ザ・ベストミステリーズ(2025) の商品レビュー
久しぶりのミステリー短編集だが どれもそう乗り切れなかった。オカルトやら日常の謎(殺人とかがない)やら過去の真実の謎解きやら倒しめる題材なんだけれど。体調が悪いのかな。
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日本推理作家協会による年間ベストの候補作を集めた短編集。 斜線堂有紀「最高まで行く」は再読だったけれど、やはり最高だった。初読時にはあまりミステリと思って読んでいなかったけれど、なるほど確かにミステリと言える。が、やはり本作のよさは主人公・謳花の「最高まで行く」という確固たる意志...
日本推理作家協会による年間ベストの候補作を集めた短編集。 斜線堂有紀「最高まで行く」は再読だったけれど、やはり最高だった。初読時にはあまりミステリと思って読んでいなかったけれど、なるほど確かにミステリと言える。が、やはり本作のよさは主人公・謳花の「最高まで行く」という確固たる意志と、彼女にそれを決意させるに至る苦味によって引き立てられる先輩の愛らしさ、人間らしさ、愛おしさであるだろう。何度読んでもやはり最高である。 そして、同じく再読となった今村昌弘「とある日常の謎について」もその構成の妙味が光る優れた短編であるな、としみじみ。 受賞作である久永実木彦「黒い安息の日々」は黒魔術を前提としつつもユーモラスにしてしっかりダーティーなオチがつき、受賞も頷ける。作者はSFの人と思っていたけれどこういうのも書けるのね。あとは、法月綸太郎「次はあんたの番だよ」はベテランらしい巧さが光る一品。 やはり全体的にレベルの高い短編集だった。
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2026.1.8読了。 王道ミステリから外れた作風の短編も多く… 正直、全体として読後の印象は弱かったです。
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2024年に発表された短編ミステリのベスト集。既読のものもあったけれど面白かった。二段組は最初読み始めるのに少し躊躇ってしまう。
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【収録作品】 「黒い安息の日々」 久永実木彦 「栴檀秘聞」 井上真偽 「とある日常の謎について」 今村昌弘 「王手馬取り」 貴志祐介 「最高まで行く」 斜線堂有紀 「次はあんたの番だよ」 法月綸太郎 「あの日、キャンプ場で」 水生大海 好みの問題ではあるが、これがベストと言われ...
【収録作品】 「黒い安息の日々」 久永実木彦 「栴檀秘聞」 井上真偽 「とある日常の謎について」 今村昌弘 「王手馬取り」 貴志祐介 「最高まで行く」 斜線堂有紀 「次はあんたの番だよ」 法月綸太郎 「あの日、キャンプ場で」 水生大海 好みの問題ではあるが、これがベストと言われると首をかしげる。 「黒い安息の日々」日本推理作家協会賞短編部門受賞とのことだが……。 「最高まで行く」後輩のキャラはなかなか頼もしい。 「王手馬取り」将棋の話は興味がないこともあり、だから何?という感じ。 「次はあんたの番だよ」法月綸太郎もの。持って回りすぎ。 「あの日、キャンプ場で」イヤミス。ラストがこれだともやっと終わる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
4.5くらい。どれも面白かった。 最初の序で語られている通り、きちんと計算されたものが短編。なので、その計算具合が面白かった。長編小説だと人物描写の奥行やその時代の空気などの周辺が描かれるのに頁数が割かれるけれど、短編はそこまで掘り下げられないので、逆に読みやすい。キャラも個性的で、すっと頭に入ってきやすいものじゃないと短くできないし読者の関心を引っ張れない。ということで、どのキャラも強烈で面白かった。 「黒い安息の日々」久永実木彦 受賞作。オカルトありきで驚いたけれど、個々人の事情を軽やかに、しかし当人にとっては切実なところが読み取れる塩梅で面白かった。 ミステリーはおまけのような爽やかな青春小説。最後の毒っぽさも好き。でもこれが受賞作?と自分では頭を傾げるところ。 「栴檀秘聞」井上真偽 手紙形式で、しかも一方通行の片方のほうしか読めないけれど、情景が手に取るようにわかるので面白かった。 昔は素直に説明を楽しんでいたけれど、今となっては説明的文章多いな……と作品の事情が透けてしまったのは、そう受け取ってしまう自分に対して残念に思った。 内容としては推理が二転三転していくのが面白い。 「とある日常の謎について」今村昌弘 別作品で読んでいたので飛ばした。でも推理の積み重ねが好きなので、個人的にはこれが受賞作。 「王手馬取り」貴志祐介 精進落としのための小料理屋で詳らかになる過去の事情。将棋のうんちく面白い。 でも最後に夫と息子が自分を不思議そうに見て、夫がニヤリとしたのはわからなかった。 息子が商社勤めで接待に慣れているのか、探偵役の大嶽に喋らせるのが結構スムーズに運ばせているのが面白い。仕込みだったのか?それとも真剣師という職業絡みでの何か?わかんないや。 「最高まで行く」斜線堂有紀 ミステリーはほぼないので、なぜこれが候補作なのか。 でも最後はちょっとうるっときた。 「次はあんたの番だよ」法月綸太郎 この親子は別作品で知っていたので、令和だとこんなやりとりをするのかと面白かった。 最初の証言は事件の目撃者かと思ったら怪談で驚いた。 そして最後の証言というのはどこに残されたものなんだろう? 交換殺人もどうやって二人が知り合ったのか説明が無いので、絡繰りは分かってもそこらへんが不完全燃焼。 でも面白かった。 「あの日、キャンプ場で」水生大海 登場キャラは多いけれど、ほぼ空気みたいな人もいるし、まあ数合わせなような人もいるしで覚えるのは特に苦じゃなかった。植村先輩がノイズすぎる。 結局真相は藪?主人公を駅で降ろした後に戻って川に突き落としたのか? 戻る時見られたかもとか思わないのだろうか。 そこらへんの詰めの甘さはあるけど、疑心暗鬼が面白かった。 あ、そっか、結局警察が犯人を見つけられない=事故が真相で、でも見捨てた件があるので、それはバレたくないから殺人に手を染めたのか。 うわ~~~。
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珠玉のミステリアンソロジー。 お気に入りは久永実木彦「黒い安息の日々」。なかなかとんでもない設定の物語です。これってホラーじゃん、と思ってしまいましたが、しっかりミステリとしての部分もあるし。おどろおどろしくシュールな題材だけれど、どこかしらユーモラスでキュートな面があったりもし...
珠玉のミステリアンソロジー。 お気に入りは久永実木彦「黒い安息の日々」。なかなかとんでもない設定の物語です。これってホラーじゃん、と思ってしまいましたが、しっかりミステリとしての部分もあるし。おどろおどろしくシュールな題材だけれど、どこかしらユーモラスでキュートな面があったりもして。他にない読み心地の作品です。 今村昌弘「とある日常の謎について」も素敵。タイトルの通り、完全に日常の謎ミステリで緩やかな物語だけれど、まさか伝説(?)のあのネタが使われているだなんて! 法月綸太郎「次はあんたの番だよ」もいいなあ。奇妙な謎、だけれど分かってみれば堅実このうえない謎解きの論理。とはいえ少しばかりぞくりとさせられるものもあります。このタイトル、嫌だ。
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2025年の日本推理作家協会短編部門の候補作7編 どの話も面白くて甲乙付け難いです 楽しい読書時間でした
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日本推理作家協会賞の短編部門にノミネートされた6作品を集めた作品集です。 どれもレベルが高くすごく面白かったです。 それぞれテイストが全く違い、バリエーションに富んでいて飽きずに読めます。冒頭の「序」で法月さんもおっしゃってますが、本当にお得な作品集だと思います。 どれも面白か...
日本推理作家協会賞の短編部門にノミネートされた6作品を集めた作品集です。 どれもレベルが高くすごく面白かったです。 それぞれテイストが全く違い、バリエーションに富んでいて飽きずに読めます。冒頭の「序」で法月さんもおっしゃってますが、本当にお得な作品集だと思います。 どれも面白かったのですが、久永実木彦さんの『黒い安息の日々』、井上真偽さんの『栴檀秘聞』、法月綸太郎さんの『次はあんたの番だよ』が良かったです。 特に法月綸太郎さんの『次はあんたの番だよ』は面白くて夢中で読みました。 最初怪談話のような男の独白から始まり、どういうこと??と思いながら読み進めていくと、とある資産家の女性が殺害された事件を警察が捜査しているという話になるのですが、ある不可思議な事態が起こっていて………という話。 冒頭から続きが気になってしょうがなくて一気読みでした。ラストにもびっくりしました。 あと久永実木彦さんの『黒い安息の日々』は、悪魔召喚をしようと目論む女子中学生の話なのですが、青春物語風の爽やかさもありつつ、最後にちゃんとミステリ要素もあり、すごく面白かったです。久永さんの作品は独特のユーモアがあって、そこがすごく良いんですが、今作も女子中学生と悪魔召喚というギャップが魅力的! とにかく悪魔召喚の歌を合唱コンクールで女子中学生たちが真面目な顔で熱唱しているのが面白すぎます。
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