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朝からブルマンの男 の商品レビュー

3.1

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2025/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】 朝からブルマンの男 学生寮の幽霊 ウミガメのごはん 受験の朝のドッペルゲンガー きみはリービッヒ 非公認のミステリ研究会の会長・大学二年の葉山緑里と一年の冬木志亜が関わる日常の謎(表題作を除く)を描く。 デビュー短編集とのこと。 大学生コンビ(ボクっ子探偵×ポンコツアグレッシブ後輩助手)の造形に若干の古さと居心地の悪さを感じてしまったのは、当方の世代故か。 表題作はなかなか不穏な真相で、素人女子二人が首を突っ込んでいいものではないが、あんな暗号は警察で説明しづらいだろうとも思う。思いついちゃったら書きたいよなという感があるトリック先行型作品集という印象を受けた。

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2025/11/30

2025年。第1回創元ミステリ短編賞受賞。 殺されないミステリ。ミステリ好きの女子大生2人が探偵なんだが、一人称ボクって今もあるの? 「朝からブルマンの男」おお。。こんなトリックが。ぽんと膝を打ったのであった。ちなみに子供の頃ブルマン飲んでたけど、そんな高価格ではなかったと思う。...

2025年。第1回創元ミステリ短編賞受賞。 殺されないミステリ。ミステリ好きの女子大生2人が探偵なんだが、一人称ボクって今もあるの? 「朝からブルマンの男」おお。。こんなトリックが。ぽんと膝を打ったのであった。ちなみに子供の頃ブルマン飲んでたけど、そんな高価格ではなかったと思う。 「学生寮の幽霊」江戸川乱歩のその話、知ってる 「ウミガメのごはん」ウミガメ言うても、おいしいのとおいしくないのあるんだ。っておそらくカメを食べたことない。 「受験の朝のドッペルゲンガー」友情がもどることを期待。 「きみはリービッヒ」 この賞の行く末を見よう、忘れなければ。

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2025/11/14

大学のミステリ研究会の二人・葉山緑里先輩と冬木志亜が日常にある謎を推理する。 5篇の短編集。 蓋を開ければなるほどそうだったのかと気づくのだが、そこまでに辿り着く過程も飽きさせない。 次はどんな謎が…と楽しみながら読めた。 ○朝からブルマンの男〜週3日、必ずブルマンを頼む男は...

大学のミステリ研究会の二人・葉山緑里先輩と冬木志亜が日常にある謎を推理する。 5篇の短編集。 蓋を開ければなるほどそうだったのかと気づくのだが、そこまでに辿り着く過程も飽きさせない。 次はどんな謎が…と楽しみながら読めた。 ○朝からブルマンの男〜週3日、必ずブルマンを頼む男は決まって五千円を出す。 ○学生寮の幽霊〜何故、空室に幽霊を仕掛けたのか。 ○ウミガメのごはん〜おかんが作るご飯が、金曜日だけまずいのは…。 ○受験の朝のドッペルゲンガー〜高校入試に遅刻しそうだった友人が…。 ○きみはリービッヒ〜誰がダイヤを盗んだのか? けっして難解ではないはずだが、気づけないのは自分が老化しているのか、上手くまとまっている良質な短編だからか。

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2025/11/08

バイト先の喫茶店に朝一番に来ては、2000円もするコーヒー、ブルマンを頼む男… しかもそのブルマンを飲む時辛そうにし、残していくこともあるという。 大掛かりなミステリではなく、日常に仕掛けられた謎を解き明かす感じの短編ミステリ集。 金曜日だけまずいご飯の謎、幽霊の出る寮、受験の日...

バイト先の喫茶店に朝一番に来ては、2000円もするコーヒー、ブルマンを頼む男… しかもそのブルマンを飲む時辛そうにし、残していくこともあるという。 大掛かりなミステリではなく、日常に仕掛けられた謎を解き明かす感じの短編ミステリ集。 金曜日だけまずいご飯の謎、幽霊の出る寮、受験の日に現れたドッペルゲンガー、盗まれたダイヤ… ミステリ好きなのと探偵役の緑里先輩と主人公の志亜ちゃんの関係性が可愛くて楽しく読めた! 面白かったです!!

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2025/11/06

「朝からブルマンの男」 「学生寮の幽霊」 「ウミガメのごはん」 「受験の朝のドッペルゲンガー」 「きみはリービッヒ」 メンバーが2人のみなのになぜか部室まである(英都大メンバーが羨ましがりそう)大学ミス研の部長と部員が、2人で日常の謎を解く短編集という、私が大好物な形式の作品。...

「朝からブルマンの男」 「学生寮の幽霊」 「ウミガメのごはん」 「受験の朝のドッペルゲンガー」 「きみはリービッヒ」 メンバーが2人のみなのになぜか部室まである(英都大メンバーが羨ましがりそう)大学ミス研の部長と部員が、2人で日常の謎を解く短編集という、私が大好物な形式の作品。設定がド王道なので他作品との差別化は…といういらぬ心配(本当にね)は正に杞憂に終わりました。 表題作、なぜブルマンを頼むのか、は割とすぐ理由の推察がつくけれどそこからの展開が面白かった。 「ウミガメのごはん」はミステリ的には謎そのものよりも依頼人の明かす真相が一番のよみどころと思う。ちゃんと伏線もあるし。 そして「きみはリービッヒ」、こういう作品読みたくて学校を舞台にしたミステリを読むんだよなぁ〜と甘酸っぱい気持ちになりました。 当然続編出ますよね。楽しみに待ちます(^^) やっぱり探偵相棒とも女性だと、読んでて嬉しくなっちゃう。(「地雷グリコ」はそこも好きだった。あれは主人公と相棒に加えてラスボスまで女子高生) 今作の探偵は時代柄か、ちょっとルーズなくらいでマイルドな個性のキャラクターだなぁ。

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2025/11/03

表題作のみ。ブランチの紹介から気になっていて予約してました。2千円のブルマンを飲むのに、どんな理由があるのかと期待して読み進めました。うーん、とへぇーが両方出る感じでしたが、結末が気になり読みやすかったです。その先は、まだ読めていません。

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2025/11/02

派手さとか真新しさはないけど鼻につかない丁度いい謎解きで私はすごく好みだった。 特に最後の章が一番好きだったな。

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2025/10/25

小学生でも高学年なら読めそうだし、幅広い年齢に愛されそうな日常の謎小説。最後まで読むと青春小説的な要素もありさわやかでした。 それゆえ、謎や推理にあまり尖った部分が感じられず、今一つだったかなあ。 しかし推理小説初読みさんにもオススメできる、癖のなさは素晴らしい。

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2025/10/23

相沢沙呼のマツリカシリーズのような、女王様とポチ的な関係だけど、女子同士だとほんわか和やか。ただ、人物造形はほわほわ定まりきらない。ボク属性なのか、ほんのりお色気路線なのか、ギャップ萌えなのか…。 ワトソンとホームズのような関係で、日常の謎をさらりと解決&図解が入る本格ミ...

相沢沙呼のマツリカシリーズのような、女王様とポチ的な関係だけど、女子同士だとほんわか和やか。ただ、人物造形はほわほわ定まりきらない。ボク属性なのか、ほんのりお色気路線なのか、ギャップ萌えなのか…。 ワトソンとホームズのような関係で、日常の謎をさらりと解決&図解が入る本格ミステリは好き。論理立てはなるほどだけど、頭がついていかずそのあたりは斜め読み。 表題作、朝からブルマンの男が一番面白かった。 あと、列車のミステリは銀河鉄道999の情景を彷彿させられ雰囲気よし。うろ覚えだが、恩田作品でも夜行列車で語らう男女の話好きだったな。三月は深き紅の淵をのどこかだったかな?

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2025/10/19

一杯二千円のコーヒーを 連日注文する男の目的とは? ‟推理合戦”を楽しむ 桜戸大学ミステリ研究会の二人組が 日常で出合った五つの謎。 第1回創元ミステリ短編賞受賞作を収録した青春ミステリ短編集 一杯二千円もするコーヒーを週に三度注文しては、飲み残していく客「朝からブルマンの男」...

一杯二千円のコーヒーを 連日注文する男の目的とは? ‟推理合戦”を楽しむ 桜戸大学ミステリ研究会の二人組が 日常で出合った五つの謎。 第1回創元ミステリ短編賞受賞作を収録した青春ミステリ短編集 一杯二千円もするコーヒーを週に三度注文しては、飲み残していく客「朝からブルマンの男」、途中下車して遅刻しそうだった友人が、先に行った自分となぜか同時に高校入試の会場に到着した「受験の朝のドッペルゲンガー」、単身赴任中の父親が帰宅する金曜日の夕食だけ味が落ちるという、郷土料理研究会の会員宅のご飯の秘密「ウミガメのごはん」など、桜戸大学ミステリ研究会の二人組が出合った謎を描く全五編を収録。謎の魅力、推理する楽しみを詰めこんだデビュー短編集。 ミステリーサークルの2人が、大学で起こった不思議な事件を解決していく話。バイト先に決まった曜日に現れ、2000円のブルーマウンテンを注文するも残して帰っていく男、大学の4人しか住んでいない古い寮に現れる幽霊。単身赴任の父親が帰って来る金曜日だけ母親が炊く土鍋ご飯美味しくない謎、受験の日の朝に電車で別れた友人のドッペルゲンガーを見た青年、サークル部屋の中でなくなったダイヤモンドと殴った犯人の謎など、なかなか面白い話ではあった。 しかし、この探偵役の緑里先輩がいわゆる「僕っ子」だった。そこがすごく萎えてしまった。そして、喋り方も推理小説に出て来る探偵みたいな喋り方。もうなんだろう。僕っ子でこの喋り方の大学2年生ってかなり個性的だし、かなり痛くない?って思ってしまった自分がいてダメだった。助手役の志亜ちゃんは、少し突拍子もないことを考える子だけど、そんなに気にはならなかった。だけど、緑里ちゃんだぇは無理。僕っ子でなければ、まだ良かったのかも?とか思ったりもした。なんだろう。探偵に個性が盛りだくさんすぎて胸焼けするみたいな? 誰も死なない。誰も不幸にはならない日常ミステリーで、ほのぼのとして面白かった。だけど、緑里ちゃんは好きになれない。まぁ、大学の中ではその個性が認められているようだから、たぶん今の時代なんだろうなと思った。 2025.10.19 読了

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