へこたれてなんかいられない の商品レビュー
仕事に責任が多く付き纏うようになって、子どもが大きくなって、自分ではコントロールしきれないいろいろなことに大人として対峙しなきゃならないいまを、勇気づけてくれる一冊でした。特に第二章は思うところあり。年齢的にもキャリア的にも自己卑下に入ってる場合ではないと最近痛切に感じていたので...
仕事に責任が多く付き纏うようになって、子どもが大きくなって、自分ではコントロールしきれないいろいろなことに大人として対峙しなきゃならないいまを、勇気づけてくれる一冊でした。特に第二章は思うところあり。年齢的にもキャリア的にも自己卑下に入ってる場合ではないと最近痛切に感じていたので、実態のある礼節を、自分に期待してくれる人、周囲の人々、家族に持つことが大事という話は沁みた。とりあえず少し休んでまた頑張ろう、と思える一冊です。
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大好きなジェーン・スーのエッセイ。 身近な事柄に対する問題意識や、知っておくべきこと、言葉など、学びが多かった。 そして、ポッドキャストなどでもそうだけど、歳を重ねることがネガティヴな感情ではなくなるところが良い。年上の同性の人生の先輩の言葉は、素直に受け取れる。とりあえず、歯を...
大好きなジェーン・スーのエッセイ。 身近な事柄に対する問題意識や、知っておくべきこと、言葉など、学びが多かった。 そして、ポッドキャストなどでもそうだけど、歳を重ねることがネガティヴな感情ではなくなるところが良い。年上の同性の人生の先輩の言葉は、素直に受け取れる。とりあえず、歯を大切にしようと思った。 「誰かのせいにすることが、何の助けにならないのと同時に、思い通りにならないのは自分のせいだけではないこともわかっていたからだ。ならば、場所を変える。非常に理に適っている。」 「結局は、他者の評価が気にならなくなるほどやりたいことを見つけ、やるしかないのだ。さもないと、企業にとって働かせやすいだけの人間になってしまうから。」 「誰かを『ズルい』と思う感情の裏には、『私は我慢しているのに』が隠れていることが多かった。しかし、胸に手をあて考えてみると、誰かに我慢しろと言われたわけでもないことを我慢している場合も多々あった。」 「私にとって友人とは、なにかあったら万障繰り合わせて駆けつける相手のことだ。してほしいことがある相手のことではない。」 「楽観的な私は、失敗から立ち直った自分にスポットライトを当てて出来事を記憶している。一方、悲観的と言われる人は、失敗した苦い瞬間にスポットライトを当てて記憶している。この違いは大きい。次に挑戦が必要な場面に直面した時『まあ、失敗してもなんとか立ち直れるだろう』と思えるか、『私はまた失敗するだろうから、挑戦するのはやめよう』と思うか、行動に決定的な違いが出る。」 「失敗は恐ろしい。しかし、失敗のあとごまかさず、関わった範疇で責任を取ることさえできれば、大体のことはなんとかなる。」
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ラジオもポッドキャストも聴き、ご著書も多分全て読んでます。 スーさん大好きで同い年なので読み始めからそうそう!の嵐。 特に、選択的夫婦別姓については自分自身気になっていながら見ないふりして結婚したため、結果的に破綻。きちんと理由を述べられることって大切だ。なのに婚姻していないと入...
ラジオもポッドキャストも聴き、ご著書も多分全て読んでます。 スーさん大好きで同い年なので読み始めからそうそう!の嵐。 特に、選択的夫婦別姓については自分自身気になっていながら見ないふりして結婚したため、結果的に破綻。きちんと理由を述べられることって大切だ。なのに婚姻していないと入院などの際に親族と認められない、声高に語るととてつもない不便な日常生活になる、どうにかならないのかな。 インプラント行きトロッコ、怖がりなので私は乗りたくない…歯医者にマメに通おう。
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50代女が痩せ我慢や自虐なしに、血の通った生活を綴ってくれることの素晴らしさ。 こういう文章を読める時代に生きていてよかった。
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「40代の自分は…」「50代の自分は…」なんて想像したことあるけれど、実際その年齢になるとしみじみとまだまだ子どもだなと思います。 インプラントの話が出てきて、思わず歯科の定期検診の予約をしてしまいました笑。
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落ち込んでいたときに読み始めたので、いっそうしみじみジェーン・スーさんの世界に浸れた。歯は大事にしようと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
発売日が2025年1月22日、翌日に中居くんが芸能界引退表明をした。 年明け後から読み終わった2月頭に至るまで、メディアではフジテレビ騒動が収まらない。いつまで経っても日本は女をモノ扱い、性接待だの上納制度だの…いつの時代の話をしてんだ。現代の話なのか、毎日辟易する。勘弁して。 そんな中で読んだので、スーさんのさっぱり短めのコラムが詰まった本作はいい息抜き…というと言葉が浅いな。深呼吸できる時間になってホッとした。 婦人公論2019.12~2025.1までの連載を1冊にまとめ。スーさんの本は刊行されたらほぼリアルタイムで追いかけた方が「そうそう、そうなの」「あ~、そんなことあったね」とポッドキャスト聞いてる気分でトピックを共有できて楽しい。 可愛い表紙、よく見ると赤字やストライプの赤線が光ってる(なんていうの?w)絵に浮かんでるブロッコリーは何?と読む前からワクワクできた。 第1章 今日もなんとか生きていく 第2章 ポンコツな我々と日々のタスクと 第3章 大人の醍醐味・中年の特権 第4章 それでも生活は続くのだから スーママのお話と、東京の大雪の日の思い出は読んでて胸がキュっとなった。
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