なぜ超一流選手がPKを外すのか の商品レビュー
・1974年から男子サッカーワールドカップでPKが導入され、これまで合計35回、トーナメントの5試合に1回がPK戦になっている。つまり、優勝するにはPK戦に一度は勝たなければいけないほどの割合。EUROは26%、コパ・アメリカは30%。 ・なお、女子サッカーはワールドカップで11...
・1974年から男子サッカーワールドカップでPKが導入され、これまで合計35回、トーナメントの5試合に1回がPK戦になっている。つまり、優勝するにはPK戦に一度は勝たなければいけないほどの割合。EUROは26%、コパ・アメリカは30%。 ・なお、女子サッカーはワールドカップで11%、EUROが15%、コパ・アメリカが30%。 ・ベンゲルの発言:これまでサッカーは「戦術 → フィジカル → データ」と発展してきたが、これからはメンタルが大きなポイントになる。 ・試合の重要度によってプレッシャーの強度が異なるため、重要度が高い試合を調査対象にした。 ・PKのデータは豊富で、データの分析と対策が繰り返されているため、古いデータの意味は乏しい。 ・2007年以前は、ホイッスルが鳴ってから平均1秒以内に蹴っていた(ご存じのとおり、最近は長くなっている)。 ・動き出すのが可能になってから動作を始めるまでの時間が、NBAのフリースローは6秒、ラグビーは10秒。 ・左右にキックした場合の成功率は約70%だが、中央に蹴ると77.9%になる。 ・キッカーがキーパーの飛んだ方向と逆を突いた場合の成功率は91%である一方、キーパーが同じ方向に飛べると54%になる。 ・PK戦は単なる視聴者にもストレスを与える(ドイツではワールドカップのPK戦の日に心臓発作等の異常で入院した人が急増したというデータもある)。 ・選手は、ボールに近づくときよりもセンターサークルで待っているときの方が強い不安を感じるという声も多い。 ・日本については、遠藤保仁選手のPKや、カタールW杯クロアチア戦で選手からの立候補制を採用したことについて
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この先PKなんて蹴る機会なんてないよなぁと思いつつ。 あの日のロベルト・バッジョを思い出しながら。 背を向けて現場を見ようともしないイビチャ・オシムを思い浮かべて。 技術よりも心理に踏み込んだ面白い内容でした。まだまだ深掘りできることがよく分かった。 総じて、極限のプレッシャ...
この先PKなんて蹴る機会なんてないよなぁと思いつつ。 あの日のロベルト・バッジョを思い出しながら。 背を向けて現場を見ようともしないイビチャ・オシムを思い浮かべて。 技術よりも心理に踏み込んだ面白い内容でした。まだまだ深掘りできることがよく分かった。 総じて、極限のプレッシャーに立ち向かう人間にどれだけチームメートや監督が関われるかが以外と大切らしい。裏付けるデータ取得の着眼点には感心した。 ワールドカップイヤー。 森保さん、ご自身にも言及されている本書は確認済みかな。 わかる。PKになる前に決着をつければ良いのだが。 参考にするならまだ間に合います。
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スポーツの一部分であるPKを深く掘り下げて研究されたこの本は、誰もが緊張する場面での対処法についての貴重な示唆に富む内容であった
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人前で一人で楽器を演奏する時の緊張を克服するヒントがないかと本書を手に取りました。 ・色々考えすぎるとチョーキングする。→始まったら目の前の「動作」に集中する ・祈る時は「失敗しませんように」と否定表現するより「成功しますように」 ・ルーティンは自分の心地いいゾーンに入るまで何度...
人前で一人で楽器を演奏する時の緊張を克服するヒントがないかと本書を手に取りました。 ・色々考えすぎるとチョーキングする。→始まったら目の前の「動作」に集中する ・祈る時は「失敗しませんように」と否定表現するより「成功しますように」 ・ルーティンは自分の心地いいゾーンに入るまで何度も練習する ・PKのホイッスルは「助走を始めろ」という合図ではなく「ルーティンを始めろ」という合図 ・プレッシャーがかかる場面では、思い切り深呼吸すると副交感神経が活性化されてリラックスできる ・目標達成するのに必要なプロセスを障害も含めて具体的にイメージすると精神的に楽になる このあたりのアプローチが応用できそうです。 特にPKにおけるキッカーのプレッシャーを打破する方法として、「チームメイトたちのサポート」が挙げられていました。「メンバーに支えられている」という心理的安全性を担保することは、ビジネスにおけるチームのあり方にも通じるものだと思いました。 そもそも私はワールドカップも観ないくらいサッカーにあまり関心がなく、ルールや試合の運行、PKのルールについても知識がなかったため、本書の内容を理解するのが難しい部分がありました。GKによるスポーツマンシップを逸脱していると思わせるような心理的ゆさぶり行為が一般的な戦術として横行していたり、以前はPKのメンタル対策や対策法があまり重要視されていなかったのは驚きでした。
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スポーツ科学、なかでもスポーツ心理学を紹介する一冊。 プレッシャーに立ち向かい、自分をコントロールして対処するにはどうすればよいのか。そも対処できるのか? これをPK戦を素材に解き明かす。ワールドカップでは1974年から採用された。かつてはロシアンルーレットとも言われたPK戦だけ...
スポーツ科学、なかでもスポーツ心理学を紹介する一冊。 プレッシャーに立ち向かい、自分をコントロールして対処するにはどうすればよいのか。そも対処できるのか? これをPK戦を素材に解き明かす。ワールドカップでは1974年から採用された。かつてはロシアンルーレットとも言われたPK戦だけど、今では対処法や準備の仕方が確立されつつある。 けど、サッカーの歴史とともにPK戦の変遷を見ていくと、サッカーっておよそみみっちい競技なんだなぁと思っちゃう。まったく紳士的なスポーツではない。相手を失敗させるためには何だってやっちゃうんだから。ラグビーでは考えられないよね。だからこそ大衆に愛されているのだけど。
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書名は「なぜ超一流選手がPKを外すのか」となっていますが、本書は”PKの成功率を向上させるには、どのようなメンタルのマネジメントが必要か”という点にフォーカスした内容になっています。 1章 PKがいかにプレッシャーのかかる状況であるか、W杯やEUROなどの主要大会決勝トーナメント...
書名は「なぜ超一流選手がPKを外すのか」となっていますが、本書は”PKの成功率を向上させるには、どのようなメンタルのマネジメントが必要か”という点にフォーカスした内容になっています。 1章 PKがいかにプレッシャーのかかる状況であるか、W杯やEUROなどの主要大会決勝トーナメントなど具体的な試合を挙げています。かなり数多くのケースが例として紹介されていますが、私が最も印象的だったのは1994年W杯アメリカ大会決勝で、PKを外したロベルト・バッジオのケースでした。 2章 PKキッカーが自分が主導権を握るために取り組む工夫について、キック前のルーティンなどの例を挙げて解説しています。この章では日本の遠藤選手が世界一流のPKキッカーの一例として紹介されています。有名な”コロコロPK”ではなく、キック前の間合いを長く確保していることについて、遠藤選手本人の証言なども紹介されています。 3章 PKキッカーの集中力をそぐ努力を重ねるゴールキーパーの実例が紹介されています。わざと遅くゴール前に歩いたり、ボールをなかなか手渡さない、キッカーにしゃべりかけるetc…等々の数多くの心理戦の実例が挙げられています。 4章 ゴールキーパーだけではなく、キッカーの相手チームの選手がキッカーに話しかけたり、威嚇したりするなどの手段でキッカーのメンタルを乱そうとする一方、それを防ぐためにキッカーのチームメイトがキッカーを囲んで文字通り”守る”役割を担うなど、チームとしてPKキッカーをいかに”守る”のか、その実例などを紹介しています。 5,6章 PKを蹴る順番を監督がいかに決定するのか、その需要性を実例をもとに解説しています。2022カタールW杯で実施されたPK戦において、選手の立候補で決めた監督(日本、フランス)と、予めPKを蹴る選手とその順番を決めていた監督(アルゼンチン、モロッコ、クロアチア)とでは、明らかに後者の勝率が高いというデータを示し、”PKを蹴る”という重責を負うことを表明する事へのプレッシャーを選手に負わせない重要性を述べています。 デシャン、アンチェロッティ、クライフやなど一流の選手でさえ”PKはくじ引きみたいなもので、練習しても無駄だ”との証言がある一方、”PK戦はチームとして取り組むべきであり、成功率を向上させるやり方がある”とする著者の考えが数多くの実例をもとに解説されていて、非常に興味深く読むことができました。 私はサッカーは競技としては未経験なので、PK戦の経験はありません。著者によると、センターサークルから一人で歩いてPKスポットに向かう時、凄まじい孤独感を感じるとか。また失敗してセンターサークルへ戻る時の心境は経験した人にしか分からないそうです。そういうプレッシャーをチームとして一緒に共有する手法として著者の数々の提案について、もし次のW杯の中継でPK戦を視聴する機会があったら、是非キッカーだけではなくベンチのスタッフや、チームメイトの動きまで映像で観てみたいと思いました。
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PKは運試しではなく、状況をコントロールできているという実感で成功確率を上げられるものなんだそうだ。また個人の問題だけでなくチームの連帯感、ムードでも変わってくると。…職場もサッカーの世界も一緒なんだなぁと思った
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プレッシャーをどうマネジメントするかと言う研究を、PKを通じて進めてきた。 ワールドカップの決勝で、バッジョが思いっきりふかして敗退したのを鮮明に覚えている。ジダンが吐くほどのプレッシャーらしい。 PKはくじ引きみたいなもんだと言う監督が結構多かったそうだ。事前に練習しようにも...
プレッシャーをどうマネジメントするかと言う研究を、PKを通じて進めてきた。 ワールドカップの決勝で、バッジョが思いっきりふかして敗退したのを鮮明に覚えている。ジダンが吐くほどのプレッシャーらしい。 PKはくじ引きみたいなもんだと言う監督が結構多かったそうだ。事前に練習しようにも、あの狂気のプレッシャーは再現できないからと言う声もあったようだ。だが、軽いプレッシャーの元でも準備しておけば、さらに強いプレッシャーにも対応できるよにうになるという研究結果があると。 要は、環境をどれだけコントロールできるかと言うことなのかな。 主審のホイッスルから短すぎても長すぎても上手くいかない。 ルーティンもそう。 コミュニケーションも大事。 いずれにしろ、PK対応は技術として十分に準備できると言うことだ。 本筋とはちょっと違うが、GKがキッカーの平常心を失わせようとあらゆる手段をとることへの対応、みたいなのがあるが、そもそもそんなことを認めてしまうところが野蛮人のスポーツだなと思ったわ。 PKは個人戦だが、団体戦でもある。 例えば剣道の試合で、相手、観客が「礼」をかく行動をすることなんか想像もできない。 そう言う考えだから勝てないのかもしれないが、最近のサッカーが面白くないのはそう言うところかもしれない。 と思った。
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「遠藤保仁 6.4秒」この意味が知りたくなった人は今すぐ本書を手に取るべし。2022年のカタールW杯で日本代表が4人中3人止められて敗退したのもまだまだ記憶に新しいPK戦。歴史上でも様々な名選手が勝負のかかった場面でPKを外してきた。その現象をスポーツ心理学の視点から徹底分析した...
「遠藤保仁 6.4秒」この意味が知りたくなった人は今すぐ本書を手に取るべし。2022年のカタールW杯で日本代表が4人中3人止められて敗退したのもまだまだ記憶に新しいPK戦。歴史上でも様々な名選手が勝負のかかった場面でPKを外してきた。その現象をスポーツ心理学の視点から徹底分析した一冊。個人のプレッシャー対策やキッカーとGKの駆け引き、チーム組織で出来ることまで話題は多岐に渡る。めちゃくちゃ面白かった。どこか特定のチームを勝たせるミッションを背負った立場ではない研究者がここまだやるのはもはや変態であるw
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【W杯を前にかつてないサッカー×実用本爆誕】極限のプレッシャーが最も簡単なキックを困難にするワケとは。スポーツ心理学者が無数のPKの研究から万人の重圧対処法を指南する。
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