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歩くという哲学 の商品レビュー

3.9

20件のお客様レビュー

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2026/03/16
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歩いている時には、自分らしさやアイデンティティというフィクションから解放されて、誰でもない自由な存在になれる。誰とも比較しなくていい。 考えながら歩き、歩きながら考えることで、思いつきが思いつきでなくなる。 ゆっくりの対義語は焦り。ゆっくりと味わって歩くことは、一瞬一瞬に寄り添って生きること。 利益を産むだけならば、誰かが代われる。 誰にも代われない、生きること、愛すること、楽しむこと、歩くこと、こそが大切なこと。

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2026/03/14

山歩き、放浪、彷徨、大地を踏みしめること、徘徊、道を撫でること、快楽・喜び・幸せ・平穏さをそれぞれもたらすもの、未来へ向かうこと、繰り返すこと、塩の行進、ワシントン行進、信仰の形、有用•無用の外に立つこと、幼子の散歩、社交の散歩、都市の遊歩者。「歩くということ」の様々なあり方を語...

山歩き、放浪、彷徨、大地を踏みしめること、徘徊、道を撫でること、快楽・喜び・幸せ・平穏さをそれぞれもたらすもの、未来へ向かうこと、繰り返すこと、塩の行進、ワシントン行進、信仰の形、有用•無用の外に立つこと、幼子の散歩、社交の散歩、都市の遊歩者。「歩くということ」の様々なあり方を語り下す。社会•思想•文学の歴史の中から取り出し、それらをややナルシスティックに語り下す。ルソー、ニーチェ、ソロー、キュルケゴール、ディオゲネス、ヘルダーリン、等、人物について語られた部分が面白かった。

Posted byブクログ

2026/03/08

哲学とは、その学問の歴史的な足跡を辿るものではなく、その問を前に考え、考え続ける実践であり、哲学するという行為である。 入門書などで折にふれて示されるこうした宣揚を、歩くという行為において、その中で実践するのが本書である。 本書では歩くことと哲学することは等価であり、歩くことによ...

哲学とは、その学問の歴史的な足跡を辿るものではなく、その問を前に考え、考え続ける実践であり、哲学するという行為である。 入門書などで折にふれて示されるこうした宣揚を、歩くという行為において、その中で実践するのが本書である。 本書では歩くことと哲学することは等価であり、歩くことによる身体の変化や感情、そして他者、わけても自然との関係などが歩くことの中で思惟される。 加えて、本書が辿る足跡は、パスカルやカントといった哲学者のみならず、ランボーやヘルダーリンなどの詩人、さらにはディオゲネスからソローやペソアなどまで拾う健脚を披露し、歩猟する範囲は広大だ。そして本書の辿る行程から興味を惹かれた道があればそこへと容易に逸れていくこともでき、この広大な沃野を吹き抜ける風も心地よい。 訳文もなめらかで読破への道のりの躓きの石は取り除かれており、訳者の力量を見通した編集者の卓見にも感謝したい。 ときに軽快に幾多の迂路や抜け道、細道を経る軽さがある。そしてまた、ガンディーが主唱する不服従者の行進や聖地巡礼を取り扱う章に見られる歩くことの意義がもつ十分に過ぎるほどの重さもある。 歩く。日々何気なく行うこの行為が持つ意味と射程の広さを再認でき、読者を明日への歩みにつなげてくれる好著。

Posted byブクログ

2026/02/13

何を期待していたのか、読みはじめてすぐそう思った。歩くという哲学なんだから、歩くことがテーマでありその通り…のような内容。 少し進むとなるほど、哲学者の歩いた日々を著者がピックアップしたものだ。 哲学の本は読んだけど、ランボーは知らなかった。そこでCopilotとの会話でランボ...

何を期待していたのか、読みはじめてすぐそう思った。歩くという哲学なんだから、歩くことがテーマでありその通り…のような内容。 少し進むとなるほど、哲学者の歩いた日々を著者がピックアップしたものだ。 哲学の本は読んだけど、ランボーは知らなかった。そこでCopilotとの会話でランボーは映画のランボーじゃなかったと伝えたらCopilotに面白いと言われた。 ランボーは知らない人だったけど、歩くという運命がたくさんのシーンで見られた。そして理解者にも恵まれたが、歩くことに突き動かされるように義足を使ってでも歩くことを望んだようだ。普通の人なら義足なら外に出ることも長く歩くことも難しいと諦めてしまうんじゃないか。読みながらすごく興味を持ったしランボーすごいと感心した。 そして知ってる人ニーチェ、この人も歩くことで書くことができたようだ。カントのように気晴らしの歩くではなく、セットのようなんだろうな。 最後に、この本は山と渓谷社という出版社からである。とても良い名前だし、この本のタイトルにピッタリ。

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2026/01/22

歩行という日常的行為を通して、思考・身体・世界との関係を問い直す哲学エッセイ。 掴みづらい内容も多いが、数多の偉人が「歩く」ことで生み出してきた哲学的な考え・思想を知ることができる。 なぜ歩くのか。 有り体な感想ではあるが、色々と歩いてみたくなった。 ”ゆっくり行こうとするな...

歩行という日常的行為を通して、思考・身体・世界との関係を問い直す哲学エッセイ。 掴みづらい内容も多いが、数多の偉人が「歩く」ことで生み出してきた哲学的な考え・思想を知ることができる。 なぜ歩くのか。 有り体な感想ではあるが、色々と歩いてみたくなった。 ”ゆっくり行こうとするならば、歩くことが最良だ。”

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2026/01/18

なかなかに難解な本。美しい言葉に彩られた詩的な表現や文章も多く、頑張って読了。ランボー、ニーチェ、ガンジーの話が印象的だった。世の中に数多ある崇高な思想、哲学、文学、詩、、それらの作品がいかに作者の散歩散策時の歩行から生み出されたことよ。むしろ歩くことに取り憑かれ飲み込まれた思想...

なかなかに難解な本。美しい言葉に彩られた詩的な表現や文章も多く、頑張って読了。ランボー、ニーチェ、ガンジーの話が印象的だった。世の中に数多ある崇高な思想、哲学、文学、詩、、それらの作品がいかに作者の散歩散策時の歩行から生み出されたことよ。むしろ歩くことに取り憑かれ飲み込まれた思想家の多さよ…単調で当たり前の人間の動作についての深い考察を読んで、ついつい積読を消化するために座りっぱなしになりがちだけど外に出て歩かなきゃなっていう感想しか出てこないのが哀しいが…。歩くことは考えること、生きること。

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2026/01/03

歩くというのは、個人的にも好きなことですが、 色んな哲学者の人たちが歩くことは欠かせないといっている 左右足を1歩ずつ出すだけという行為ですが、 こんなにも影響あるとは思いませんでした。

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2026/01/01

歩くということが好きです。 散歩も、山歩きも。 でも何が良いのかということうまく言語化できませんでした。 この本でも歩くことの良さを何がきちんと結論づけているわけではないけれど、たくさんの哲学的問いから歩くと行くことを考えていて、それらの端々から日頃自分が感じていたものと、しっく...

歩くということが好きです。 散歩も、山歩きも。 でも何が良いのかということうまく言語化できませんでした。 この本でも歩くことの良さを何がきちんと結論づけているわけではないけれど、たくさんの哲学的問いから歩くと行くことを考えていて、それらの端々から日頃自分が感じていたものと、しっくりくる感じを得られました。 ただ歩くという行為は動物的でもある一方、極めて人間的かもしれないな、などと感じています。

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2025/12/11

急がなくていい。回り道をしてもいい。目的地が決まらなくてもいい。 それでも一歩踏み出して歩きだそう。 それが生きることだから。

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2025/11/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本には「お遍路さん」があって、以前から「歩く」「ひたすら歩く」ってどういうことなんだろうって思ってました。そのヒントになればと思い読みました。 結論から言うと、読みにくかった(笑) どうもわたしは「海外の方が書いた本」を「翻訳」されてる本というのが、スンナリ入ってこないことがとても多くて、今回もそうなってしまいました。(なんでなんだろう?そうじゃない本もあるのに) とりあえず途中まで読んで、歩くって、自由でマインドフルネスなのかな、というのが今の感想。続きも読まなきゃ。 関係ないけど、いつかお遍路さんも行ってみたいです。

Posted byブクログ