宙ごはん の商品レビュー
こんなに尊い物語があるだろうか。最低に感じる母親、優しすぎて心配になるやっちゃん、一途であると信じたかった彼氏、全ての登場人物の印象がガラッと変わった。優しさは、強いものなのだ。間違った優しさは、人を傷つけるものになるが、そこをしっかり区別できるやっちゃんが私も大好きになった。宙...
こんなに尊い物語があるだろうか。最低に感じる母親、優しすぎて心配になるやっちゃん、一途であると信じたかった彼氏、全ての登場人物の印象がガラッと変わった。優しさは、強いものなのだ。間違った優しさは、人を傷つけるものになるが、そこをしっかり区別できるやっちゃんが私も大好きになった。宙のごはんを私も食べたい。どんな未来でも、「大丈夫」って思えるように生きていきたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
最初の方は、宙が全然こどもらしくなくて、こんなに子供の時からこどもらしい振る舞いができない環境で育ったら、後からめちゃ荒れるに違いない、なんて思っていたんですけど。これはファンタジーだな、なんて。後から廻の、本に関する考えが出てきたときに、それそれ、その感じわたしもこの本に待ってる!と思いました。でも、最後の最後まで宙はいい子でした。これだけなら「ふーん」で終わる話なんだけど、数々のエピソードに胸がふみつぶされそうになり、最後の方は声が漏れるほど泣きました。謝罪は時に自分のためのものになってしまう、なんと重い言葉なんだろう。覚えておかないといけないなと思いました。 あとテッタが普通にサラッと浮気しててひどいなと思いました笑。マリーちゃんにもう一回出てきて欲しかったなぁ。
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小学校に入学するタイミングで 実の母親と暮らし始めた「宙(そら)」 なにひとつ母親らしくないカノさんとの生活を 支えたのは、心のこもった食事を作ってくれる人たちの存在だった。 少女がどんどん冷静にしっかり育っていく半面、 大人たちのふがいなさ、その内面、抱えているもの。 ラ...
小学校に入学するタイミングで 実の母親と暮らし始めた「宙(そら)」 なにひとつ母親らしくないカノさんとの生活を 支えたのは、心のこもった食事を作ってくれる人たちの存在だった。 少女がどんどん冷静にしっかり育っていく半面、 大人たちのふがいなさ、その内面、抱えているもの。 ラストはこの作者らしくほっとする展開でした。
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複雑な環境で育った宙(そら)とそこに取り巻く人々のお話 それぞれが色々な辛い悲しみがあって、そこに寄り添ってくれる人がいて、美味しそうな食べ物がたくさん出てきて… 最後の花野さんの行動には、わたしはちょっと複雑な気持ちが…わたしならできないな 読み応えあります!
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育つ環境によって形成される人格が決まるのは本当にそうだなと思った、子どもも大人も同じように苦しむけど、苦しみの形も違って、普通に生きるって難しいんだなぁ、、と。子どもは親を選べないし、選べなかったが故にそのまま大人になるの繰り返し。 生きるって難しいよねえ、と大人になればなるほど...
育つ環境によって形成される人格が決まるのは本当にそうだなと思った、子どもも大人も同じように苦しむけど、苦しみの形も違って、普通に生きるって難しいんだなぁ、、と。子どもは親を選べないし、選べなかったが故にそのまま大人になるの繰り返し。 生きるって難しいよねえ、と大人になればなるほど考えてしまう作品だった。
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宙、花野、風海、マリ-、鉄太、鉄太の姉と家族関係の問題を抱えている登場人物が次々と登場し、気持ちが沈みそうになった。しかし、作品の中には入り込み易く、短時間で読んでしまった。人は誰かに見守られる事で変わっていけるという展開は予想通りだった。
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こんなにも1冊の本に泣かされるとは…!!! 宙の成長だけでなく、カノさんをはじめとした周りの大人たちの成長もうまく描かれていて、とても気持ちいい読後感だった! そして料理の描写✨️ あたかも今自分の目の前にその料理が出てきて、熱々でよい香りをさせているような感覚にさせてくれる...
こんなにも1冊の本に泣かされるとは…!!! 宙の成長だけでなく、カノさんをはじめとした周りの大人たちの成長もうまく描かれていて、とても気持ちいい読後感だった! そして料理の描写✨️ あたかも今自分の目の前にその料理が出てきて、熱々でよい香りをさせているような感覚にさせてくれるのは、本当に魔法のよう!! パンケーキもボロネーゼも炒飯も、それはそれはとても美味しそう!! 最初幼い宙が出てきたので、ずっとそのまま進むのかと思ったら、章立てでどんどん大きくなっていくから、考え方や関係性が少しずつ変わる感じも面白かった!
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※このレビューにはネタバレを含みます
愛情深いと思っていたママが束縛と感情の起伏の激しい女性であった、とか冷淡だと思っていたお母さんが宙のことを愛そうとしていたりとか、宙の同級生の子が、相手が思い通りの人でなかったらショックだと言っていたり、人にはいろんな面があるのにそのときの自分にとって都合のいいバイアスで相手を判断してしまうことに注意を促しているように感じた。 家族なのに(家族だから?)みんな不器用で言葉が足らなくて、でもそれぞれに愛情だったりはあって、すごくリアルだなと感じた。 ママとお母さんか登場するけどどちらの母親も何かがあって何かが足りない。普通のお母さんがよかった、というセリフが何度か登場する。母親になる人物も1人の人間で完璧ではないことはわかっているはずなのに、母親という存在自体に完璧さを押し付けてしまう自分のイメージに愕然とした。絶対に自分自身完璧な母親になんてなれるはずないのに。自分が母親になる時が来たら読み返したいなと思った。 ・罪を犯した人が赦しを乞うのは暴力、大切なのは覚えていること ・とにかく生きるが最優先、笑って生きるができたら上等、寿命が尽きるまでにできたらいい
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主人公の宙を中心に家族の在り方をテーマに展開されるストーリー。 自分とは全くちがう境遇の登場人物たちなのに、とても共感できるところが多く、引き込まれる。 ・いかに私たちは他者に対して表面的な情報だけで偏った見方をしがちか ・謝罪や贖罪は自分が許されるための行為で相手にとっては暴...
主人公の宙を中心に家族の在り方をテーマに展開されるストーリー。 自分とは全くちがう境遇の登場人物たちなのに、とても共感できるところが多く、引き込まれる。 ・いかに私たちは他者に対して表面的な情報だけで偏った見方をしがちか ・謝罪や贖罪は自分が許されるための行為で相手にとっては暴力になりうる ・美味しいものは人の心を癒すことができる ・何歳になっても人は変われる そんなことが印象に残った。 重い話題のパートもあるけれど、するすると読めてしまって章の終わりにはほっこりできる、なのに次の章に移ると状況が変わっていてびっくり…という展開で最後まで飽きることなく展開される。 全章通して、皆の成長と変化が感じられるのも勇気をもらえた。
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読みながら母親目線で宙ちゃんがこれ以上傷つかない様にと思いながら、あぁこれは昔の私だと思いながら読みました。 母親に愛されたい、こういう事をしてほしい、こういう言葉をかけてほしいと思う主人公と最後にはしっかりと向き合おうとする母親。 心から「良かったね。」という気持ちになりました...
読みながら母親目線で宙ちゃんがこれ以上傷つかない様にと思いながら、あぁこれは昔の私だと思いながら読みました。 母親に愛されたい、こういう事をしてほしい、こういう言葉をかけてほしいと思う主人公と最後にはしっかりと向き合おうとする母親。 心から「良かったね。」という気持ちになりました。
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