能面検事の死闘 の商品レビュー
能面検事シリーズ第3弾。多くの事柄が、不破検事の事務官である惣領美晴の視点で語られるのだが、この美晴さんは大変感情的なうえに怯えに簡単に判断が支配されてしまうので、読んでいてイライラする。 不破検事はこの人になぜイライラしないのか。能面検事だからか。 岸和田駅西口で白いワゴン車...
能面検事シリーズ第3弾。多くの事柄が、不破検事の事務官である惣領美晴の視点で語られるのだが、この美晴さんは大変感情的なうえに怯えに簡単に判断が支配されてしまうので、読んでいてイライラする。 不破検事はこの人になぜイライラしないのか。能面検事だからか。 岸和田駅西口で白いワゴン車が次々と歩行者を轢き殺した。ワゴン車から降りて来た男は迷彩服を着て刃渡り30センチほどのサバイバルナイフを持っている。次々と切り付けて殺したあと、抵抗せずに手錠にかかった。 次に大阪地検事務所に送られて来た郵便物に爆弾が入っていて、前田と仁科がぶっ飛んだ。ポストルサンチマンなるものから犯行声明が出て、先の通り魔殺人の犯人を釈放しろという。 現在、郵便物はすべてx線観察装置でチェックされている。畿内の地検全てに設置され、チェックする手間が増えた。たまに本物のポストルサンチマンによる犯行もあるが、全国の地検などで後追い偽事件が頻発する。 不破検事は美晴を送っていったついでに爆発に巻き込まれて吹っ飛ばされる。
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中山七里『能面検事の死闘』光文社文庫。 シリーズ第3弾。 予想外の展開と犯人の正体。今回も非常にリーダビリティが高く、読み応えがあった。 忘れた頃に起きる無差別殺人という人命も人権も無視した非道な犯罪。確かに思った通りの人生を送れずに不満はあるのかも知れない。しかし、その不...
中山七里『能面検事の死闘』光文社文庫。 シリーズ第3弾。 予想外の展開と犯人の正体。今回も非常にリーダビリティが高く、読み応えがあった。 忘れた頃に起きる無差別殺人という人命も人権も無視した非道な犯罪。確かに思った通りの人生を送れずに不満はあるのかも知れない。しかし、その不満を間違った方法で解消しようとする考えは許すことが出来ない。 南海電鉄岸和田駅で無差別殺人事件が発生する。犯人の32歳の笹清政市は駅構内にレンタカーのワゴン車で突っ込み、3人を轢き殺し、さらには車から降りてサバイバルナイフで3人の女性と小学生1人を切り殺すという残虐な犯行を行ったのだ。 駆け付けた警察官に取り押さえられた笹清は自らを『無敵の人』と称し、大学を卒業していながらもバブル崩壊により非正規労働にしか就けず、挙げ句に引き篭もりとなった自身の境遇に怨嗟の言葉を漏らしていた。 数日後、大阪地検の総務部に届けられた郵送物が爆発し、6名が重軽傷を負った。『ロスト・ルサンチマン』を名乗る人物が爆発事件の犯行声明を出し、笹清の釈放を求める。 岸和田駅で起きた無差別殺人事件と大阪地検を狙った爆発事件の2つの事件の真相を解明するために大阪地検のトップは不破俊太郎一級検事を指名する。 何時も通り、大阪府警の非協力的な対応も物ともせず、自身のやり方で淡々と事件の捜査を進める不破であったが、自らも爆発事件に巻き込まれ、負傷してしまう。 本体価格720円 ★★★★★
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読後、以前に読んだ気がする。ブクログに登録していないので気のせいかとも思うが、結末を薄っすら覚えている。私的に紙の本が読みにくくなり電子書籍にしたので、それ以前に読んだのかな? 不破節健在で安心して読めました。
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ゆっくり読もうと思ってたけど、やっぱり、一気読みです。中山七里さんの本は、先が気になって気になって。 能面検事、感情を外に出さない、検事。 とても徹底してる。お付きの司書が、一般論で話すけど、だからこそ、能面検事の個性がひきたつのかも? 関西弁は知らないので、あまり、気になりませ...
ゆっくり読もうと思ってたけど、やっぱり、一気読みです。中山七里さんの本は、先が気になって気になって。 能面検事、感情を外に出さない、検事。 とても徹底してる。お付きの司書が、一般論で話すけど、だからこそ、能面検事の個性がひきたつのかも? 関西弁は知らないので、あまり、気になりませんでした。ストーリー、プロットがやはり、素晴らしいです。 読書を楽しめます。 どうして感情を外に出さないのか、それは、若く未熟な時に、感情敵になり失敗した過去がありました。それから、戒めとして能面検事となり、淡々と事実に近づいていきます。 社会的な問題も、考えさせられますね。だからと言って、犯罪行為は、良くないし、責任転嫁はダメダメだけれども。けれど、こんな小説を通して、いろんなことを考えることができますね。 昔は、上昇思考が強かったよね。だけど、今は、自分の、個人の幸せを求めて。人と比べないことで、自分の幸せを見つけることができる時代。 だけと、転換期の時期には、上に歯登りたい、だけど、社会が、そうさせない。不公平だと、感じると、どこかに、だれかに、感情をぶつけたくなるんだよね。 どんな時代になっても、自分自身を見つめて、人と比べない。自分の本当の、幸せ、豊かさ、それを静かに見つめていくと、人は、幸せになれると思う。 ラストも良かった、しみじみ。
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自分も氷河期世代だが、不遇な扱いを受けこれからも不遇の扱いを受けるであろうなぁと。共感できる部分が多かった。その辺うまく描いてくれていました。 それにしても、検事ってこんなに死にかけるものなのか
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初・中山七里先生。 ドラマを先に観ていたので、登場人物とドラマのキャストのリンクも楽しめた。 前作二作を読んでいなくても面白いのではないかと思う。 テンポよく最後までそのスピード感が変わらない感じ。 主人公の動きだけではなくて、場面転換のたびに、いろんな人物が登場してその人物に起...
初・中山七里先生。 ドラマを先に観ていたので、登場人物とドラマのキャストのリンクも楽しめた。 前作二作を読んでいなくても面白いのではないかと思う。 テンポよく最後までそのスピード感が変わらない感じ。 主人公の動きだけではなくて、場面転換のたびに、いろんな人物が登場してその人物に起きた出来事が回収されていくのが面白い!
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検察官シリーズ第3段 大阪岸和田駅で車で3人をはねた後4人を刺し7人の無差別殺人が発生し現行犯で逮捕された。 犯人は2010年大卒のリーマンショックの煽りを受けた就職氷河期の世代。正社員にはなれず5年前から引き篭もっている笹清政市32歳。 その後、大阪地検で郵便物の爆発が発生。...
検察官シリーズ第3段 大阪岸和田駅で車で3人をはねた後4人を刺し7人の無差別殺人が発生し現行犯で逮捕された。 犯人は2010年大卒のリーマンショックの煽りを受けた就職氷河期の世代。正社員にはなれず5年前から引き篭もっている笹清政市32歳。 その後、大阪地検で郵便物の爆発が発生。爆弾魔の犯人は声明で笹清の釈放を要求。 無差別殺人からロスト世代の反抗と中山さんお得意の社会全体を巻き込む展開となっている。今回は驚くようなどんでん返しではなかったが満足いく内容だった。 どのシリーズも最後に少し不破の人間らしい部分を出してくるが今回もとても良くて、ますますファンになってしまいます。 強いて言えば惣領さん。不破不在時にもっと活躍すると期待したが全然成長していないのはとても残念。これはご愛嬌ですか。
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やーーーーこれも面白かったのは面白かったんだけど流石に1人にさせすぎ感が凄くてフィクションすぎたなあって気持ち。あっちとあっちどっちかなって思ったけど手際的にもあっちでしたね。1作目があれやったからその辺もちょっと。 3作の中じゃやはり2作目が好きかな! しかし不破検事怪我しす...
やーーーーこれも面白かったのは面白かったんだけど流石に1人にさせすぎ感が凄くてフィクションすぎたなあって気持ち。あっちとあっちどっちかなって思ったけど手際的にもあっちでしたね。1作目があれやったからその辺もちょっと。 3作の中じゃやはり2作目が好きかな! しかし不破検事怪我しすぎだろう・・今回はちょっとありえなさのが大きかったかな。軍人上がりとかでもなきゃ動き回るの無理そすぎて。
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能面検事シリーズ 第三弾。 大阪・南海岸和田駅で32歳の男・笹清政市が車で突っ込み、さらに刃物で人々を襲撃。7名が死亡する大惨事になる。犯人は捕えられるも、第二の事件が。 大阪地検に爆発物が送り付けられ、職員が負傷。送り主は「ロスト・ルサンチマン」を名乗り、笹清の釈放を要求する...
能面検事シリーズ 第三弾。 大阪・南海岸和田駅で32歳の男・笹清政市が車で突っ込み、さらに刃物で人々を襲撃。7名が死亡する大惨事になる。犯人は捕えられるも、第二の事件が。 大阪地検に爆発物が送り付けられ、職員が負傷。送り主は「ロスト・ルサンチマン」を名乗り、笹清の釈放を要求する。 今回は本を開いていきなり大事件ですから、前半が怒涛のようなスピード感でした。 事件の後は不破検事の調査が始まるわけですが、ここがいつもちょっぴり退屈(⌒-⌒; ) コツコツ地道な捜査です。 が、これがあるから最後に犯人に繋がるんですね♪不破検事、かっこいいです。 相変わらず惣領美晴は鬱陶しいですが、3冊目に来て、だいぶ落ち着いてきましたね(笑) 中山七里先生の本は四字熟語が多いですね。 秋霜烈日(日本の検察官が付ける検察官記章のデザインに対する呼称、秋の冷たい霜や夏の激しい日差しのような気候の厳しさのこと) 綱紀粛正(国の規律を引き締めて不正を厳しく取り締まること) 呉越同舟(仲の悪い者同士が一所にいる、または共通の目標で協力すること) 四面楚歌(周りに敵しかいなくて孤立無援の状態のこと) 海千山千(世間の経験を積み、ものの裏面まで知りぬいて悪賢いこと) 面従腹背(表面だけは服従するように見せかけて、内心では反対すること) 牽強付会(自分の都合のよいように無理に理屈をこじつけること) 同工異曲((音楽の演奏など、)手法や技量は同じでも、味わいや趣が異なることまた、見た目は違うが、内容は同じであること) 一罰百戒(一人の罪人を罰することで多くの人への戒めとすること) 泰然自若(落ち着いて物事に動じない様子) 唯々諾々(事の善悪や是非にかかわらず、人のいいなりになる様子) 羊頭狗肉(店の前には羊の頭を掲げ、羊の肉を売ると見せ掛けて、実際には犬の肉を売っているという意味から、転じて、外見と内実とに大きな差があること) 迷惑動画(これは四字熟語とちゃうかー(笑))
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