つまり“生きづらい"ってなんなのさ? の商品レビュー
著者の桜林直子さんをはじめ、対談相手の方たちが全員著書を読んだことがある方たちだった……!という、わたくし的奇跡の本。 昨今よく話題に上がる「生きづらい」ということば、概念について、精神科医の星野概念さん、文化人類学者の磯野真穂さん、臨床心理士の東畑開人さん、星占いの記事を発信す...
著者の桜林直子さんをはじめ、対談相手の方たちが全員著書を読んだことがある方たちだった……!という、わたくし的奇跡の本。 昨今よく話題に上がる「生きづらい」ということば、概念について、精神科医の星野概念さん、文化人類学者の磯野真穂さん、臨床心理士の東畑開人さん、星占いの記事を発信するライター石井ゆかりさん、ラジオパーソナリティとライターをしている武田砂鉄さんと対話をする。 みなさん、そういえば「聴くプロ」だなと思いながら読んだ。 わたしは子供の頃からずっと「生きづらい」というより、「何がなんだかわからない」が続いているような気がする。 考えて、決断することが不得手なために、人生を無駄にしてしまったような。
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生きづらさについて、五者五様の対話がなされていて興味深かった。 特に第2章の磯野さんのお話が印象に残った。 「相手を見ながら自分のことを考える」という文化人類学的視点。 比較するのではなく、他者に対して感じることで、自分が持っている価値観に気づけるという発想が新鮮だった。 ピ...
生きづらさについて、五者五様の対話がなされていて興味深かった。 特に第2章の磯野さんのお話が印象に残った。 「相手を見ながら自分のことを考える」という文化人類学的視点。 比較するのではなく、他者に対して感じることで、自分が持っている価値観に気づけるという発想が新鮮だった。 ピダハンのように個を持たないことは難しいけれど、もう少しその感覚を薄めてバランスを取れたら生きやすくなるのかもしれない。 今はあまり生きづらさを感じてないけれど、元土グループで時々また土の中に潜ることもある。 そんなときに使えそうなヒントをいくつももらえた気がする。
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#ヨンデルホン #つまり生きづらいってなんなのさ? / #桜林直子 #星野概念 #磯野真穂 #東畑開人 #石井ゆかり #武田砂鉄(#光文社) #ドクリョウ #ヨミオワリ どの対談も面白く興味深い。特に砂鉄さんは、分かる部分が多くあった気がする。 人が人と生きる故の生きづらさは形...
#ヨンデルホン #つまり生きづらいってなんなのさ? / #桜林直子 #星野概念 #磯野真穂 #東畑開人 #石井ゆかり #武田砂鉄(#光文社) #ドクリョウ #ヨミオワリ どの対談も面白く興味深い。特に砂鉄さんは、分かる部分が多くあった気がする。 人が人と生きる故の生きづらさは形は違えど無くなることはないのだろう。いかに自分らしい土台を見つけるか、それが唯一の攻略法なのだろう。
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【目次】 はじめに 第1章 「人は傷つけてくるもの」なの?(星野概念) 第2章 「わたしらしさ」の呪縛(磯野真穂) 第3章 他者と関わり脚本を考える(東畑開人) 第4章 信じる力と疑う力(石井ゆかり) 第5章 感情アーカイブとの付き合い方(武田砂鉄) あとがき
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正直、読んでいて人それぞれという考えが浮かぶくらいでした。また、違う時に読めば違って見えてくるかもしれません。
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対談が5本。対談相手のセレクトがなかなか良かったですけど、やはり人それぞれなので、自分の生きづらさに直接影響を与えるようなお話はなかった。武田砂鉄さんの「保留」が、「まあそうだろな」と一番思えました。
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“生きづらい”という言葉、概念をひもとく1冊。 トークイベントで著者である“サクちゃん”と精神科医の星野概念さん、文化人類学者の磯野真穂さん、臨床心理士の東畑開人さん、ライターで星占いの記事を書く石井ゆかりさん、ライターでラジオパーソナリティーの武田砂鉄さんがそれぞれ対談した内容...
“生きづらい”という言葉、概念をひもとく1冊。 トークイベントで著者である“サクちゃん”と精神科医の星野概念さん、文化人類学者の磯野真穂さん、臨床心理士の東畑開人さん、ライターで星占いの記事を書く石井ゆかりさん、ライターでラジオパーソナリティーの武田砂鉄さんがそれぞれ対談した内容を元に書かれている。 それぞれの対談で、全く異なる切り口で“生きづらい”とは何かが語られていて、非常に興味深く、おもしろかった。 サクちゃんの“このやり方だと上手くいきそう”みたいな考え方がちりばめられていて参考になった。 特に文化人類学の回では、それそのものも面白そうだし、ピダハンという民族の話や「人間は常に歴史と社会との繋がりの中で生まれてくる」という視点には、はっとさせられた。 他の回の話もそうで、読み終えて自分の視野が広がり、“生きづらいな”と思った時、“こういう考え方もあったな”と思い出して、少し楽になるきっかけになりそうと思った。 本当に色んな話がぎゅぎゅっと詰まった1冊で、定期的に読み返したい。 ☆3.8
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◾️この書籍で特に印象深い言葉は、土台。「子どもの頃にしっかり土台ができあがると、その上で当然のように飛んだり跳ねたり走ったりできますが、土台が作られないまま成長すると、うす暗い土の中にいるような感覚で、うまく動けない」 ◾️やるべきことは、「自分で決める」こと。 ◾️「過去...
◾️この書籍で特に印象深い言葉は、土台。「子どもの頃にしっかり土台ができあがると、その上で当然のように飛んだり跳ねたり走ったりできますが、土台が作られないまま成長すると、うす暗い土の中にいるような感覚で、うまく動けない」 ◾️やるべきことは、「自分で決める」こと。 ◾️「過去を大事に抱えてない?未来に背を向けてない?人生のシナリオはあとから自分で書き換えられる」という文を読んで、過去を大事に抱えすぎてる!今や未来を蔑ろにしてる!!!と、オタクは頭を抱えました。後悔の多い時期(高校時代)のことを毎日大切に繰り返して思い出してる……思考の照準を、今と未来に直していきたいなあ( ´ ▽ ` )
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何回か読んで味わいたいと思った本です。 わかるようで、わからない。もっと噛み砕いて、消化したい感覚。 「多分、なにかを恨んでいたいという気持ちがあると、人のせいにし続けてしまって買われないんだろうな」 「リアルな困りごとと想像上の他者との比較を無理やりくっつけて生きづらさが誕...
何回か読んで味わいたいと思った本です。 わかるようで、わからない。もっと噛み砕いて、消化したい感覚。 「多分、なにかを恨んでいたいという気持ちがあると、人のせいにし続けてしまって買われないんだろうな」 「リアルな困りごとと想像上の他者との比較を無理やりくっつけて生きづらさが誕生する」
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図書館の新刊本コーナーで手に取りました! 何冊か借りている中で、明日返さなくちゃという切羽詰まった状況で読み始め、夜に半分朝起きて半分と読み進めていました! 生きづらさについての本は、気になりつつもしんどくなりそうだし、ちょっと距離を置いていましたが、タイトルの「つまり&q...
図書館の新刊本コーナーで手に取りました! 何冊か借りている中で、明日返さなくちゃという切羽詰まった状況で読み始め、夜に半分朝起きて半分と読み進めていました! 生きづらさについての本は、気になりつつもしんどくなりそうだし、ちょっと距離を置いていましたが、タイトルの「つまり"生きづらい"ってなんなのさ?」に惹かれて手に取りました。 「雑談」を仕事にしている、桜林直子さんが、本屋B&Bさんで5回にわたる連続対談シリーズとして行ったトークイベントの会話から作られた1冊です。 精神科医の星野概念さん、文化人類学者の磯野真穂さん、臨床心理士の東畑開人さん、ライターの石井ゆかりさん、ラジオパーソナリティーでライターの武田砂鉄さん、5人のそれぞれの立場から、"生きづらさ"がどう見えているのか教えてよ!!と雑談をしていきます。それぞれの分野からのお話が興味深かったです。文化人類学という学問に馴染みがなかったのですが、もう少し深く知りたいなと感じました! 色々な視点での雑談を読んで、自分で決めていくことで動き出すストーリーを信じてみたいと思いました!久しぶりに付箋を貼りながら読みました。時々読み返したいなと思います。
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