夜明けまでに誰かが の商品レビュー
RV車ですキャンプに行く途中何者かに誘導され狙撃される6人。犯人の要求は秘密の暴露。それぞれが心の奥に隠している問題が明かされ、またスパイ疑惑などどんどん険悪な空気になっていく状況がリアルに描かれている。そして思いがけず過去の出来事の真実まで明らかになる。 自由研究とはまた違った...
RV車ですキャンプに行く途中何者かに誘導され狙撃される6人。犯人の要求は秘密の暴露。それぞれが心の奥に隠している問題が明かされ、またスパイ疑惑などどんどん険悪な空気になっていく状況がリアルに描かれている。そして思いがけず過去の出来事の真実まで明らかになる。 自由研究とはまた違った面白さです。
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面白かった! マイク凄すぎとは思った。 オリヴァーはクソすぎ。 レッドは開始数ページで、ADHDか?と思ったら、ASDもあるようなキャラらしいと察した。ハーバードの話したらオリヴァーが固まったのウケる。 ハーバード行って欲しい。アーサーと結ばれてほしい。合法で大金を作るやり方を見つけ出してくれ。 オリヴァーとキャサリンが死んだのはほんとによかった。報いを正しく受けた。 司法に委ねるべきでは?とは思うが。 前三部作もそうだけど、司法も信用してないよな、この作者。やや私刑賛成派の考えが根底にある。 このキャラならそうするだろうで動いてて面白かった。 マディがもうレッドのお世話したくない!って、いつレッドにブチ切れるかハラハラしてたけど、そうはならんかった。 みんな罪悪感があって良い。 オリヴァーは無い。改竄して自分は悪くないと思い込もうとしてる。 後悔ならあるが、申し訳なさが無い。 最後に女性警官がレッドを撃ってしまったシークエンスが入るのは、レッドが命に対して命で償おうした、ということかな。 そして、マイクにこれ以上人殺しをさせないという意思。 アーサーは人殺しをしてしまったが。 レッドはキャサリンを殺してくれてありがとうと言うだろうか。 マディは? 感謝はしないだろうけど、許しはするんだろうな。 その距離感が良い。
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一気に読ませるのは確かだが、現実的には無理がある展開だろう。デビュー作のような青春モノと思うと間違いで、第3作のどす暗さが再び。
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夜中の数時間の出来事なのに、ほんと怖かった。 ティーンエイジャー版のゴッドファーザーか(笑) 6人が余裕で乗れるキャンピングカーで起こる事件って、壮大なアメリカならではのストリー展開だ。 疑心暗鬼になっていくメンバーたち、抱える秘密がどんどん変化するところが見どころ。 しかし、結末が救いがあるというものの、生死の分かれ目がなんだか納得できるような出来ないような微妙な余韻。
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YA作品。サスペンスとしては物足りず、デビュー三部作ほど夢中になれなかった。 小説よりも漫画で読みたい。それぞれのキャラが際立ってより面白そう。
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イギリスの作家、ホリー・ジャクソンのノンシリーズ作品。中編(だけど一冊)を含めると邦訳5作目。 高校生4人と大学生2人の6人がキャピングカーで旅をする。迷い込んだ先で狙撃され、車の中に閉じ込められることに。どうやらある一人が秘密を持っており、朝が明けるまでその秘密を打ち明けなければ、全員の命が危なくて… 後半の加速度と意外な展開、真相は非常に良かった。今年の作品で言うと「ハウスメイド」や「デスチェアの殺人」並みにリーダビリティが高く、読みやすさと相まって一気読み必須。 なのだけど、何故星4かというと、狙撃されていることがわかるまでもが結構長いし、誰の秘密がキーなのかを調べ始めるまでも長い。 加えて、犯人により作られた密室の中での推理合戦を期待すると、思ったほどその展開にならず肩透かしを喰らう。 更に一番の原因は、あるキャラがいくらなんでもクソすぎて、読んでいる最中ずっとイライラしっぱなしだった。最初は視点人物であるレッドのウジウジ加減もキツかったが、そんなことが吹っ飛ぶほどの酷さ。もちろん、作者の意図どおりで、ここまで感情を揺さぶる人物描写は凄い。のだけど、それとこれとは別というか、読んでいて気持ちがいいものではなかった。 本当にいい作品で、読み始めると止まらなかったのだが、好みに合わなかったかなぁという。残念。
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半分くらいまでは長いな〜と思って読んでたけど、後半ページをめくる手が止まらなかった! オリヴァーが終始胸糞悪いんだけど、オリヴァーがいるから話が面白いんだよなぁ… 個人的にはオリヴァーは死なず、信じたママの悪事を知って、自分のやってきたことを反省してほしかったってか、うわ俺恥ずかしーみたいになってほしかった。
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「自由研究には向かない殺人」シリーズのホリー・ジャクソンの新作ということで飛びついた。 キャンピングカーという密室の中で姿なき犯人を巡る息詰まる攻防と、隠された「秘密」とは何か、という二重のサスペンスにのめり込んだ。さすがにこの作者は物語の構成がうまい。 ラストの伏線改修も爽快...
「自由研究には向かない殺人」シリーズのホリー・ジャクソンの新作ということで飛びついた。 キャンピングカーという密室の中で姿なき犯人を巡る息詰まる攻防と、隠された「秘密」とは何か、という二重のサスペンスにのめり込んだ。さすがにこの作者は物語の構成がうまい。 ラストの伏線改修も爽快。この作者には今後も引き続き期待。 物語がほぼキャンピングカーの中とその周囲だけで展開するので、映画化にはうってつけの題材。 「自由研究・・・」と同様、一見良好な人間関係の裏のドロドロしたものを描くのはこの作者の特徴ですね。 またやはり前作と同じく、女の子同士の友情の絆が強調されているのは女性作家らしいなという感じ。
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面白かった。 が、前回の三部作同様重い… これでYA(ヤングアダルト)小説とは。 予想しつつ読み進めていて、役割ごとに目星をつけてた人物は当たってたけど、予想外なとこもあったし、それぞれの人物の役割がうまくおさまってる 感じがした。 とても厚い本で、正直事件が起きるまでは少し集中できなかったけど、事件が起きた後は一気読みだった。 ずっと主人公目線のリアルタイムで物語が進み、過去のシーンになったり、別地点の話は一切なし。 それがスリリングで読むのをやめられなかった。 最後、悪い奴は捕まったけど、スカッとハッピーエンド!とは思えなかった。 物語のラストとしての評価ではなく、胸糞な登場人物がどこまでもクソだったこととか、主人公と幼馴染のこの先とか、胸に重くのしかかる読後感だった。
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前作が好きで買ったけど、思った程ではなかったなぁ。 最後の方が駆け足だったし、犯人の描写が欲しかったなぁ。
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