立ち読みの歴史 の商品レビュー
日本特有の習俗である「立ち読み」。一体いつ、どこで始まったのか? せっかくなので、まえがきを立ち読みして購入。 書店史や読者の歴史を掘り下げていて面白かった。 今度は音読・黙読の歴史についても関連本を探してみたい。
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立ち読みせずには居られない。まさに立ち読みされるために書かれた本と言って過言ではない。活字から情報を得るという手段について、こういう目線で書いているのが良い。
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本屋が明らかに減っている。 読書文化に欠かせないのかチラ見、立ち読み、ジャケ買いだと個人的に思う。電子書籍の便利さは認めるが、本屋ならでは、また紙の本ならではの魅力か必ずある。 本書は「立ち読み」という行為がいつ頃か始まったのか、日本独自なのかなど、筆者の国立国会図書館のレファレ...
本屋が明らかに減っている。 読書文化に欠かせないのかチラ見、立ち読み、ジャケ買いだと個人的に思う。電子書籍の便利さは認めるが、本屋ならでは、また紙の本ならではの魅力か必ずある。 本書は「立ち読み」という行為がいつ頃か始まったのか、日本独自なのかなど、筆者の国立国会図書館のレファレンス経験を駆使して探る偉大なる試み。 世の読書諸氏には必ずや興味を持って読まれること間違いないだろう。 新書界隈では新参のハヤカワ新書。SFに限らない幅広いジャンル。個人的には切り口が良いのか相性が良い。
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江戸時代の書店の絵やら、立ち見をしている人の絵やらがちゃんと残っていて、それらをしっかり探して現代までの立ち読みを分析しているところがまずはすごかった。昭和12年時点で、立ち読みがいることはお店が繁盛している証だと分析する本が出ているところなら興味深く、ではそのルーツはどこにある...
江戸時代の書店の絵やら、立ち見をしている人の絵やらがちゃんと残っていて、それらをしっかり探して現代までの立ち読みを分析しているところがまずはすごかった。昭和12年時点で、立ち読みがいることはお店が繁盛している証だと分析する本が出ているところなら興味深く、ではそのルーツはどこにあるのかと江戸時代まで遡る探究心が伝わってくる。 明治半ばから大正後期にかけて、新聞・雑誌の刊行数が1000→7000と増えていて、雑誌の刊行によって立ち読みが増えるという流れが確立する。これこそが「歴史的に巨視的に考えると自主的に個別のメディアを選び、個人で享受するという極めて近代的な行いだった」と著者が述べていて、同時期の本屋の開架になる流れと連動して浸透していったそう。 2000年前をピークに刊行数も減少していく中で、立ち読みのあり方もどのように変わっていくのか、向こう数十年も本屋を訪れながら眺めてみたり自分の感覚の変化を把握してみたくなった。
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タイトル通りだが、著者が、国立国会図書館に勤めていた過去があって、リファレンスのプロであるのが肝。 色々と古い文献とか探して分析する。 日本は古く本屋と雑誌屋が別で、「立ち読み」が習俗的に立ち上がったのが雑誌屋で、それが本屋に取り込まれた。海外では雑誌屋みたいなんがないので、外...
タイトル通りだが、著者が、国立国会図書館に勤めていた過去があって、リファレンスのプロであるのが肝。 色々と古い文献とか探して分析する。 日本は古く本屋と雑誌屋が別で、「立ち読み」が習俗的に立ち上がったのが雑誌屋で、それが本屋に取り込まれた。海外では雑誌屋みたいなんがないので、外国には立ち読みがない、という風説もあながち間違いではない。要するに立ち読みという単語が何を意味するか。 淡々とした感じだが、日本の書店の歴史を辿る意味もあって、地味に面白かった。
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本屋に行けば、普通の光景である「立ち読み」を何時から始まったのかを追いかけた新書。 平易な文で、「立ち読み」が成立する過程、近代本屋の成り立ち等、本屋好きには読み応えがあり非常に満足。
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三宅香帆さんが紹介されていたので興味を持ち読んだ。 あ…もしかしたら『立ち読み』を禁じたから、一見お金にならないお客さんを排除したことから、本屋さんが廃れることになったのかも… 少なくとも契機にはなってしまったのかも、、 執筆物を無言で読み無反応(全てにリアクションしなくて...
三宅香帆さんが紹介されていたので興味を持ち読んだ。 あ…もしかしたら『立ち読み』を禁じたから、一見お金にならないお客さんを排除したことから、本屋さんが廃れることになったのかも… 少なくとも契機にはなってしまったのかも、、 執筆物を無言で読み無反応(全てにリアクションしなくてもいいが、、、)な方々にモヤモヤするもののそう言う人たちがどういう訳かお金にはならなくとも大切なんでしょうねぇ…(未消化www)
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三宅香帆さんがPage Turnersで紹介していて気になって図書館で借りてみたら面白かった! メモを取りたいところが多すぎて、メモばかりとっていたらなかなか読み進められずやっと読み終わった。 立ち読みの歴史を語る時、リテラシーとしての識字率が前提になる。 読み書きができなけれ...
三宅香帆さんがPage Turnersで紹介していて気になって図書館で借りてみたら面白かった! メモを取りたいところが多すぎて、メモばかりとっていたらなかなか読み進められずやっと読み終わった。 立ち読みの歴史を語る時、リテラシーとしての識字率が前提になる。 読み書きができなければそもそも本を読めない。 都市部で読み書きできる人が増えて来て、ようやく立ち読みの歴史を紐解く調査がスタート。 立ち読みするためには開架式になったタイミング(江戸時代は閉架式で座売りだった)、開架式になるには平置きからタテ置きするために和本(和装本)から洋本(洋装本)となり、さらに背表紙がつかなければならい…など、江戸から明治、大正にかけてどのタイミングで立ち読みがスタートするのか、近代読書史・書籍流通史、出版社や書店の社史まで使って紐解くところがすごかった。 江戸時代の本の種類や、そもそも雑誌は本屋で売られていなかったという歴史など、現代には残っておらず、本の流通の大きな変化は知らないことばかりだった。 大火や震災、戦争によって消えてしまった様々な歴史や事実を作者が様々な文献や資料、図版から掘り起こしていくのに大変苦労していたところも本文中に正直に書かれていた。 調査の過程は国立国会図書館で15年にわたるレファレンス業務の経験が活かされていた。 巻末の図版出典や、もっと読書史を読みたい読者への推薦図書リストなどを見るとよく分かる。 読書史の推薦図書もかなり読んでみたい本ばかりでした。 丹念な調査から掘り起こした立ち読みの歴史、そして立ち読みがどう変化していこうとしているのか、ぜひ読んでみてほしい。
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文字通り本書を立ち読みした際は、章立てなどがそれほど魅力的に思えす『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』に手を伸ばす形になったわけだが、 立ち読みを通した出版文化の変遷に関して、同著者の『調べる技術』での知識を活かした充実した成果がまとめられていると思えた。リアルタイム性のある出...
文字通り本書を立ち読みした際は、章立てなどがそれほど魅力的に思えす『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』に手を伸ばす形になったわけだが、 立ち読みを通した出版文化の変遷に関して、同著者の『調べる技術』での知識を活かした充実した成果がまとめられていると思えた。リアルタイム性のある出版文化史のような妙味は少ないが、歴史学に習った実証的な新書としてまとまっている。
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日本出版販売史としてもいいけど立ち読みの歴史にフォーカスしたのが面白い 歴史としてすごく面白い本ではないけどうまいなあ 調べる技術を書いた人なのも面白い 実践編 巻末の読書史のブックガイドが古典籍を扱うのに役立ちそう
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