三体0 球状閃電 の商品レビュー
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・「ぼくの心をかき乱す女性が、同年代の女の子とメイクの話でもするみたいに、こんなに平然と流血や死について語るなんて。⋯でも、もしかしたらこんなところが、ぼくの心を捉えて離さない彼女の魅力の源泉なのかもしれない。」 ・「物理学的に見れば、生命は、物質と運動のさまざまなな態様の中で、とりわけ重要な意味を持つわけではない。⋯物理学上、ひとりの人間の死とひとかけらの氷の溶解に本質的な違いは存在しない。⋯宇宙の究極の法則という観点から人生を見ることを学べば、もっと楽に生きられるよ。」
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この話に出てくるサンダーボール(雷球)は、滅多に見ることができない自然現象みたいだが、驚いたことに、昔、叔父が四国の山奥で出会ったらしい。 四国の山では、もののけや動物に憑かれた人たちを含めて、いろんな超常現象が起きるんだなとつくづく感心。 叔父の話では、真っ赤な球が空中に浮かん...
この話に出てくるサンダーボール(雷球)は、滅多に見ることができない自然現象みたいだが、驚いたことに、昔、叔父が四国の山奥で出会ったらしい。 四国の山では、もののけや動物に憑かれた人たちを含めて、いろんな超常現象が起きるんだなとつくづく感心。 叔父の話では、真っ赤な球が空中に浮かんでいて、それがどんどん膨らんで突然大きな破裂音とともに爆発!そのあたり周辺の電子機器が故障したとのこと。 SFのお話が、身近に起こったことを聞いて興奮した。 小説のラストでは、物理的視点で人生のロマンを表現していて、素敵だった。 難しい理論をロマンに昇華させる筆力が素晴らしくて、もういなくなった人や物がまだ別次元で存在しているように思えて、心があたたかくなるお話だった。
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劉慈欣のファンとして、読まない手は無く 楽しみに取っておいたが、ついに積読消化 本作ももちろん、私を圧倒的な世界に没入させてくれました 期待値が高いにも関わらず面白いのは、何故だろう? それは 「球状閃電」の謎を徐々に解き明かしていく、ミステリーの部分があるからだと気づきま...
劉慈欣のファンとして、読まない手は無く 楽しみに取っておいたが、ついに積読消化 本作ももちろん、私を圧倒的な世界に没入させてくれました 期待値が高いにも関わらず面白いのは、何故だろう? それは 「球状閃電」の謎を徐々に解き明かしていく、ミステリーの部分があるからだと気づきました 三体シリーズ然り、現実でも起こり得そうな不可解な現象のベールが徐々に明かされる構成により、最後のページまでノンストップで読んでしまうのだと思います こんな、量子の解釈の仕方もあるのか、、、読み終えるまでに何度圧巻したか数えきれません 堂々の星5 スピンオフなので、どのタイミングで読んでも構いません また、あとがきを読むと「三体シリーズ」の解釈が深まります おすすめします!
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量子力学が支配する世界はミクロ。 実はマクロな電子や、原子核が存在したら。 これまたら面白いことを考えたものだ。 マクロ電子が励起した際のエネルギーで 物質は量子化してしまう。 量子化するとシュレーディンガーの猫よろしく 確率論の世界になってしまう。 量子化した人は、そちら側...
量子力学が支配する世界はミクロ。 実はマクロな電子や、原子核が存在したら。 これまたら面白いことを考えたものだ。 マクロ電子が励起した際のエネルギーで 物質は量子化してしまう。 量子化するとシュレーディンガーの猫よろしく 確率論の世界になってしまう。 量子化した人は、そちら側の観点だとどんな世界を生きてるのだろうか。 いつもながら、もう少し人物を掘り下げて欲しいと思うけど。
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「三体」の前日譚。安定の面白さ。素晴らしすぎる。ありがとう。。。 今回1番に面白かったのは、球電の正体が解き明かされるシーン。ディンイーによって謎が明かされ、世界が開く。そんな体験は、SFでしか出来ない体験でした。あと、観察者のくだりも、、、 中国での刊行順はこの三体0からだ...
「三体」の前日譚。安定の面白さ。素晴らしすぎる。ありがとう。。。 今回1番に面白かったのは、球電の正体が解き明かされるシーン。ディンイーによって謎が明かされ、世界が開く。そんな体験は、SFでしか出来ない体験でした。あと、観察者のくだりも、、、 中国での刊行順はこの三体0からだったとか。皆さんもこの一冊から始めてみては。
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丁儀が活躍する。うっすらクズなんだけど愛らしい。 一人称で進むから、主人公の名前が最後までわからない。いや、多分どっかで出てるはずだけどさ。
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久々の三体シリーズ。安定の面白さで一気に読み切った。著者の後書きにある通り、SFは一種のファンタジーワールドを展開して引き込んでくれるのが醍醐味の一つなのだが、ありもしないと分かりつつもありそうな世界へ没入させられてしまう体験…これぞ名作の所以と言えるだろう。 三体シリーズ読む前...
久々の三体シリーズ。安定の面白さで一気に読み切った。著者の後書きにある通り、SFは一種のファンタジーワールドを展開して引き込んでくれるのが醍醐味の一つなのだが、ありもしないと分かりつつもありそうな世界へ没入させられてしまう体験…これぞ名作の所以と言えるだろう。 三体シリーズ読む前に読んでおけば…もっと楽しめたかもしれない。取り急ぎ関連部分は再読した。
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三体の前日譚。 不思議な話。球雷を調べる科学者とそれを兵器に利用できないか画策する軍人。最終的にはもうよくわからないほど物理やマクロ、ミクロすぎて理解が及ばず、、、ただ、見えないけどそこに存在すること、それに寂寞の思いを募る主人公がみれて、内容半分も理解できなかったが300ページ...
三体の前日譚。 不思議な話。球雷を調べる科学者とそれを兵器に利用できないか画策する軍人。最終的にはもうよくわからないほど物理やマクロ、ミクロすぎて理解が及ばず、、、ただ、見えないけどそこに存在すること、それに寂寞の思いを募る主人公がみれて、内容半分も理解できなかったが300ページから一気に読んでしまった。 なかなか難しい話だったがディンイーは気になってた登場人物だったので知れてよかった。 個人的にはワンミャオが三体1から2の間にどうなったのかが1番気になります!!!
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中華SFの傑作である三体の前日章のSF小説。 三体と同一世界線の話であり、三体に登場した人物も1人登場するが、基本的には三体の話とは関係がない、雷の球のような現象についての小説。 (あとがきに記載されていたことだが、中国版の三体ではこの雷球のことが元々書かれていたそうで、翻訳の...
中華SFの傑作である三体の前日章のSF小説。 三体と同一世界線の話であり、三体に登場した人物も1人登場するが、基本的には三体の話とは関係がない、雷の球のような現象についての小説。 (あとがきに記載されていたことだが、中国版の三体ではこの雷球のことが元々書かれていたそうで、翻訳の際に書き換えられたそう。なので、前日章というのは間違いではないらしい) 現実には存在しない科学技術も登場するが、科学的な理由付けも素人にはかなりそれっぽく思えるほど話が練られているので、非現実感はそれほど無く没入感を得られる。 もちろん、そんなもんあるかいというような物も出てくるのてSF感は感じられる。 科学や技術を突き詰めていくと突き当たる、兵器への転用ということについて、科学者から見た景色がリアルに書かれており、その知への欲求と殺人への加担の葛藤が興味深い。 三体が好きな人はもれなく好きな小説だと思うので、是非とも読んで見てほしい
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『三体』の前日譚という触れ込みであったけれど、実際には丁儀という物理学者が共通して出ているという程度で、話の繋がりはほとんどない。 が、そんなことはどうでもよくて、『三体』に比べて圧倒的に若書きで詰め込み過ぎなのが気になってしょうがなかった。 出だしは面白かったんよ。 14歳の誕生日に、目の前で両親が球電によって灰にされた陳は人一倍死を怖れながら、球電に魅せられ、物理学徒となる。 最初は気象を学んでいたが、自分が知りたいことは物理を学ばなければ分かり得ないと気づき、ひたすら球電についての研究を一人で行っていた。 ところが軍属の美女・林雲と出会ったところから、急速に物語は加速していく。 究極の兵器づくりだけを追い求める林雲とは目指すものが違うはずなのに、彼女に引きずられるように球電を兵器として活用するための研究を始める陳。 量子力学っぽい話が出てきて、なんだかシュレーディンガーの猫の話になりそうだと思ったら案の定。 観測者の有無で消失までの速度が変わる? 人間だけじゃなく、そこに観測装置があれば存在できない? 観測の意志を球電はどうやって判断するというのか? 空気中に存在するという、見えない球電の卵を捕獲する方法も、今一つ曖昧だし、球電が向かいターゲットに指向性があるってどうやって分かった? そして、その球電が何をターゲットにするのか、どうやって分かった? 実験して、分析して、何年もかかりそうな家庭はさっくり端折って、何千もの球電を捕獲って、全然現実的じゃない。 プロットが足りなすぎる。 林雲の恋人である江星辰が戦死したとき、ガンダムのウッディ大尉みたいな人だったなと思ったせいか、後に球電の兵器としての使われ方、周辺の電波の遮断もまたミノフスキー粒子の二番煎じみたいだと思ってしまった。 中国とアメリカとの戦争で海戦と言えば、日本は絶対に巻き込まれているはずなのに記載なしなのは、まあしょうがないとして、絶体絶命だった中国が結局連合国軍に勝って終わるというのもリアリティがなあ…。 そして、丁儀が陳にその後の林雲について話すのも、さらに戦後の彼らの生活も、もはや蛇足。 とにかくエキセントリックと言えばいいか、誇大妄想狂気味の林雲の行動を正当化するための言い訳にしか見えない。 第一部だけを丁寧に書き込んでくれれば良かったのに。 残念。
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