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宙ごはん の商品レビュー

4.5

122件のお客様レビュー

  1. 5つ

    65

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

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2025/11/19

本屋大賞をとっていた作品なのと、作者の他の作品を読んで面白かったので、なんとなく買ってみた。 母が2人ってどんな状況だろう?私には共感できることないかな?と思っていたけど、ストーリーも面白いし考え方に学べることがたくさんあった。 美味しいごはんが出てくるのも魅力的!残酷だけど...

本屋大賞をとっていた作品なのと、作者の他の作品を読んで面白かったので、なんとなく買ってみた。 母が2人ってどんな状況だろう?私には共感できることないかな?と思っていたけど、ストーリーも面白いし考え方に学べることがたくさんあった。 美味しいごはんが出てくるのも魅力的!残酷だけど温かい作品だった。

Posted byブクログ

2025/11/19

ほんわかストーリーを想像してただけに衝撃が大きかった。大人の事情や家族の距離感、逃げ場のない現実が重く刺さる。苦しさと希望が同じ重さで混在してて読後感がなんとも言えない。すごくよかった。

Posted byブクログ

2025/11/18

何度も泣きそうになりながらあっという間に読み終えた。幼い子供時代から寂しさや不満を自分で解決しなきゃと奮闘する宙ちゃんが健気で愛おしい。佐伯の存在が本当に暖かくて、物語の中で常に希望の光として寄り添ってくれる。最終章は特に読んでいて辛かったけど、考え得る限り最高のエンディングでし...

何度も泣きそうになりながらあっという間に読み終えた。幼い子供時代から寂しさや不満を自分で解決しなきゃと奮闘する宙ちゃんが健気で愛おしい。佐伯の存在が本当に暖かくて、物語の中で常に希望の光として寄り添ってくれる。最終章は特に読んでいて辛かったけど、考え得る限り最高のエンディングでした。赦してもらおうと謝罪することは暴力になること、日頃から忘れないでいようと思っていることなので、この作品でまた深く刻んでもらった。あと、大切な人を亡くしてしまうと、不在の事実が大きすぎて胸を塞いでしまうけど、その人からもらったたくさんのものを忘れずに自分のこれからの糧にすることも大事だと思い出させてくれました。

Posted byブクログ

2025/11/17

優しいタイトルの響きに誘われるように読み進めると、そこは修羅の世界。愛情、憎悪、絶望、悲しみに幸福。人間の剥き出しの感情が迫ってきて、心をえぐられる。かと思えば、美味しい料理で温められ、自然と涙が溢れる。 『笑って生きる』が出来たら上等だと、胸に刻んで生きていきたい。 やっちゃん...

優しいタイトルの響きに誘われるように読み進めると、そこは修羅の世界。愛情、憎悪、絶望、悲しみに幸福。人間の剥き出しの感情が迫ってきて、心をえぐられる。かと思えば、美味しい料理で温められ、自然と涙が溢れる。 『笑って生きる』が出来たら上等だと、胸に刻んで生きていきたい。 やっちゃんは本当にいい男。

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2025/11/06

どこか歪な親子の形。 それでもその2人を繋ぐのは温かい料理。 読んでいてとても面白い、最後には心温まるストーリーでした。 人生の節目や、出来事の節目には思い出となる料理があり、それが主人公を励ます。 自分も家族を持ったり子供を持ったりしたときに、自分が料理を作らないとしても...

どこか歪な親子の形。 それでもその2人を繋ぐのは温かい料理。 読んでいてとても面白い、最後には心温まるストーリーでした。 人生の節目や、出来事の節目には思い出となる料理があり、それが主人公を励ます。 自分も家族を持ったり子供を持ったりしたときに、自分が料理を作らないとしても、思い出となる料理は何かしら欲しいなと、思いました。

Posted byブクログ

2025/11/17

町田その子さんらしい、人の心情や人間関係を丁寧に描いた話。宙の幼少期から大人になるまでが5編ほどの短編でまとめられている。 コンビニ兄弟みたいなさわやかな話ではない。ドロドロした人間関係の中にも、人の成長や愛情が書かれている感じ。 やっちゃん大好き。 終わり方は、個人的にはスッキ...

町田その子さんらしい、人の心情や人間関係を丁寧に描いた話。宙の幼少期から大人になるまでが5編ほどの短編でまとめられている。 コンビニ兄弟みたいなさわやかな話ではない。ドロドロした人間関係の中にも、人の成長や愛情が書かれている感じ。 やっちゃん大好き。 終わり方は、個人的にはスッキリしない。無難に終わらせた感じがする…。 売る

Posted byブクログ

2025/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

  人生の現実の姿をありのままに描く作品 ○この作品を読んで  この作品は、生きることについてさまざまなことを教えてくれる。自分がこの本から学んだ人生のことを書く。 ①ごはんの力  会社の打ち上げや歓送迎会、政治の食事の場、晩餐会、初デートの場。これら全てに共通するのが、「ご飯(食事や飲み物)」があること。当たり前だけど、食事の存在って人間になくてはならないもの。それは、体のエネルギーとして必要ということではなく、人のつながりを作る上で必要だと思う。その重要性が、「宙ごはん」に詰まっていると思う。 パンケーキで元気になる宙、育児などで元気の無くなっている人へのポタージュ、一歩を踏み出す力をくれるチャーハン。美味しい食事には、無限の可能性があるのかと感じさせる物語だった。 ②人の死について  人は、突然死ぬ。それを、この作品で再確認できた。今目の前にいる人も、いつ死んでもおかしくない世界を生きている。解説の寺地はるなさんも「現実には必然性があると感じられる死など存在しない」という。自分の理想は、愛する人に囲まれながら亡くなることができることだと思うが、そうでない死が大半だろう。事故死、自死、病気による死など。今が永遠に続くことはないが、そう思い込んでいる自分がいる。その考え方をいい意味で壊してくれるのが、この作品(瀬尾まいこさんの「幸福な食卓」も) ③人は変化して生きていく  人は成長している、変化している。今してしまった失敗は、これまでやこれからの自分を否定されるような感覚を覚える時がある。しかし、そんなことは考えなくていい。だって、「ひとはきっと、いつでも変化の一歩を必死に踏んで生きていく」から。周りの人に支えられながら、時には失敗して大事なものを失いながらも成長して生きていく。だから、自分も今の自分に悲観し過ぎることなく、失敗を経験として活かしていくことが大事。 ④謝罪の罪について  「謝罪って、時には自分のためのものになってしまうんだね」この言葉は衝撃的で、ハッとさせられるものだった。謝罪って、何かやらかしてしまった時に、真っ先に思いつくし、子供の頃から「謝ること」≒「解決、許してもらえる」ということを教えてもらってきている。しかし、それを相手が受け取れる状態なのか、それで納得できるのか。と言うことは考えないといけない。さもないと、謝罪が「暴力」になるかもしれない。 特に、佐伯の食事を通して人の胃袋のみならず、人の心や生きる力を支える姿には感動した。「思いがこもった料理は、ひとを生かしてくれる。目の前の光景が、宙にそう教えてくれていた」料理には無限の可能性がある。最高の一冊。

Posted byブクログ

2025/11/03

思っていたよりもずっと重くて深くて、読後の感情が定まらない不思議な話。 登場人物全員背景が複雑で、読むのがしんどい部分もあったけど、何か引き込まれてしまいあっという間に読了。 良い母親って何だろう、家族って何だろう。変わりゆく関係性を追いながら考えさせられる話でした。

Posted byブクログ

2025/11/02

複雑な家庭環境で結構、重い内容だったが、各章、前向きな気持ちになれる終わり方で良かった。各登場人物の気持ちや心の変化の描写が凄いと感じた。

Posted byブクログ

2025/10/16

暖かくて大好きなお話 言葉だけを切り取ってはいけないなと学べたかなぁ 誰かの為に暖かい料理用意するってこんなにも素敵なことなんだな

Posted byブクログ