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近畿地方のある場所について 文庫版 の商品レビュー

3.7

270件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    118

  3. 3つ

    80

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    4

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2025/10/04
  • ネタバレ

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映画を先に観たのですが、お話が違っていたので驚きもありつつ、全く別物として読みました。 こっちのほうがリアルな怖さがあるという、ヒトコワに近い感じでした! でも、これは誰の言葉で今誰のターンなのか時々わからなくなってしまったので、2周目する時はじっくり集中して読みたいです

Posted byブクログ

2025/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

近畿地方のある場所についての記事、一つ一つが不気味でうすら怖い。さらに、幾つもの記事を読み進め、主人公たちが俯瞰してまとめを述べる形が挟まれることで、「近畿地方のある場所について」という大きなホラーになっていく造りが面白かった。 こどもたちの様子がおかしくなる地、赤いジャンプ女、異形との婚姻、石を祀るカルトなどなど、小道具(?)も魅力的だった。 単行本とこの文庫本とで、少し雰囲気が異なるらしいので、単行本の方も時間ができたら読んでみたい。

Posted byブクログ

2025/10/02

映画になっていたのと、近畿地方に縁があるので、興味が湧いて読みました。 最初から中盤までは、ホラー要素が多く、謎な部分もあって、先が気になって読む手が止まらない、という感じが素晴らしい。 結末は、え?そうなの?という…ホラーなの?ヒューマンドラマなの?近畿地方は…あれ…??といっ...

映画になっていたのと、近畿地方に縁があるので、興味が湧いて読みました。 最初から中盤までは、ホラー要素が多く、謎な部分もあって、先が気になって読む手が止まらない、という感じが素晴らしい。 結末は、え?そうなの?という…ホラーなの?ヒューマンドラマなの?近畿地方は…あれ…??といった感じ。 単行本と文庫本で内容が違うそうで、文庫本がよかったら、単行本も読んでみようと思ってたけど、もういいかな。 結局、何が真実で何が虚構なのか、曖昧だけど、突き止めなくても良い、突き止めないからこその鬱蒼とした怖さが、この物語の魅力なのかな、と思いました。 物語風だったり、インタビュー形式だったり、横書きだったり、工夫が成された文庫本でした。 逆に、コレがどう映像化されたのか、気になるところ。

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2025/10/01

ホラー部分の話はカクヨムで読んでいたのである程度分かっていました。 文庫版は、どちらかというと人間関係の解明というところが肝なのかなと思いました。 不幸の連鎖というか、なんとも切ない話で…。

Posted byブクログ

2025/09/30
  • ネタバレ

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3.4 あまりtheホラー本は読まないのでその点では楽しめた。 ただ、気になって仕方ないという展開でもなく、最終的な結末も、おーそういう事かとはなったがめっちゃハッとする展開ではなかった。 幽霊は人が認識するから幽霊 編集者の瀬野の母親と弟が亡くなったことが、幽霊の元だった。母親は宗教にハマっていたため、シールを貼るなどの奇行が後の話に繋がっている。 人の死、宗教が絡まり、ストーリーを奇妙な怖さにしている。 こういう怖い話の元は誰かの死があるのかとふと思った。

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2025/09/29
  • ネタバレ

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近畿地方のある場所(本作では、終始伏せ字で表現される)にまつわる怪異譚パートと、それを追う編集者たちのパートで構成される。複数ある怪異も、「山に人を呼ぶ存在」と、「不気味に飛び跳ねる赤いコートの女」の怪異譚に集約される。怪異とは何だったのだろうか。 んーーーーー構成次第ではもっとおもしろくなりそうだったのに。 ジャンプ女の正体が分かった時、もっと編集部の登場人物の話に頁が割かれていれば、もっと驚けただろうに、ともったいなく思った。怪異を不思議で終わらせず、調査・解釈していく構成は嫌いじゃないので、もっと登場人物が現地に行くなどして怪異の真ん中に飛び込んでいくような流れがほしかった。終始、障りのない場所から高みの見物なので、編集部パートが何も怖くなく、中弛む。 怖い話はいくつかあった。 林間学校の話や冒頭のアダルトサイトのコメント欄の話なんかは良質な怖さだったと思う。どちらかというと、メインとなるジャンプ女よりもましら様の方が怖かったような、、、重めの怪談を二つ入れたことによって、物語の軸がぶれて、着地に影響が出ている気がする。ジャンプ女を紐解く方が今回は綺麗にまとまるので、だとするとましら様は余計だったように思った。 袋とじいらないかも(笑) 挿絵として適切な場面でカラーで挟まれてたら少しぞくっとしたかもしれないけど、最後に纏めて見てもしょうがない。ちょっとしょうもなくて笑った。

Posted byブクログ

2025/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

幽霊は誰かが認識しないとそこに存在しない。幽霊を認識してしまってはだめ。赤い女やジャンプする女など幽霊になったきっかけがわかると怖かった。記者の正体がまさかだった。面白くて怖かった

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2025/09/29

構成・仕掛けが面白かった。メインのストーリーとは別の章を立てて、取材記事やネット情報を入れることで一緒に取材して謎を解き明かしているように感じた。他の小説も読んでみたくなる書き方だった。 肝心のホラー部分は、そこまで怖いとは感じなかった、どちらかと言うと悲しい。単行本版もあると...

構成・仕掛けが面白かった。メインのストーリーとは別の章を立てて、取材記事やネット情報を入れることで一緒に取材して謎を解き明かしているように感じた。他の小説も読んでみたくなる書き方だった。 肝心のホラー部分は、そこまで怖いとは感じなかった、どちらかと言うと悲しい。単行本版もあるとは知らずに文庫本を手に取ったが、単行本を読もうとは思わないかな。これで十分。 全て読んでまだ消化できない箇所もあるけど、それがホラーの良さなのかなと思った。変に追及はせずこれで終わり。

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2025/09/28

話題だったので購入。 単行本と文庫の両方を読んだ方がいいとあったが、とりあえず文庫だけにした。 読み終わって思ったことは、文庫だけでいいかな…だった。

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2025/09/28

単行本版を読んだあと、すぐにこちらの文庫版を読んだ。 わざわざ2つとも読む必要は無かった。内容が異なるとはいえ、読むのはどちらかだけでいい。 単行本版は難解で説明不足、ただそのぶん余韻が残る。 文庫版はより一般向けとなっているが、説明しすぎ感が興を削ぐ部分もあると思った。 良し...

単行本版を読んだあと、すぐにこちらの文庫版を読んだ。 わざわざ2つとも読む必要は無かった。内容が異なるとはいえ、読むのはどちらかだけでいい。 単行本版は難解で説明不足、ただそのぶん余韻が残る。 文庫版はより一般向けとなっているが、説明しすぎ感が興を削ぐ部分もあると思った。 良し悪し。

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