マスカレード・ゲーム の商品レビュー
マスカレード・シリーズ第4弾。 過去に事件を起こしながら、罪に問われなかった又は軽い罰しか受けなかった者たちが、次々と殺害された。 その共通点から、容疑者がホテルに宿泊するのではないかとされ、また潜入捜査が行われることに… 新田、本宮は既に潜入捜査を経験しているが、女性刑事の梓は...
マスカレード・シリーズ第4弾。 過去に事件を起こしながら、罪に問われなかった又は軽い罰しか受けなかった者たちが、次々と殺害された。 その共通点から、容疑者がホテルに宿泊するのではないかとされ、また潜入捜査が行われることに… 新田、本宮は既に潜入捜査を経験しているが、女性刑事の梓は初めてで、かなり無理な動きをし始める。 そのため、衝突しながらも捜査を進めるが… 過去の事件とは明らかに捜査の展開が違い、なかなか思うように捜査が進まない。 そして、明らかになった事件の真相と、その後の展開には驚き。 2025.10.26
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溶接加工会社勤務の入江悠斗が、何者かに刃物で胸を刺されて死んだ。 悠斗は17歳のときに傷害事件を起こしていた。 事件を担当する捜査一課の新田はかつての先輩警官・本宮、女性エリート警部・梓、その部下として働く能勢の捜査報告から、別の二件の殺人事件との関連性を疑う。 そしてそれぞ...
溶接加工会社勤務の入江悠斗が、何者かに刃物で胸を刺されて死んだ。 悠斗は17歳のときに傷害事件を起こしていた。 事件を担当する捜査一課の新田はかつての先輩警官・本宮、女性エリート警部・梓、その部下として働く能勢の捜査報告から、別の二件の殺人事件との関連性を疑う。 そしてそれぞれの事件の容疑者が「あのホテル」に宿泊することが判明。 新田は三度、潜入捜査を開始する。 ******************************************************** このシリーズ第4弾。 同じ登場人物や設定は覚えてるけど、 第1弾から第3弾の細かい内容や事件はもう覚えてない。 警察官がホテルに潜入捜査するねんけど、4度目やから仕事内容も慣れたもん。 新たな警部も加わり、個性が強すぎて捜査が思うようにいかんかったり。 警察は交換殺人を疑う。 過去に事件が起き、その被害者は加害者を恨み続け、 ある時、被害者同士が手を組み、それぞれの加害者を関係のない被害者が手をかける。 そうすると、疑われるべき本来の被害者はその時アリバイがある。 その名もローテーション殺人。 それが序盤に出てきて、まさかそのまま最後までいくんかなと思いつつ、ただ、被害者同士というのが、3組なのか4組なのかそれ以上なのかが不明で、それがわからん限り、事件は起こり続けるみたいな。 もちろん最後は犯人が判明し捕まるねんけど、確かに意外で驚いた。 こんな人が犯人なら、普通なら検討もつかへんやろうなと。 でも、過去の事件での加害者は反省し続けてたこともわかり、被害者は被害者で事件で大切な人を失った悲しみは癒えることもなく、みんなそれぞれ自問自答しながらも答えは出ないまま過ごしていた。 この作家は、事件はこの作家が作った物語でフィクションやけど、作品を通して、現実に起きている人の心、思いを伝えようとしているのではないかとふと思う。
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東野圭吾という人をあまり知らずに、まさかのシリーズ作の最後から読んでしまうという失態を犯しましたが。 ただ物語自体は繋がっていないので違和感なく読めるけれども、最初から読んでいれば、過去の話の小話的な要素もあるみたいなのでより楽しめるのかも。 前回別の方のミステリーシリーズを読み始めて挫折し、でも自己啓発などの本だけじゃなくて小説が読みたくて、東野圭吾という人がミステリーを書く人とも知らずに読んだら、この方もミステリーの方だったのね・・・。でも話の展開がサクサクと進むのでわかりやすく、誰が犯人なのか結局最後まで分からず、まぁあの展開だと分からないだろうなぁ・・・。でもこじつけ感も少なく違和感なく、へぇ、という感じで終わったかな。 犯人が、過去に罪を犯した人をそんなに次々と殺せるものか・・・しかもかよわそうな女性が?という違和感は確かにあったけれども。 もちろん、人を殺めたという罪は重いけれども、特に家族間とか恋愛に絡んだ場合、相手も悪いよね?っていう事情もあったりする。 そして確かに、正常な判断ができないとかで罪が軽くなった人を見ていると、被害者側から見ると大切な人を失ったっていう事実に変わりはなくて、受け入れがたいことではあるけれど、加害者の方も、罪軽くなったラッキーと思っているとは限らないってことだよなぁと・・・ちょっと考えさせられた。 最後に新田さんが警官を辞める流れは意外だったけれど、このシリーズが終わりますよっていう意味なのかなと思った。こちらも映画化とすると面白そうですね。
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いつ読んだっけ?って感じで内容忘れてたので、文庫本出てた丁度いいタイミングで再読。 相変わらずページを捲る手が止まらないほど面白い!!ローテーション殺人が疑われるのは割とすぐ思い出せたけど、それが否定されて真犯人が明らかになるところは全然覚えてなかった!! てか梓警部むかついた!!
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全体的に物足りず。いつもなら寄せてはかえしてくるホテルマンの真髄が波をうってこなかった。ストーリー自体は、さすが。罪を償うことと自らを救うことは同じ。ホテルマンの心から湧き出るあつい躍動感や余韻感を感じる事が少なかった。
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長いのにサクサク読める。 すごい読みやすい。 この本読了していたことを忘れて予約してしまって、読み始めてから読んだことあるのに気づいた。笑 でも最後の方意外と忘れてて、2回目でも十分楽しめた✌️
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非常におもしろかった。さすが東野圭吾といった作品であった。 ただ登場人物を増やしてストリーを複雑化しているわりにもうひとつ盛り上がりが欲しかった。
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やっぱり東野圭吾は読みやすい… 他の作品も読み直したくなった! 次回作への繋げ方も完璧! 絶対読むマスカレードライフ! 積み重ねて積み重ねて一気に紐解ける感じがいつも快感なんです!
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次作が微妙だったので期待薄で読んだが面白かった!新田と山岸、梓というクセ強の新キャラも加わることで今後の展開が気になる!ところだが次回作がなぁ。。
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このホテルは一体どれだけ事件に巻き込まれればいいのか。 梓警部が嫌な人に思えて読むのが嫌になってしまった。
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