マスカレード・ゲーム の商品レビュー

東野圭吾(著者)

2025/04/03

賛否両論あるかもしれんけど、このご時世に賛否両論あるかもしれん物語を描く強さが好き。心情ベースではなく会話ベースで進むテンポの良さがどんどん読み進めさせてくれて、あっという間にお楽しみの時間が終わってしまった。文学的な楽しみ方とはまた違う、これぞエンタメって感じの小説。下手にSNSとかに時間使うならこういう本を読む時間にした方が100倍面白い。あとキムタクと長澤まさみの顔がずっと浮かんでるのも読みやすかったな。映画化が待ち遠しい。いやあ面白かった！

2025/04/01

久しぶりのマスカレードシリーズで面白かった
被害者遺族側にたった葛藤がよく伝わった
日本の刑罰は、優しいようだが死刑になれば良いものではない。
遺族には、永遠に気持ちの部分で何かしら一生心に残るものがある。
また、反対に加害者側家族にも、同じ事が起こるのだろう。
いずれにしてもわだかまりがのこる。
みんな笑顔がいちばんですね。

2025/03/27

このシリーズの傾向から、前半から中盤までの見立てや推察通りには進んでいかないのだろうなと思いながら読んでいたら、案の定終盤で展開が変わった

被害者遺族の苦しみ、加害者の罪の意識の有無もしくは大小、加害性の大きさに伴わない司法判決
いろんな物語が何度も主題にしてきているけれど、何度テーマにされても新鮮なのは、事件の多様さと人間心理の複雑さかな
被害者遺族の心理は遺族の数だけあるし、加害者の意識は時間経過につれて変わっていくこともある
個人的には「心身の喪失」という理由で極端な減刑になるのはいつも腑に落ちないです
やったことが罪の全てであって、それに対しての法の裁きなのでは？と思ってしまう

それにしてもそれにしても、なに？この終わり方
シリーズは続くの？
ふたりが揃っちゃったら毎日ホテルで事件が起きるじゃない？

2025/03/25

久しぶりに本を買ったら、一気読みしてしまった。
本を買うことは滅多にないので、安定の東野圭吾にしてしまったけれどもやはり正解だった。
映画は観ていないのに、終始キムタクがチラついた。
途中その記述はいるのか？伏線なのか？と思っていたところが最後しっかり回収されてよかった。

続きが夏に出る、と帯に書いてあったから、どう主人公が関わっていくのか、楽しみにしたい。

2025/03/24

シリーズ4作目、キャラもしっかり頭に入ってるし、個人的には1番好きかも。登場して欲しい人が登場して欲しいタイミングで出てくるみたいな。日本の刑罰に一石を投じる点展開。まだまだシリーズは続きそうな感じだし、映画化も期待。

2025/03/23

面白かった。ぐいぐい引き込まれて一気読み。

容疑者達の言い分も分かる。
犯した罪に対して刑が軽すぎる。現実そうだ。
殺されてしまった人より、生きている加害者の未来を、特に若者には裁判官(というか判例なのかも)は期待する。
でも殺された被害者には未来がないというのに。目には目をの刑罰になっていないのがなんとも切ない。
私は犯罪被害者の身近にいたことはない第三者でしかないけど、それでも悔しいのに、家族や近しい友人が被害者だとしたら、その心境は如何ばかりか。殺したいと思っていても仕方ないと思う。
だけど、このお話の被害者家族は違うようだ。そこに救いを感じた。
少なくとも1人は、殺した息子のことを忘れてないことを聞いて救われていた。
きっとあの老夫婦も同じだろう。
そこが警察も読み切れなかった容疑者達の心境だったように思う。

新キャラの梓警部、最初は嫌なタイプだったけど、熱すぎる正義感にちょっと好きになった。

最後、総支配人の呼び出しはきっとお誘いだろうなーと読んでて、そのとおりで良かった！山岸さんとのペアも続きそうで嬉しい。

2025/03/23

マスカレードシリーズ第4弾。捜査一課班長昇進新田警部。3件の殺人事件共通項はナイフによる殺害方法と過去に人を死なせた者。クリスマスイブのホテルコルテシア東京が三度舞台に。

2025/03/22

東野圭吾作品あるあるの犯人を当てたと思いきや違い、次の予想もハズレ、犯人が分かった後の動機も予想外。犯人の自供の言葉の文量が印象的。

2025/03/21

え？
なぜこの人たちは集まってるの？

犯人はだれ？？

最後まで理由が明らかにならずに，ホテル内での動きやそれまでの行動などで解き明かすスリリングがたまりません。
あっという間に読み終えてしまいました。。。