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王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記 の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2026/02/26

登場人物がみなさん熱い。仕事に疲れたり自信がなくなったときに読むと元気が出そうな良い作品。マンガも読みたくなります。

Posted byブクログ

2026/01/28

自分の好きな作品を陰で支えている人々の懸命な努力、楽しんで仕事をしていることを知ることができてとても刺激になった。 環境の変化にいち早く対応していくことは大企業こそ難しいが、常に意識していなければならないと思った。

Posted byブクログ

2026/01/26

王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記 長年、紙の『週刊少年ジャンプ』を読み続けてきた私にとって、デジタル媒体である「ジャンプ+」はどこか遠い存在だった。親友がその面白さを熱心に説いていても、心のどこかで「自分は紙の世代だから」と線を引いていた部分があったのかもしれない。しか...

王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記 長年、紙の『週刊少年ジャンプ』を読み続けてきた私にとって、デジタル媒体である「ジャンプ+」はどこか遠い存在だった。親友がその面白さを熱心に説いていても、心のどこかで「自分は紙の世代だから」と線を引いていた部分があったのかもしれない。しかし、細田成規氏によるこの10年戦記を読み終えた今、その認識は根底から覆された。これは単なるプラットフォームの成功譚ではない。紙のジャンプが築き上げた「王者」としての矜持を胸に、ネットという荒野で大の大人たちが血の滲むような試行錯誤を繰り返した、泥臭くも熱い挑戦の記録である。 本書の核心は、ジャンプが黎明期から守り続けてきた「新人の発掘」と「アンケート至上主義」という二本の柱が、デジタルという未知の領域でどう変容し、あるいは深化していったかにある。かつて、後発誌だったジャンプが先行する大手誌に勝つために選んだ「新人に懸ける」というスタイルは、10年前、ネットの波に晒された集英社にとっても最大の武器となった。ネット漫画がまだ海のものとも山のものともつかなかった時代、彼らが直面したのは「紙のジャンプを脅かす存在になるのではないか」という内部の懸念や、ハードが変わることで自分たちの存在意義が揺らぐ恐怖だったはずだ。しかし、彼らが導き出した答えは極めてシンプルだった。サービスやシステムがどれほど進化しても、最終的に人を惹きつけるのは「コンテンツの圧倒的な面白さ」でしかない、という結論である。 特に印象的だったのは、ジャンプ+という箱を立ち上げる際、単なる「紙の代替品」を作るのではなく、ネットならではの実験場として定義しようとした編集者たちの執念だ。彼らは、紙では不可能な表現や、読者との新しい距離感を模索し続けた。失敗を恐れずに挑戦し、もがきながらも回答を出し続ける。その過程で『怪獣8号』や『SPY×FAMILY』といったメガヒットが生まれていく様子は、まさに王者が自らの手で新たな王座を築き上げていくドキュメンタリーを観ているようだった。 この物語を読んでいて、私は自分の生き方や姿勢を投影せずにはいられなかった。私自身、日々の仕事やブログ運営において、変化に戸惑い、時に足が止まることもある。だが、この本に登場するリーダーやクリエイターたちは、目先の利益に惑わされることなく「コンテンツ・オンリー・ナンバーワン」という信念を貫いた。自分たちの強みがどこにあるのかを突き詰め、ハードの変化をむしろ好機と捉えて荒波に飛び込んでいく。その「かっこよさ」は、30代を迎えた今の私にとって、強烈な刺激となった。 また、ジャンプの歴史を紐解く中で語られる、かつての編集長たちの「若手への声かけ」や「読者を徹底的に意識したコンセプト」といったエピソードも興味深い。小中学生をターゲットに据え、アンケートでシビアに評価を下すという伝統が、デジタル空間での「バズ」や「シェア」という現代の指標と見事に接続されている事実は、本質的な価値は時代を超えて普遍であることを証明している。 読後に残ったのは、圧倒的な「熱」だ。良い人材が集まる土壌を作り、失敗を許容しながらも最高の結果を求める。そんな理想的なリーダーシップと、それに応える才能の連鎖が、今の「ジャンプ+」という現象を作り上げたのだと確信した。これまで紙のジャンプにこだわっていた自分が、今では「次は何を読んでみようか」とアプリを開くのを楽しみにしている。 最後に、本書が教えてくれたのは「王者の挑戦に終わりはない」ということだ。完成されたシステムに安住せず、常に自分たちの存在意義を問い直し続ける。その姿勢がある限り、ジャンプはこれからも王者であり続けるのだろう。私自身も、自分のフィールドにおいて「自分にとってのコンテンツとは何か」を問い続け、もがきながらも挑戦を忘れない人間でありたい。 次は、この本で得た興奮をそのままに、まだ見ぬジャンプ+の名作群に飛び込んでみようと思う。

Posted byブクログ

2025/12/09

2015年頃、初めてのスマホとジャンプ+との出会い。読みながら「あー昔こんなコンテンツあったな」と懐かしくなった。 今やどの出版社でもデジタルコンテンツに力を入れているが、「初回全話無料」は読者的にもびっくりした記憶。 前作『月下美刃』の世界観が好きでコミックスも買っていたから、...

2015年頃、初めてのスマホとジャンプ+との出会い。読みながら「あー昔こんなコンテンツあったな」と懐かしくなった。 今やどの出版社でもデジタルコンテンツに力を入れているが、「初回全話無料」は読者的にもびっくりした記憶。 前作『月下美刃』の世界観が好きでコミックスも買っていたから、『SPY×FAMILY』が大流行りした時めちゃくちゃ嬉しかったね〜 誌面のように制限がなく、だれでも連載の可能性が持てる時代になった。 私が好きな作品は 『エンペラーといっしょ』 『山羊座の友人』 『地獄楽』

Posted byブクログ

2025/12/09

本屋のサブカルの棚から発掘。ジャンプ黄金時代とともに育った世代として、アプリ「ジャンプ+」は初期からインストールしていたため、全編通して興味深く読んだ。ただ読み手は選ぶかも知れない。 ジャンプと言えば、創刊時すでにサンデーやマガジンといった少年マンガ誌が売り出されていたことから多...

本屋のサブカルの棚から発掘。ジャンプ黄金時代とともに育った世代として、アプリ「ジャンプ+」は初期からインストールしていたため、全編通して興味深く読んだ。ただ読み手は選ぶかも知れない。 ジャンプと言えば、創刊時すでにサンデーやマガジンといった少年マンガ誌が売り出されていたことから多くの作家を確保できず、新人発掘に注力した結果、王者まで登り詰めた歴史があり、自分の中では、新日本プロレスが旗揚げ当時、全日本プロレスに外国人レスラーのコネクションを独占され(当時は外国人対日本人の構図で盛り上げるのが主流)、やむを得ず新たなスターの発掘や日本人対決を売りに、全日本と比肩する団体にまで成長した経過とオーバーラップしている。 本書が描き出すのは、ジャンプ+編集部が持つ、そうした経過を踏まえたとしてもあまりあるチャレンジ精神ではないか。アプリ立ち上げ当時、マンガのデジタル化はまだ未開の荒野で、少年マンガの王者がそこへ踏み出さなければならない理由は多くはなかったはずだ。そこへ踏み出すのは、豪放磊落な編集長と、一度は敗北を味わった編集者。そこに若手の天才編集者も加わり、一歩ずつ荒野を開拓していく。この話しをそのままマンガにすれば、まさしく少年ジャンプの王道マンガになるんじゃないか!? といった感じで、感想が止まらなくなってしまった…。

Posted byブクログ

2025/11/24

単なるマンガアプリではない。 その理由が知りたくて読んだが、比較しないとわからない。 ぜひ他社のマンガアプリも取材して欲しい。 集英社から出版するのは、ブランディングのひとつだと思うし、それで留まるのはもったいない。

Posted byブクログ

2025/09/29

ジャンプラが軌道に乗ってきたころ読み始めた読者として、黎明期の苦労や前身となるアプリについては知らなかったので面白かった。けど社員が多彩すぎて、こんなに仕事抱えるなんて本当にできるの?!とびっくりもした。 漫画家を発掘し育てることが最重要という信念がブレないからジャンプもジャンプ...

ジャンプラが軌道に乗ってきたころ読み始めた読者として、黎明期の苦労や前身となるアプリについては知らなかったので面白かった。けど社員が多彩すぎて、こんなに仕事抱えるなんて本当にできるの?!とびっくりもした。 漫画家を発掘し育てることが最重要という信念がブレないからジャンプもジャンプ+も王者なのだと実感。競技かるたで言えば、集英社は圧倒的な攻めがるたというわけだ、、、

Posted byブクログ

2025/09/10

ジャンプ+ができるまでの過程、携わった方々の変遷や思い等、熱量が伝わる一冊でした。 自身、『週刊少年ジャンプ』は30年以上途切れることなく愛読しておりますが、ジャンプ+については、各作品に触れる機会はあっても基本的にノータッチでした。しかし、本著を読んでみるとジャンプ+は、ジャン...

ジャンプ+ができるまでの過程、携わった方々の変遷や思い等、熱量が伝わる一冊でした。 自身、『週刊少年ジャンプ』は30年以上途切れることなく愛読しておりますが、ジャンプ+については、各作品に触れる機会はあっても基本的にノータッチでした。しかし、本著を読んでみるとジャンプ+は、ジャンプの基本理念である才能の発掘に焦点が濃く当てられており、また、小手先の一年程度で食いつくされるコンテンツとは違い、基本に忠実であるが故にここまで成長できたことが良く解りました。感覚としては、「一流のスポーツ選手は基礎トレーニングを欠かさない」ようなものなのかなぁと感じました。まさに、漫画雑誌会のイチローです。 これからも週刊少年ジャンプは愛読は勿論、ジャンプ+も見たいなぁと思わせる一冊でした!!

Posted byブクログ

2025/08/09

誌は随分読んでいないし、スマホにジャンプ+もインストールしていない自分が読んでも面白かった。日曜劇場ばりに激アツな「仕事と信念」を巡るドキュメントで、ラストの寄せ書きメッセージはちょっと泣いた。『正反対な君と僕』は読もう。

Posted byブクログ

2025/08/09

ここ10年の出版社の収益はマンガを持っているか持っていないかで大きく差が出ているようです。それはマンガのデジタル化が大きく寄与しています。マンガはスマホで読むことが当たり前になった10年でした。ちょうど2016年に開設された漫画村が違法とされ2018年に閉鎖された出来事もマンガの...

ここ10年の出版社の収益はマンガを持っているか持っていないかで大きく差が出ているようです。それはマンガのデジタル化が大きく寄与しています。マンガはスマホで読むことが当たり前になった10年でした。ちょうど2016年に開設された漫画村が違法とされ2018年に閉鎖された出来事もマンガのデジタル化への欲望を象徴しているようにも思えます。そんな海賊版サイトが月の裏側だとしたらブライトサイド、月の表側のマンガDX物語が本書です。1994年653万部に達した頃だったと思いますが少年ジャンプのシティボードに「ともだち600万人」というコピーを見つけた記憶があります(調べたけど発見出来ず…)。その時代の回し読みを考慮して、ジャンプ+の読者数として1000万人を目指している、という発言に触れた時、スティーブ・ジョブズがiPhoneを発表する時「電話を再発明」すると言ったことを思い出しました。きっとジャンプ+はマンガを再発明しているのだと思います。本書でわかったことはデジタルはマンガと読者の関係を変えただけでなく作者との関係も変えている最中なのでは?ということ。恥ずかしながらこの本でジャンプ+のアプリをDLし『SPY×FAMILY』『彼方のアストラ』『ファイアパンチ』『エルドライブ』『とんかつDJアゲ太郎』『生者の行進』『幼稚園WARS』『ラーメン赤猫』『地獄楽』『怪獣8号』『ダンダダン』『ルックバック』『正反対な君と僕』『タコピーの原罪』『ふつうの軽音部』…無料の第一話読んでそう思った次第です。もともとのジャンプがマガジン・サンデーの作家たちを旧世代化したみたいなことが起こっているように感じました。きっとこれから電車の中での過ごし方、変わりそうです。

Posted byブクログ