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9月1日の朝へ の商品レビュー

4.2

42件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

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2025/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説推理で一章を読んで気になっていて、 本になったら読もうと決めていました。 だから本になったので読みました!! 家族や友達に恵まれてない学生には反感をかってしまいそうな本でした。 周りに恵まれてて悩んでいる子におすすめできる本。 自分が学生のときに読んだら恵まれてる登場人物を妬んで星1や2とかにしてしまっていたかもしれませんので。 民ちゃん、バスケ部の練習そんな気分で休んだりしてたら、いじめられるし、ハブられるよ、、焦 って思ってたら、やはりそうなってしまった! にしてもバスケ部一年生は引くくらいむちゃくちゃ強すぎて、怖かった!!笑 民ちゃんも辛かっただろうけど、自分と向き合って、成長できたみたいで良かった! そしてマジでミロク最悪男な! 彼氏というのがどうあるべきか、よく考えて欲しい。 ﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏ 武蔵の友達めっちゃいい人じゃん!!! 鈴川さんとの絡みもう少し見てたかった。 このあと友達になったりするのかなー。 ﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏ よし兄、めっちゃ根性論人間で面白かったです。 最初はこの兄貴苦手〜って思ってたけど、 よし兄視点で物語をみると、本人にし分からない大変さや困難があるな〜としみじみ思いました。

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2025/11/27

9月1日という日にちにそんな意味があったなんて、驚いた私にはそんな経験がなかったのか‥学生時代を思い出して、SNSのある時代の学生時代の恐ろしさを感じ。悩んでいる中学生がいたらかけてあげたい言葉があった。

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2025/11/22

9月1日は18歳以下の自殺者が一番多い日らしい。 これは2学期が始まる頃にはよく話題になる。長期の休みの間に色々あるのだろう。そして学校へ行けなくなったりもする。 善羽、智親、武蔵、民の兄弟の家庭はちょっと複雑、おばあちゃん、本当の母親、お父さんの再婚相手と母親が3人いる。 特に...

9月1日は18歳以下の自殺者が一番多い日らしい。 これは2学期が始まる頃にはよく話題になる。長期の休みの間に色々あるのだろう。そして学校へ行けなくなったりもする。 善羽、智親、武蔵、民の兄弟の家庭はちょっと複雑、おばあちゃん、本当の母親、お父さんの再婚相手と母親が3人いる。 特に父親の再婚相手の玲子ちゃんの存在が兄弟を支えている。 一番上の善羽は中学校教師、こちらはどちらかと言うと世間の常識そのものの生き方、3番目の武蔵の生き方にどうしても理解できない。 2番目の智親はお肌のトラブルでお悩み中。 3番目の武蔵は心と身体が一致しない。 一番下の民は夏休み中に部活の仲間とトラブったことから相当追い込まれてしまう。 4人兄弟がぶち当たる事は全て今の社会では何処にでもありそうな問題ばかり、しかし当人達にはやりきれない。 特に民の問題には心が痛んだ。 民の状況を口出しせず、じっと見守る家族、兄弟がいたからこそ乗り越えようと頑張れるのだろう。 色々な立場を、色々な考え方を認め合って生きていくことは難しい。 多様性の時代、実は周りに色んな人がいることを理解して行かねば。 みんな幼虫から蛹になって、成虫になる準備をしているんだなあ。 9月1日、みんなが無事に迎えられますように。

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2025/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

9月1日に自殺者が多い、に絡め高永一家の4人兄妹の視点から一章ずつ成り立っている小説。 次男智親くんは美容男子。彼の仲良しな女友達はリスカしてて… 長女民ちゃんは上手くいってると思ってた。しかしバスケ部の外しにはじまりどんどん手のひらが返されたようにいじめられ… 長男は学校の先生。同じ部活の生徒のお姉ちゃんが夏休み中に自殺して… 三男武蔵は偏差値の高い高校生。だけどスカートを履いて登校するようになって… といろいろある兄弟。 一章の智親くんの話は苦なく読めたけど、民ちゃんにおこったできごとはとても悲しくてイライラした。それからの善羽兄ちゃんの学校の自殺。重苦しいのが続いて、4章の武蔵には理解者がたくさんいて、ともだちも家族も優しく救われた。 そこででてくる言葉の数々や、実母、継母からおばあちゃんまで愛情に溢れていて、読後は爽やかだった。

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2025/11/21

人はいつでも変われる 人生は、今この瞬間の連続(過去や未来ではなく) 色々あるけれど、今日も頑張って生きていこう

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2025/11/20

椰月美智子「9月1日の朝へ」双葉社読了。父親と三人の母親がいる一家の普通でない普通の物語。三男一女の個性的な子供たち。9月1日は日本で子どもが一番多く命が絶ってしまう日。夏休みという名の青春。多様性がどうとか、こうとか言われているが、こんな世界や生活もあっていい。家族とは?を考え...

椰月美智子「9月1日の朝へ」双葉社読了。父親と三人の母親がいる一家の普通でない普通の物語。三男一女の個性的な子供たち。9月1日は日本で子どもが一番多く命が絶ってしまう日。夏休みという名の青春。多様性がどうとか、こうとか言われているが、こんな世界や生活もあっていい。家族とは?を考える。

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2025/11/19

学生の頃は1年が永遠みたいに長くて辛かったのを覚えている。 9月1日もやっぱり辛かった。 そんな子供の頃の記憶が蘇ってきて気持ちが沈みそうになりながらも悩める若人たちを応援しながら読んだ。 もう大人になったから知っている。 あの永遠のような辛さも青春のきらめきも一瞬の出来事だった...

学生の頃は1年が永遠みたいに長くて辛かったのを覚えている。 9月1日もやっぱり辛かった。 そんな子供の頃の記憶が蘇ってきて気持ちが沈みそうになりながらも悩める若人たちを応援しながら読んだ。 もう大人になったから知っている。 あの永遠のような辛さも青春のきらめきも一瞬の出来事だったのだと。 高永家が素敵だったのでまたこの家族に会いたいなと思った。

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2025/11/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

9月1日は、日本で子どもがいちばん多く命を絶ってしまう日。父親と、3人の「母親」(浮気して家を出た生みの母である「ママ」、離婚後子どもたちの世話をするためにやってきた父親の母である「かーさん」、継母の「玲子さん」)がいる高永家の4兄妹それぞれの夏休みを通した成長。 長男の善羽はマッチョな中学教師。次男の智親は高3で漠然と生きている。三男の武蔵は高1で自分の性別に揺らぎを覚え確かめようとしている。そして長女の民は中2で、自然体で生きてきたつもりだったが周りとの乖離を思い知らされる。 それぞれが自分なりの答えを見つけていくのだが、その過程の葛藤がリアル。民がSNSによって孤立させられていく様は胸が痛くなる。 とはいえ、彼らを見守る三人の母(と父)のおおらかさに、大人たるものこうあるべしと思わされる。世の多数派に属するであろう脳筋に近い善羽ですら、理解し難いながらも生徒や弟妹に寄り添おうとする姿勢がある。 そしてそれぞれに少ないながらもちゃんと話ができる友だちがいる。 この設定をご都合主義だとは思わない。 自分らしく生きていくためには、他人の自分らしさを受け入れることが大切なのだと知らされるから。 理解してほしいと願うだけでなく、自分が理解者となることを教えてくれる。 自殺してしまった中3の少女の、遺された家族の苦しみが描かれていることもこの作品には必要なことだったと思う。 ともかく、これは小学校高学年から高校生に広く読んでほしいと思う。

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2025/11/16

高永家の4人兄弟。それぞれの夏休み。第一章から1番気になってた武蔵の話がラスト。1番生きづらそうなのに、「意識で世界は変わる」を実行してて とても力強い!! 民と善和の話が重かった。でも高永家、なんだかんだで とても仲良し。こんな個性的な家族に途中から?入った玲子ちゃんが1番凄い...

高永家の4人兄弟。それぞれの夏休み。第一章から1番気になってた武蔵の話がラスト。1番生きづらそうなのに、「意識で世界は変わる」を実行してて とても力強い!! 民と善和の話が重かった。でも高永家、なんだかんだで とても仲良し。こんな個性的な家族に途中から?入った玲子ちゃんが1番凄い!彼女から見た高永家の話も読んでみたいな。

Posted byブクログ

2025/11/02

問題提起の表題だった。誰も恐れる9月1日の件をこうして晒して下さる事に感謝。全て全て頭を下げたい位に感動した。こうした家族は理想なんだろうな。頑張れ4兄妹。

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