界は幸せなんたろうか。 でも諦めて社会的成功を掴んでも、諦めた事実から幸せを感じられない。 夢ってなんなんだ。素敵なものじゃなくて呪いなのか。 読んでて苦しかった。 最後、2人で何も考えず指せているといいな。

Posted byブクログ

2025/11/26
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将棋のプロになれたものの、勝利を中々得られず成績がふるわない芝、プロにはなれず弁護士として活動するが、ずっと未練の残る大島。 リアルで手触りのある日常の吐きそうな絶望が、すごく解る感じ。 プロになれたとて厳しい世界で、それでもその光景に焦がれる気持ちも解り… 道を違えた2人が、友達で居られますように。

Posted byブクログ

2025/11/25
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将棋のことはなんにも分からないんですが。でも夢を叶えてもその夢を維持するにはさらなる実力が必要っていうのと、夢を諦めて違う世界で成功してもどこかで妬ましい気持ちがあるっていうのがしんどく、読んでいてしんどい。芝君が幸せそうに見えないのは結局、「夢を叶えても幸せになれないじゃないか」っていう読み手である私自身の嫉妬みたいなもんなんだろうか。芝と大島のどっちが幸せなんだろうとか。読みながら色々と自分の中の黒い部分も見えてきた。反省したい。

Posted byブクログ

2025/11/28

プロ棋士になったものの思うように成績が上がらず、同期のライバルにも差をつけられ鬱々とする芝。二段で奨励会を退会し、現在は別の道を歩む芝の友人•大島。二人の視点から語られる将棋の世界… ちょっと離れてたけど、マイブーム中の芦沢央さん7冊目。将棋小説。同じく将棋ものの『神の悪手』と...

プロ棋士になったものの思うように成績が上がらず、同期のライバルにも差をつけられ鬱々とする芝。二段で奨励会を退会し、現在は別の道を歩む芝の友人•大島。二人の視点から語られる将棋の世界… ちょっと離れてたけど、マイブーム中の芦沢央さん7冊目。将棋小説。同じく将棋ものの『神の悪手』とはトーンが変わって、棋士のリアルが生々しく描かれている。特に〈芝〉の章はぶっ飛んでて、その思考回路が理解できない場面も多々。〈大島〉の章で説明不足を補う構成は良かった。 駒の動きくらいしか分からない将棋素人の私。プロ棋士になるのは、なんて過酷な世界なんだろう。全国各地の神童達が集う「奨励会」のリーグでしのぎを削り、リーグ三〜四十人の中で棋士になれるのは半年にわずか二人。年齢制限もあり、子供の頃から将棋ひとすじで生きてきても棋士になれなければ、26才で放り出されてしまう。弱冠14才で棋士になり、その後もタイトル取りまくっている藤井聡太さんは、天才中の天才なんだろうな。 棋士になれた〈芝〉と棋士になるのをあきらめた〈大島〉。どちらの人生が良かったのだろうか。 個人的意見としては、26才なんて全然若くてなんぼでもやり直せる年齢。棋士になれなかった人を“放り出す”のではなく、何かしら手を差し伸べる仕組みがあって欲しいな。

Posted byブクログ

2025/11/24

将棋よくわからないくせに たまに、将棋(藤井聡太戦)を見る。観る将。 ちょっと知った気で読む。 芝と大島。 将棋の世界(実力の世界)は 友達にもなれない? ライバルにもなれない? 口に出した言葉が悪手になることもあるだろう。 言いたいことも言えない。 言わなくてもわかってる? ...

将棋よくわからないくせに たまに、将棋(藤井聡太戦)を見る。観る将。 ちょっと知った気で読む。 芝と大島。 将棋の世界(実力の世界)は 友達にもなれない? ライバルにもなれない? 口に出した言葉が悪手になることもあるだろう。 言いたいことも言えない。 言わなくてもわかってる? “おまえが知ってるレベルの話はしてねえんだよ“ “話したところで、どうせおまえにはわからないだろ“ 言いたくなるよね。 こっちだってなんとかやってんだよ。 って、ワタシの“おまえ“も言いたい。 生きてくうえで色々あるのさ。 読了して、 感想戦でみたことのある藤井聡太の笑顔を思い出した。(永瀬拓矢戦) 2人は共に研究をしているらしくて そんな表情にホッとした。人間らしさがみえて。 挨拶、慰め、敬意、励ましの言葉。 「将棋指そうぜ」 ただの将棋好きで、笑顔で… 「同歩で」 これ、言いたい。

Posted byブクログ

2025/11/20

3月のライオンやハチワンダイバーなどの将棋漫画が好きなので本書を見つけた時は、これはいけるなと思いながら手に取りました。 普通に物語としては面白かったです。何か劇的な展開でもあれば評価はもう少し高くできたと思います。 奨励会三段リーグでの過酷な戦いや、プロ棋士になってからの辛...

3月のライオンやハチワンダイバーなどの将棋漫画が好きなので本書を見つけた時は、これはいけるなと思いながら手に取りました。 普通に物語としては面白かったです。何か劇的な展開でもあれば評価はもう少し高くできたと思います。 奨励会三段リーグでの過酷な戦いや、プロ棋士になってからの辛さがよく分かる内容でした。1年間でプロになれるのはたったの4人。人生を賭けるほどの思いで挑んでも9割が脱落する世界は、人を狂わせるほどのドラマがそこにあります。 本書はプロになれた者と脱落して違う人生に進んだ者たちの悲喜交々が、読者を楽しませてくれます。

Posted byブクログ