紅茶とマドレーヌ の商品レビュー
野村美月さんの「月の私」のシリーズを読み、「紅茶とマドレーヌ」も書いていらっしゃるとしり購入しました。 「月と私」より、ちょっと大人向けのお話。 自分の育った街の目白が舞台なので、特別な思い入れもあります。 また、学校(このお話では奏女)が自分の通ってた学校が設定のようで、現実に...
野村美月さんの「月の私」のシリーズを読み、「紅茶とマドレーヌ」も書いていらっしゃるとしり購入しました。 「月と私」より、ちょっと大人向けのお話。 自分の育った街の目白が舞台なので、特別な思い入れもあります。 また、学校(このお話では奏女)が自分の通ってた学校が設定のようで、現実にあった昔の目白、雑司ヶ谷、目白台と空想の目白とを頭に描き読み進めました。 子育てに振り回されながら、若くもないし、年増でもあってないような、女として人としての微妙な年代にいる主人公にも共感する部分が多く、いろいろ考えさせられました。 また、子どもの時に大好きだった小公女にも触れる場面が多く、また子ども時代に好きだった小公女も再読してみたくなりました。 野村美月さんと言えば、やはり、お菓子。 今回はケーキより焼き菓子メインですが、読んでる途中なのに、紅茶とお菓子が食べたくなり、スコーンやクッキーを焼いたりして、好きな紅茶と味わいながら、この本も味あわせていただきました。 お菓子好きな人には、是非読んでいただきたい本です。
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上品にのんびりと専業主婦をしていた姫乃。女子校に通っていたときは校内のきらめく学生の愛称「ダイヤモンドプリンセス」の名前の通り、みんなから慕われるような存在だった。そんな姫乃は会社経営をしていた夫の失踪を機に没落してしまう。 突然のことに目の前が真っ暗になるような、足元が崩れ落ち...
上品にのんびりと専業主婦をしていた姫乃。女子校に通っていたときは校内のきらめく学生の愛称「ダイヤモンドプリンセス」の名前の通り、みんなから慕われるような存在だった。そんな姫乃は会社経営をしていた夫の失踪を機に没落してしまう。 突然のことに目の前が真っ暗になるような、足元が崩れ落ちるような恐怖に駆られるも、学生時代のときのようにマドレーヌと紅茶を食べ、一人娘の笑里とともに行きていくために、得意のお菓子作りを活かして英国式のティールームの開店を決意。 お嬢様のように世間知らずでふわふわしているかと思えば、芯が強く、友人のために奮闘する。学生時代の友人や娘たちと泣いたり笑ったり。そんな彼女たちのすぐそばには、香り高い紅茶と宝石のようなきらめくしっとり濃厚な焼き菓子が並んでいる。 どこかメルヘンで、でもじんわり身体にしみるようなストーリーの数々に癒やされた。紅茶とマドレーヌをお供にもう一度読み返そうと思う。
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出てくる焼き菓子と紅茶がどれも本当に美味しそうで、マドレーヌを紅茶にひたして食べてみたくなった。 できすぎでしょう!と感じるストーリー展開で、キャラ付けがラノベっぽいため気軽に読めた。
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クラシカルな女子校のお話や紅茶の知識やお菓子のおいしさなど、今の自分にピッタリのお話の数々で1日で読み終わってしまった。姫乃さんの前向きな所と凝り性な所がとても魅力的で私も悩みを話してみたくなった。続きも出たので楽しみすぎる。
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「人生はなにが起こるかわからないわ。失敗は成功のもとかもしれない。そう考えたらわくわくしてこない?」 わくわくだなんて考えたことがありませんでした。現時点で成功か失敗かわからないのだったら、わくわく楽しもう。私もそのように最強ポジティブになれたらと思いました。
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【あらすじ】 及川姫乃・四十一歳は、ある日いきなり没落した。 会社を経営していた夫が、借金を残して失踪したのだ。 女子校時代は学院のプリンセス、タワマン住まいで、ずっと専業主婦だったのに、高校入学を控える娘・笑里とどう生活していけば!? だが姫乃は途方に暮れている場合ではないと、得意の焼き菓子作りを活かし英国式ティールームを開こうと決意。 娘や友人たちと支え合って泣いたり笑ったり……。 香り高い紅茶ととびきりの焼き菓子が疲れた心をやさしく包み込む、温かく愛おしい物語。 【個人的な感想】 話の内容が特別面白かったかと言われれば、そうでもないが、焼き菓子やお菓子の描写が素敵で紅茶が飲みたくなった。
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タワマン住まいで夫は実業家、 お嬢様学校出身で専業主婦の恵まれた境遇の 姫乃が序盤からなかなか怒涛な展開。 こんなにふわふわとしててお嬢様感が抜けない 姫乃でこの先大丈夫なのか?なんて思いながら 読んでいたら現在と過去の姫乃やその 友人関係の話が出てくるにつれ、じつは すごくしっかり芯が通ってるというか ちゃんと考えや信念をもってるんだなぁ~ なんて思いました。ダイヤモンドプリンセスと 言われることだけのことはありましたね。 小公女セーラに例えた話が多く出てきたり、 物語の展開自体はかなりご都合主義とまでは いかないが物語の楽しい部分を優先させる ために大変な事や苦しいことなんかは割と 少なめというかサクッとながしてる感じで、 その分出てくる登場人物が割と個性的なのと お菓子と紅茶がすごく美味しそうで お話自体も全体的に温かい話ばかりだったので すごくサクサクと読めました。 とりあえず、後は姫乃の元旦那と不倫相手が ろくな人生にならないことを祈るだけですね。
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飯テロ本! 出てくる焼き菓子が美味しそうで食べたくなる〜。 続編あるのかな?姫乃と小鹿原さん、そして「エミリー」のその先が知りたい。
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ある日突然、夫が借金を残して失踪。 名門女子校を卒業し、タワマン暮らしの優雅な専業主婦だった及川姫乃41歳は、一人娘の笑里と生活するため、試行錯誤を繰り返しながら、ついに英国式ティーハウスを開店します。 中高一貫のお嬢さま学校時代の友人たちとは今でも家族ぐるみの付き合いで、女子...
ある日突然、夫が借金を残して失踪。 名門女子校を卒業し、タワマン暮らしの優雅な専業主婦だった及川姫乃41歳は、一人娘の笑里と生活するため、試行錯誤を繰り返しながら、ついに英国式ティーハウスを開店します。 中高一貫のお嬢さま学校時代の友人たちとは今でも家族ぐるみの付き合いで、女子校時代には生徒会役員をこなし、プリンセスともてはやされた彼女たちも今では悩み多き主婦。 家庭の事情を抱えながらもお互いを支え合い、一緒に泣いたり笑ったり。 姫乃は、大好きな紅茶とマドレーヌを味方に次々と困難を解決していきます。 女同士の厚い友情物語は温かくて懐かしくて、私も姫乃たちのようにゆったりとしたお茶の時間を楽しみたくなりました。
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主人公の姫乃は旦那に裏切られ、 そこで得意なお菓子作りを仕事にすることに。 とっても素敵なお話でした! お話の中では姫乃の同級生が出てきたり、 その子どもたちとの繋がりも書かれているので 紅茶とお菓子を絡めながらも とても前向きになれるお話ばかりでした! なによりもとにかく描...
主人公の姫乃は旦那に裏切られ、 そこで得意なお菓子作りを仕事にすることに。 とっても素敵なお話でした! お話の中では姫乃の同級生が出てきたり、 その子どもたちとの繋がりも書かれているので 紅茶とお菓子を絡めながらも とても前向きになれるお話ばかりでした! なによりもとにかく描写が素敵。 マドレーヌを作る工程から紅茶を入れるところまで 香りが漂ってきそうな文体に惹き込まれました。 私もマドレーヌを紅茶に浸して 食べてみたいなと思った!!
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