掬えば手には の商品レビュー

瀬尾まいこ(著者)

2025/10/26

瀬尾まいこさんの本ということで手に取った本。
何でも平凡な主人公は自分に重ねてしまい読み進める。誰かのためになるなら、自分の事は気にせずに突き進める匠は全然平凡ではなく、みんなの進む力になっていた。それぞれの登場人物は個性的だったけど、それぞれの事を考えて動ける匠はすごい。
最後は心にグッときて涙しました。

2025/10/25

特別じゃなきゃいけないなんてないし、誰もが誰かの特別になってるんだよって温かい気持ちになれる本。
空港の時間潰しで偶然買った本だけど、機内でも一気読みできる。オムライスが食べたくなった。

2025/10/24

生きるのに不器用な人達の暖かい物語。

人の心を読める主人公が、その能力で
周りの人に寄り添っていく。

初めから終わりまで優しい気持ちになれました。

口が悪くて生きるのが少し下手な店長と
真面目に生き抜いてしまう女の子
過去に後悔をしたままの男の子
抑圧された日々に1歩踏み出した女の子
そして自分のことをおざなりにしちゃう主人公

みんなが少しずつ変わって1歩踏み出せる。
大層なことはきっと出来ないけど
前向いて生きていける。
人生なんてそれだけできっといいんだと。

そんな優しい気持ちになれる1冊でした！

2025/10/23

ジャケ買いです。表紙がかわいくてつい…（笑）

ごくごく平凡な大学生・梨木匠は人の心が分かってしまう。
そんな彼のバイト先で働く女性がなかなか心を開いてくれないのが気になってしまい近づこうと…。
と、恋愛の話なのかな？珍しいなぁなんて思いながら読み進めると、梨木くんのみならずとも人間はさまざまな事情を抱えて生きてきていて、誰かに手を差し伸べてもらいたいのではないかと思ったりする。

人間はワガママであり、自我が強い。融通の効かない生き物だなって、思うことがある。それは自分が過去に起こした経験に紐づいており、その経験を乗り越えないと心を閉ざしたままになってしまう。かなり窮屈で生きることになってしまう。
また、梨木くんは才能に悩んでいたが、はたからみえれば人の心がわかる＝思いやりのある男性なはずで、それに気づかないことが多い。
それを相手の気持ちに一歩踏み込んで行けば、お互いに世界が広がっていくんじゃないかななんて思います。

読み終えた瞬間、自分もそういった思いやりのある人になりたいとも思えた。
それは相手（家族や職場の同僚、友人知人たち）の気持ちを察することと後押しをすること。そういった一歩を踏み出せる勇気がもらえた物語でした。

2025/10/23

とても暖かい気持ちで読める1冊でした！
登場人物それぞれに魅力があり、さまざまな過去を抱えながらも直向きに、前向きに進んでいく姿にとても勇気づけられました！
あとオムライスがすごく食べたくなりました！笑

2025/10/21

読み始めから読み終わりまで、ずっと優しい気持ちで読める物語。
登場人物それぞれがコンプレックスや辛い過去があって、弱い一面を持っているところが人間らしく、愛おしくなる。
あっという間に読み終わってしまったので、もっと主人公を深掘りした展開も読みたかった。今後続編が読めたら嬉しい｡

2025/10/21

平均的な身長体重。勉強も運動もすべてが普通。何の取り柄もないぼくはある日、人の心を読める力に気がついた。おかげで口の悪い店長の下でも難なくアルバイトを続けているけれど、新人の常盤さんだけは心を開いてくれなくて…。他者の心に寄り添うひたむきな姿をだれもが応援したくなる、究極に優しい物語。（e-hon）

2025/10/20

究極に優しい物語、確かにそうです。
それぞれに立ったキャラはないけれど日常に近い親近感を覚える。
全然普通ではない、むしろ羨ましがられる梨木君、同じ状況ならもちろん自分はtシャツ姿にはなれない。
羨ましくもどこか愛らしい人柄。ここ数冊ミステリだったこともあり登場人物の背景にフォーカスしてしまいすぎてあれっ？この人は未回収？となってしまったがそれもよし。

2025/10/17

梨木君の純粋な優しさはちょっと眩しすぎたけど。優しさ、労り、思いやり、人を思い行動する、どれもなかなか現実では純度が下がるから、読んでる時はすごく柔らかい世界に入り込んだ気分だった。

2025/10/15

体格、勉強、運動、芸術面のどの分野でも平均的な梨木くん。
それでも人の気持ちを鋭く察し、寄り添うことのできる人物。
その特長は最高やないか。
最後にものをいうのは人徳やで。

しかし人の気持ちを読むのが得意であれば、先生の気持ちを読みさえすれば、テストの点数は伸びるはずだが・・・
最後はうざいオヤジからの余計な一言です。