まぐさ桶の犬 の商品レビュー
毎度おなじみの『葉村晶シリーズ』このシリーズも長いですね〜! 終盤までは平坦でしたが、最後に巻き返した感じです。 独特の探偵像がいいし、年齢を重ねていく主人公もステキ!
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読みやすいエンタメ小説。中年女性の探偵が主人公って読んだことないから新鮮だったー!運悪すぎの更年期探偵。ハラハラするけど本人は割とケロッとしている… 家系図が欲しくなる登場人物の多さ。 人ってイメージだけでは分からないよなぁなどと思った。
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不運すぎる女探偵葉村晶シリーズ。50代?更年期?の年頃。なのに相変わらず生傷が絶えない。 【あらすじ】 ある学園の元理事長、作家としても有名なカンゲン先生からの依頼。稲本和子という80代の女性を探す。時はコロナ禍、葉村も3年間のブランクがある。和子には亜紀という娘がいて、学園の理事であった。しかし、本の万引きで捕まり、その後コロナで死亡。 「まぐさ桶の犬」とは、牛が食べるマグサの中にいる犬のこと。犬だからまぐさなんか食べないのに居座り、牛にご飯を食べさせない。つまり、自分には役に立たないが、誰かがそれでいい思いをするのは嫌だと意地悪する人を言う。 和子は若い頃不倫をし、相手の子供を身ごもったが認知されず、従姉妹の賀津彦と入籍する。しかし、賀津彦の母は和子を嫌う。さらに自分が持っている土地を決して売ろうとしない。その土地は開発業者も目をつけややこしい。 結局亜紀は学園の理事長争いに巻き込まれ、万引きの罪を着せられた。母の和子はそれをずっと調べ続けていたのだ。 【感想】 葉村は本当についていない。次から次へと良くない縁が舞い込んでくる。しかも50代?にもなって、それをうまく流せないのは不器用だと思う。 今回は学園経営一族のドロドロ。学園の理事長争いはあるわ、土地の利権はあるわ、本家の財産狙いはあるわ。とどめは不義の関係。相変わらず後味が悪い。できたら目をそらしたいくらい、人間の醜い様子が書かれている。それなのに葉村は馬鹿正直におせっかいを焼く。多分誰にも褒められないのに。 ストーリーにも主人公にもイライラするのに読んでしまう。葉村のしぶとさが好きなのかな。車ごと崖から突き落とされて、怪我しながら泣きながら歩いてるのに、次の瞬間元気が出てくるっていうところが飽きないと思う。
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久しぶりの葉村晶シリーズ。 おもしろかったんですが、登場人物が多くて若干ややこしくて・・最終的に「実は孫だったのが親子で・・」みたいなのが連発してもう関係性までぐちゃぐちゃに。読んでて混乱することしきりでした。主な登場人物に家系図も付記してほしかったかな。作中の簡易版じゃないよ...
久しぶりの葉村晶シリーズ。 おもしろかったんですが、登場人物が多くて若干ややこしくて・・最終的に「実は孫だったのが親子で・・」みたいなのが連発してもう関係性までぐちゃぐちゃに。読んでて混乱することしきりでした。主な登場人物に家系図も付記してほしかったかな。作中の簡易版じゃないようなのを。。。察しが悪くて飲み込みの悪い読者で本当にすみません。 「不運すぎる女探偵」ということですが、なんだろう?性差別的なことを言うつもりはないんですが、男性に比べて女性がひどい目に合ってるのはなんか笑えないんですよね。。しかも50代のおばちゃんで。まあ不運が「肉体的にひどい目にある」もあるんですが「不快な人物にあう」率が非常に高いのが読んでてこっちも共感してつらくなってるのかもしれない。
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運の悪い女探偵、葉村晶。人探しの依頼だったはずがおかしなことに、事件に巻き込まれ大変な目にあう。登場人物が多すぎて訳がわからなくなってしまうが、誰が犯人か想像したい方にはおすすめなのかも。
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2026/02/23読了(#11) このシリーズはこのミスで評価が高いので 手にはとってみるものいつもイマイチ。 私との相性の問題なのか?? とりあえず登場人物を10分の1くらいに 減らして欲しい。 相関図が頭に入ってこない。。
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目次 ・まぐさ桶の犬 ・第五回・富山店長のミステリ紹介 表題作のタイトルの意味は、馬の飼料が入っているまぐさ桶に居座って、馬が近寄ると吠えたてて飼料を食べさせない犬、つまり、自分が得するわけでもないのに、他人が幸せにならないように邪魔をする人のことだそうだ。 さすが不運を呼び込み人の恨みをかうことでは人後に落ちない葉村晶。 彼女のまわりは人の話は聞かないけれど、自分の言いたいことだけ突き付けてくるような人ばかり。 このまま進めばただのいやミスになってしまうところを、彼女のキャラクターのおかげでストレスは溜まらず、すべての不運を彼女が拾ってくれるので、逆にスッキリするくらい。 でもねえ、もう50代ですよ。 普通のおばさんなんですよ。 普通のおばさんがハードボイルドな事件を扱うと、筋肉痛ですめばいい方で、脱臼とか骨折とかコロナとか…無理だって。 そうなの、コロナ下の事件だったの。 古本屋のバイトも探偵の仕事も開店休業から、ようやく5類に移行しようかという時。 高齢のご近所さんたちの雑事を引き受けたりして糊口をしのいでいたのだけど、そのうちの一人奥山香苗は、一人暮らしの老婦人。 あからさまに財産をつけ狙う親類に悩まされているので、九州にいる娘からボディガードのようなことを頼まれる。 もう私だったら絶対に、親戚づきあいをやめてやるくらい非常識な本家とか甥とかその他いろいろとか…。 でも、娘には厳しい言葉で反論するくせに、親戚にはいい顔をしたがるので、付け込まれるのだ。 娘の物言いがきついなあと思いつつ、私と母の関係性に似ているとも思ったり。 今回は奥山香苗の紹介で、有名私立校の元理事長から頼まれた人探しがメインなんだけど、創業者である彼の祖父以外の理事長は、金儲けや女遊びなど評判の悪い人たちばかりだったのに、彼が理事長だった時は悪い噂は一切なく、教師としても経営者としても最高だった、と。 カンゲン先生には悪いうわさがひとつもなくて…という話なんだけどさ、私はカンゲン先生があまり好きではなかった。 だって、やっぱり人の話を聞かずに、言いたいこと言ったら後は終わり、なんだもの。 それって、人としてはもちろんだけど、教師としてどうなの? なんか腹を割ってないまま、いい人として話をする。 これ、『ミステリと言う勿れ』の天達先生くらい胡散臭い。
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5年ぶりの葉村晶シリーズ。50歳を超え、身体の衰えを感じる中、大きな事件に巻き込まれる。痛々しい描写もあるが、久々の探偵としての仕事に、身体を張って頑張る姿に応援したくなる。複雑な事件で、謎が少しずつわかっていくのが、楽しかったです。
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若竹七海さんの作品、初読みです。 2026年初作家、11人目です! この作品は葉村晶シリーズ第7弾になります。 そして2026年このミステリーがすごいの第5位です。 シリーズものは頭から読みたい方の私ですが、さすがに前作6作を読むのは、初作家作品だしちょっとためらい、とりあえ...
若竹七海さんの作品、初読みです。 2026年初作家、11人目です! この作品は葉村晶シリーズ第7弾になります。 そして2026年このミステリーがすごいの第5位です。 シリーズものは頭から読みたい方の私ですが、さすがに前作6作を読むのは、初作家作品だしちょっとためらい、とりあえず今作を読んでみることに。 2020年にNHKでドラマ化されていますが、それは間宮祥太朗が出ていて、間宮見たさにボーッと観てた覚えがあります。 内容的には探偵が不運な人だっていうくらいしか覚えてなくってエピソード的な事は何も思い出せない∑(゚Д゚) 自分には役に立たないが、誰かがそれでいい思いをするのは絶対にイヤだ、とその「役に立たないもの」を手放さずに意地悪や嫌がらせをし続けるひとを「秣桶(まぐさおけ)の犬」と呼ぶんだそうです。 全く知らない言葉でした(^^;; 今回は400ページ超えでなかなか乗れなくって読み進められなくって結構日にちがかかりました。 シリーズものでしたが前を読んでなくっても楽しめました。 葉村晶が破天荒なのかと思いきや、常識的できちんとしてるのが意外でした。 多分30代頃から今は50代を過ぎてという話しだったので、すごいできる探偵では無いけどなんだかいいなと思わせる探偵でした。
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車三台だめにした探偵を初めて見ました。 別に葉村のせいではないんだけど。 いや、分かっちゃいたけど葉村晶シリーズ、ハードボイルドなんだよな。もう冒頭から痛い。 いろいろな要素が細かく重なってきていて最後に収束していく、というパターン。こういうの書かせたらこのひと、ほんとに綺麗にまとめて落としてくれるな、という印象。大きな出来事がいくつか起きるというより、細かなことが次から次に襲い掛かってきて息つく暇もない。押し流されるように最後まで読み切ってた。 文体も変わらず読みやすく、ブラックユーモアが随所に差し込まれてて飽きがこない。表現が面白い。 ただちょっと、葉村の落ちこみというか、自責というか、そういうマイナス思考がくどくてきつかった。老いてきたことへの無力感というか、悔しさというか、やるせなさというか。他人事ではない世代だから余計きついと思ったのだろうけれども。読んでてそう思ったってことは、書き方としては成功しているともいえるのかもしれない。 読みながら、いや絶対カンゲン先生何か隠してるだろとか、そんなに手放さないならあの土地に死体埋まってるだろ、とかいろいろ思うんだけど、ミステリ読みがミステリとして読んでるからそう思うだけであって、あの世界で探偵として生活をしている葉村からすればそういう発想には至らないんだろうなぁ。 ハードボイルドなのに生活感に溢れてるあたり、やっぱり女性が書いてるからですかね。ご飯が美味しそう。 颯爽と事件を解決していく探偵を期待するひとにはおすすめはしません。泥臭く活動する探偵を応援したいひと向け。 あと個人的に魁星学園に吹きました。唐突に鍵屋が出てきたら笑うわ。 抜粋。 伸枝が玄関脇の下駄箱からスリッパを出してくれた。妙にふかふかすると思ったら、裏に埃取り用のモップがついていた。探偵として、本屋のバイトとして、ご近所の便利屋として、いろんな使われ方をしてきた人生五十年。掃除道具にされたのは初めてだ。 こういう表現が随所にあってね。ほんと好きです、若竹七海。
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