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去年、本能寺で の商品レビュー

3.4

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    3

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2026/03/20

私には難解でした 地球史、世界史、日本史、人類史、宗教史を『本能寺の変』を舞台に、信長、光秀等の登場人物の転生をもってAIがモデリング・再構築している???とムリヤリ解釈しました 終盤の「偶像」はその中では比較的には読みやすく、ホッとします(笑)

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2026/01/23
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三話目まで読んで図書館の返却期限になったので、いったんここまでのメモ書き。 癖がつよいんじゃあ~!学校で習う日本史を思い出しながら読むと、知ってる日本史を元ネタにしているもの、突飛な説を元ネタにしているもの、日本史以外のものをネタにしているものが入交じり、本来のお受験用知識がわやくちゃになります。受験生は読まないほうがいい笑 SFとしては各話いろんなネタで変化をつけてきているのでおもしろいのかしら?(SFガチオタではないので詳しくはわからない)

Posted byブクログ

2026/01/07
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3.5。ちゃんと読めばもっと面白いと思う。それが証拠にこの作者の他の本も読みたい。それくらいならちゃんと読めばよかったのだが、貸出期限をとうに過ぎて、途中の章を丸ごと飛ばし読み終えた。短編集ということになっているが、一連の作品として成立しているように思う。 「去年マリエンバードで」を文字で追わされているような小説。 「この文章を理解していく困難さ自体にはそれほど意味はなく一つのビジョンを見せようとする布石にすぎない」とすることにして意味を完全に理解しないまま読み進めるがそれでも辛い。出てくる単語、事物、人物に意味や付随するイメージがあり過ぎ(それこそが狙いであるのだろうが)、どうしても文章の途中で止まってしまう。しまいに諦めて、途中の章(短編)をすっ飛ばし最終章(最後の短編)を読んで、ひとまず読み終わったこととした。果たして、それでも物語は繋がってきちんと閉じる。全章(全編)しっかり読めばもっと深く感動的だった気もするし、これでも十分な気もする。独特の魅力があって、提示するビジョンは美しく、この作者に受賞歴が多いのはよくわかる。

Posted byブクログ

2025/12/20

独特。 表題作だけ読んだ。「信長」の意識?的な視線からのお話。信長なんだけど、色んな次元の信長。現代も色んなお話で登場してくる自分も認識しちゃってる信長。だから、女装したり総理大臣になったりとかいろんな自分がいるから「信長ってなんだ?」ってなってる信長。 のはなしでした。(という...

独特。 表題作だけ読んだ。「信長」の意識?的な視線からのお話。信長なんだけど、色んな次元の信長。現代も色んなお話で登場してくる自分も認識しちゃってる信長。だから、女装したり総理大臣になったりとかいろんな自分がいるから「信長ってなんだ?」ってなってる信長。 のはなしでした。(という印象が残ったお話でした)

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2025/11/25

綺麗な装丁と、「著者直筆サイン本」が売ってあったので、思わず手に取った。 歴史×SFの、11編の短編集。 著者の作品は、複数積んではあるものの、何故か手が出なかった。それは著者が明晰なSF作家であり、どこか読むのに心構えみたいなものが必要だと感じていたからかもしれない。 短...

綺麗な装丁と、「著者直筆サイン本」が売ってあったので、思わず手に取った。 歴史×SFの、11編の短編集。 著者の作品は、複数積んではあるものの、何故か手が出なかった。それは著者が明晰なSF作家であり、どこか読むのに心構えみたいなものが必要だと感じていたからかもしれない。 短編の中の、「タムラマロ・ザ・ブラック」では、坂上田村麻呂、黒人伝説が復活し、「三人道山」では後の世の発見が時代を遡り、「宣長の仮想都市」でも、実際に若かりし頃に宣長が書いたと思われる架空の都市を浮かび上がらせる。 「偶像」に至っては、まさに浄土真宗を、仏教をコミカルに描いている。他にも某著名な探偵と助手らしき人物が旧石器時代に現れるパロディなど。 そして信長は、転生され続ける。 歴史には明るくないが、時間感覚が逆行する体験は面白かったものの、少々取っ付きにくい短編もあった。 ただサイン入りなので、⭐︎1はプラス(笑)

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2025/11/22

鬼才(?)円城塔による歴史短編集。だと思うのだが……各編、日本列島上に嘗て存在した人物を主人公に据え、何者か(語り手は一体何者?)がその事跡を思考を語る。しかしそこに当時ではありえないような知識・技術・情報が盛り込まれる(たとえば細川幽斎の正体が軍事AIかつ文事AIだとか、坂上田...

鬼才(?)円城塔による歴史短編集。だと思うのだが……各編、日本列島上に嘗て存在した人物を主人公に据え、何者か(語り手は一体何者?)がその事跡を思考を語る。しかしそこに当時ではありえないような知識・技術・情報が盛り込まれる(たとえば細川幽斎の正体が軍事AIかつ文事AIだとか、坂上田村麻呂の正体がカエサルだとかetc)せいで異形の歴史小説となり、最終表題作に収斂される。知識レベル語りのレベルが高度ですべては理解出来なかった。円城塔の博覧強記ぶりに今回も驚かされる。これまで語られてきた斎藤道三の生涯が実は父子二人のものだったらしいとか、本居宣長が少年時代に構想した理想都市だとか、ウィキペディアで調べて分かったものの、ウィキがなかったらちんぷんかんぷんだったろう。ついていけない部分もあったけれど、とにかく楽しめた。読んでよかった!

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2025/11/13

なかなか難しい短編SF。時代背景、及びその周辺を理解していないと面白みがわからない。 そういう意味では「三人道三」「実朝の首」「去年、本能寺で」辺りは面白かった。 「三人道三」の中で昭和48年が強調されるが、これはNHKで「国盗り物語」が放映された年だ。コレが判る識者はなかなかい...

なかなか難しい短編SF。時代背景、及びその周辺を理解していないと面白みがわからない。 そういう意味では「三人道三」「実朝の首」「去年、本能寺で」辺りは面白かった。 「三人道三」の中で昭和48年が強調されるが、これはNHKで「国盗り物語」が放映された年だ。コレが判る識者はなかなかいないのでは?斎藤道三は実に興味深い人物だ。2人掛かりで斎藤道三に成り上がったとの説もあるし3人掛かり説もあったかな?源実朝も鎌倉幕府成立時のややこしい話だ。数限りなく信長が存在している設定は正にその通りだからクスリと笑える。トンデモ設定を理解するのに難儀する短編もあるが総じて面白かった。たまにはこーゆーのもいいかな。

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2025/11/09

「歴史×SF」はSF的なものへのフックのかけ方として重要である。と思っていたところタイトルを見かけて、円城塔ということもあり買ってみた本。 読んでみたら面白かった。作劇や構成というより、やはり文体のひとつひとつが沁みるようにおもしろくてずるい。その上で、SF的なエッセンスをうまく...

「歴史×SF」はSF的なものへのフックのかけ方として重要である。と思っていたところタイトルを見かけて、円城塔ということもあり買ってみた本。 読んでみたら面白かった。作劇や構成というより、やはり文体のひとつひとつが沁みるようにおもしろくてずるい。その上で、SF的なエッセンスをうまく時代と融合させている。 地の文の語り口は現代視点で、現代用語や現代からの視座があり、しかし作中の時間設定はあくまでもその時代。なのでミスマッチが起きておもしろい。 例えば冒頭作などは、AIの原理を滔々と(もちろん面白くだが)述べているのだが、それが細川藤孝と関ヶ原、というシチュエーションで描かれるがゆえに、読者の興味も担保する。むしろ細川藤孝の話はマクガフィンのようにも思われるが、両者の組み合わせがおもしろく、また、AIの説明としてアナロジーの妙となっている。 ただ、『冥王の宴』と『丹色の星火』しかり、自分が書いているものとの方向性の重複があり気持ち悪いというか、先にすべてやられてしまった感があり、悔しさはある。 また、組み合わせのパターン(時代×SF的飛躍×現代視点かつ司馬遼太郎的語り)は一定なので、後半は失速というか、ちょっと飽きてきたりはした。連作短編全体としてのヒネリというか、横断してのカタルシスは欲を言えば欲しかった。 初出を見るとそれぞれ2ヶ月おきに発表されており、それぞれ参考文献もしっかりあって、2か月ごとにこれら短編を作るのはやはりプロだと思った。

Posted byブクログ

2025/10/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

〇幽齋闕疑抄  軍事AI・文事AIの細川幽齋がAIの発展史とあり方を田辺城籠城戦の渦中に思索する。 〇タムラマロ・ザ・ブラック  黒人の坂上田村麻呂が蝦夷(がりあ)戦記を書き(消失、日本後紀に引用されるも散逸)、薬子の変の際に、イアゴーに諭され王朝に反旗しがりあ建国を図る。 ・三人道三  歴史資料の発見により、16世紀の道三がファジーに。 ・存在しなかった旧人類の記録  旧石器時代の日本列島で巨大な石斧による死体を探偵が推理。 実朝の首 巨船を擬した時間装置により実朝の首は文学の手により頼朝のもとにもたらされ「未来記」が実現する。 ・冥王の宴 〇宣長の仮想都市  端原氏城下絵図・系図にインスパイア。超計算能力を持つ小津弥四郎(本居宣長)が現人神と端原城を創造、古事記や万葉集のかなをデータ処理。 ・天使とゼス王  ザビエルの従者アンジェロと安寿がゴアで邂逅。 ・八幡のくじ  くじ引き将軍義教は偶然に翻弄、嘉吉の乱で偶然首だけで生き残る。 ・偶像  伝説のアイドル親鸞の長子善鸞は、ライブで新曲偶像を熱唱。 ・去年、本能寺で  死んだ信長が第六天魔王、信長の野望の信長など様々に人格がぶれ、少女にもなり述懐する。光秀は信長を倒したという未来の記憶を持ちながら本能寺に向かう。

Posted byブクログ

2025/09/25

宇宙から俯瞰する。遥か遠い過去から未来へ。どこにでも落ちている石。世の中の全てが伏線なんだと感じました。

Posted byブクログ