近畿地方のある場所について 文庫版 の商品レビュー

背筋(著者)

2025/10/12

単行本と文庫本で内容が異なると聞いて、思わず買ってしまった。とりあえず、まずは文庫本から。
モキュメンタリー･ホラーで、短くて怖い話がテンポよく掲載されており、テンポよく怖い…怪異の正体を見極めようとするミステリ的な面もあり、ラストはホラーであることを忘れてしまう。と、油断したところで、袋とじ！一番見たくなかったヤツ…

2025/10/10

読みやすくて伏線回収系で怖かったけど適度な怖さで良かった
最終的に繋がるけど短編小説みたいに切れてるから朝読で読みやすかった
最後の写真見るのに3日かかった

2025/10/09

現代(令和)ホラー小説の流行の火蓋を切った作品であり現代(令和)ホラーにおいても最高傑作だと思います。

読み始めから、秀逸で、終始恐ろしいながらも次はどうなるんだろう...これはもしかして...など、ワクワクとした気持ちでページを繰る手が止まりませんでした。

単行本、文庫、映画とどれも素晴らしかったです。
文庫に関してはまさか単行本と内容が変わるなどと予想できませんでしたし、
映画は平成などの古き良いホラー番組を想起させる様な仕掛けがたくさんあり、見事に映像化したなと驚きました。

みなさんもこの夏、暑いお盆の時期にホラーで涼んではいかがでしょうか。

このレビューを見つけてくださってありがとうございます。

2025/10/08

架空の記事やインタビュー記録を通して真相が少しずつ浮かび上がっていく、いわゆるモキュメンタリー形式のホラー小説。
創作であることを理解しながらも、描写の生々しさと現実味が読者の想像力を刺激し、「本当にこうした場所が存在するのでは」と思わせるほどのリアリティを備えている。

露骨な恐怖演出も散見されるが、それ以上に全体を包み込む不穏さや理不尽さが印象的で、静かに恐怖を積み重ねていく構成が巧みだ。
やや中盤に緩みを感じる部分はあるものの、終盤で明かされる真相には納得感があり、読後に残る余韻も深い。

モキュメンタリーという形式を活かし、現実と虚構の境界を曖昧にする手腕は見事で、同作者の他作品にも期待が高まる一作である。

2025/10/09

SNSの信憑性ない話など俯瞰して読むことで、逆にゾッとした本作が文庫版は語り部や物語を振り返るなど1人称や二人称など話の中に入り込む感覚
見方が変わると話の見え方も恐怖感も変わる
噂話の角度の違いを体感せよ
ただ二度怖いが

2025/10/06

▼配架・貸出状況
https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00560088

2025/10/06

オカルト系ホラー小説。人気になっているので読んでみた。雑誌の記事とかインタビュー、ネット掲示板など、それぞれ別々に書かれたものが、だんだんつながっていく。
中盤までの、情報をあつめていくところはリアリティもあるし、ゾワゾワして面白かった。終盤は物語の真相に迫っていくのだけど、そこがウ～ン、結末にもうちょっと怖さが欲しかったな。
単行本版のほうが怖さがあるようなので読んでみたい。

2025/10/05

こんなのも書けてしまうのか。
想像以上に単行本版とまったく読み味が違う。怖さが強いのは単行本の方だが、深く残るのは文庫版の方かもしれない。刺さってしまった。

2025/10/05

ただの取材の羅列だと思っていたが、最後に人間関係が見えてきて意外だった。映像作品で見た方がわかりやすいかもしれないが、小説も頭の中で想像していくと薄気味悪く怖かった。

2025/10/12

一話一話それぞれの話を読んでる間が一番面白くて怖かった。
(途中でお風呂に入ったものだから洗髪が怖かった……)
ミステリーというよりホラー系か。
最後はかなりサラッとした終わり方でした。
袋とじは読んでいません。