骨灰 の商品レビュー
1日で読み切ってしまった。序盤から恐怖でドキドキが止まらず、主人公が狂ってることが明らかになった中盤以降は痛々しさでやめてくれ、、と思いながら頁をめくる手が止まらなかった、、 祟り、因縁、もちろん科学的ではないが現代でも祭祀は残ってるし、日本人のDNA的に何となく感じてしまうのだ...
1日で読み切ってしまった。序盤から恐怖でドキドキが止まらず、主人公が狂ってることが明らかになった中盤以降は痛々しさでやめてくれ、、と思いながら頁をめくる手が止まらなかった、、 祟り、因縁、もちろん科学的ではないが現代でも祭祀は残ってるし、日本人のDNA的に何となく感じてしまうのだろうか。 「拝み屋」が工務店の体をなしてるのとかよく考えたというか、実は現実にあるのかもしれない?
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おばけちゃんはかなり具体的だし解決策もあるし、体感はホラーというより心霊サスペンス? 主人公が不条理にするりと滑り込まれていく描写が怖くて良かった!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【ホラー小説をお探しの方、これです!】 熱帯夜を吹き飛ばすほどの、和製ホラーがここにあります なんとなく「ホラー小説」を読みたい。 と軽い気持ちで読んでみたのですが… 予想以上に「ガッツリ和製ホラー」で、後悔するほどの恐怖がありました。 皆さま、『骨灰』は良作ホラーですよ! 舞台は、現代の渋谷。 渋谷の地下にある開発現場を舞台にしているので、関東圏にお住まいの方はリアルに想像できてしまうのではないでしょうか? 作中、度々出てくる 「祟られていませんか?」 には、呼吸するのを忘れるくらいゾクッとしました。 読了後は、脱力と息切れ…。 けれども、一言言わせてください! これぞ、今年の夏に読むべきホラー作品と言いたい! 少し詳細を話しますと… 主人公は大手デベロッパーのIR部にお勤め。 SNSで「火が出た」「いるだけで病気になる」「人骨が出た」などのツイートが開発現場の写真付きで投稿されているのを知り、調査に出ます。 そして、図面に載っていない場所があるのを知り、入ってみると男が繋がれているのを発見して… という始まり。 察しのいい方は気づくかもしれません。 主人公は、ある儀式を壊してしまい、祟られます。 そして、自分に家族に…恐怖が襲い掛かってくる。 得体のしれないものに襲われるゾクゾク・ゾワゾワ系のホラーです。 (※グロ場面はないに等しいので、苦手な方でも読めます。) ちなみに、472ページとけっこうボリュームがあるのですが、スッと読めちゃいます。 読めば読むほど、どうなるの?と好奇心が上回って、読む手が止まらず。 一気読みするのではないかと。 夜更かし必須で読むことをおすすめします。 熱帯夜、忘れますよ。
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高層ビル建設現場の地下に存在する巨大な穴と謎の祭祀場、そこに出入りしてから見舞われる不気味な足跡や死んだはずの人間の声、身体が焼け爛れた亡者の姿という怪異の数々によって日常が侵食されるホラーで、主人公がどんどんおかしくなるもそれに気づかないところに新しい怖さを感じ、『東京に地下...
高層ビル建設現場の地下に存在する巨大な穴と謎の祭祀場、そこに出入りしてから見舞われる不気味な足跡や死んだはずの人間の声、身体が焼け爛れた亡者の姿という怪異の数々によって日常が侵食されるホラーで、主人公がどんどんおかしくなるもそれに気づかないところに新しい怖さを感じ、『東京に地下に潜む得体の知れないなにか』の描写も凄まじく読み応えがあって面白かった。
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これまで読んだことがないタイプのホラー小説。読み進めながら、続きが気になって仕方がなかったです。どうやってこんな設定を思いついたんだろう。元になる様な体験があったのかしら。
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自社が建設中の高層ビル。 現場の地下に"いるだけで病気になる、有害なものがでてる、人骨がでた、火が出た"という、SNSのツイートの真相を確かめに松永光弘は現場の地下へ向かう。 現場の地下深くに大きな穴。 調べを進めていく中で、松永の家庭や身の回りで怪奇現象...
自社が建設中の高層ビル。 現場の地下に"いるだけで病気になる、有害なものがでてる、人骨がでた、火が出た"という、SNSのツイートの真相を確かめに松永光弘は現場の地下へ向かう。 現場の地下深くに大きな穴。 調べを進めていく中で、松永の家庭や身の回りで怪奇現象が起き始め、松永本人の人格も徐々に壊れていく。
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冲方丁『骨灰』角川文庫。 第169回直木賞候補作のホラー小説。 ゴリゴリ、バキバキの正統派ホラー小説であるのに角川ホラー文庫からの刊行ではないのは何故だろうか。 冲方丁の小説を読むのは『天地明察』に続き2作目である。冲方丁は歴史小説、ミステリー小説、SF小説、官能小説、ホラ...
冲方丁『骨灰』角川文庫。 第169回直木賞候補作のホラー小説。 ゴリゴリ、バキバキの正統派ホラー小説であるのに角川ホラー文庫からの刊行ではないのは何故だろうか。 冲方丁の小説を読むのは『天地明察』に続き2作目である。冲方丁は歴史小説、ミステリー小説、SF小説、官能小説、ホラー小説、ファンタジー小説とかなり広いジャンルで小説を書いているようだ。しかし、これまで自分のアンテナに引っ掛かる小説は無かったのだ。 さて本作。久し振りに本当に恐いホラー小説を読んだ。暗闇の中から、じわじわと日常に迫りくる恐怖とイヤな感覚は、自分自身の頭の中を何かに浸食されていくかのようだ。 大手デベロッパーのシマオカ株式会社の財務企画局IR部に勤務する松永光弘は、自社の高層ビル建設現場の地下へ調査に向かっていた。その目的は、その現場について『火が出た』『いるだけで病気になる』『人骨が出た』というツイートの真偽を確かめ、それらの噂を消し去ることだった。 現場の地下の異常なまでの乾燥と、嫌な臭気を感じながら調査を進めると、図面に記されていない巨大な穴のある謎の祭祀場に辿り着く。その祭祀場は大昔から工事現場の御祓いを生業にする玉井工務店が作り上げたものだった。 嫌な臭気をまとったまま帰宅した松永と家族に次々と奇妙な出来事が降り掛り、松永は地下で目撃した光景を夢で見るようになる。やがて、松永は亡くなったはずの父親の存在を身近に感じ、会話するまでになる。 本体価格1,000円 ★★★★★
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狂ってるのに気づいてない主人公かつそのままの視点なのにゾッとする。 私の嗅覚までコントロールされてるみたいで、 解決しない事には終われないと、一気に読んでしまった
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文庫化を待ってた作品。 冲方丁さんの初のホラーということで、期待大だけど、タイトルからして怖そう。。 冒頭、光弘が地下に降りていく時点でもう怖くて、でも続きが知りたくて読むのを止められなかった。やっぱり冲方作品は寝不足になる。 渋谷の工事はそれこそ昔っからで、いつ終わるのか?って...
文庫化を待ってた作品。 冲方丁さんの初のホラーということで、期待大だけど、タイトルからして怖そう。。 冒頭、光弘が地下に降りていく時点でもう怖くて、でも続きが知りたくて読むのを止められなかった。やっぱり冲方作品は寝不足になる。 渋谷の工事はそれこそ昔っからで、いつ終わるのか?って皆んなが思ってたことだし、駅の地下のダンジョンっぷりも話題だし、何かと身近な場所だし、あり得るし、で怖さ倍増でした。 暫く暑くても地上で過ごそうと思います :汗
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