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へこたれてなんかいられない の商品レビュー

3.6

47件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

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2025/09/15

コロナ禍あたりのエッセイまとめ集。どこかで聞いた話…?読んだことあったっけと思ったが、スーさんのラジオとポッドキャストの話と重なっているのだと気づいた。やはりスーさんの文章では「生きるとか死ぬとか」が秀逸。その後に、妙位即答のおしゃべりが来て、私的にはエッセイは最後かなあ。テーマ...

コロナ禍あたりのエッセイまとめ集。どこかで聞いた話…?読んだことあったっけと思ったが、スーさんのラジオとポッドキャストの話と重なっているのだと気づいた。やはりスーさんの文章では「生きるとか死ぬとか」が秀逸。その後に、妙位即答のおしゃべりが来て、私的にはエッセイは最後かなあ。テーマは面白いし事実関係も整理されているのだが、いい意味での強さ、言いっきりのかっこよさが、文章にすると一人歩きして恐くなってしまっているのが残念で。私もメールが怖い、と言われたことがあるので、なんとなくそういうことなんだろうなあと。いやでも面白いです。できれば、生きるとか死ぬとか的なシリーズをもう一度書いてほしい!

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2025/09/11

中年以降、人が頑固になるのは加齢のせいだけではない。新しい窓から新鮮な空気を入れて、自分の当たり前を敢えてまぜっかえすことをサボっているから。 いにしえから言われているように、生きることは選択の連続だ。当然、失敗もする。楽観的な私は、失敗から立ち直った自分にスポットライトを当て...

中年以降、人が頑固になるのは加齢のせいだけではない。新しい窓から新鮮な空気を入れて、自分の当たり前を敢えてまぜっかえすことをサボっているから。 いにしえから言われているように、生きることは選択の連続だ。当然、失敗もする。楽観的な私は、失敗から立ち直った自分にスポットライトを当てて出来事を記憶している。一方、悲観的と言われる人は、失敗した苦い瞬間にスポットライトを当てて記憶している。この違いは大きい。次に挑戦が必要な場面に直面した時「まあ、失敗してもなんとか立ち直れるだろう」と思えるか、「私はまた失敗するだろうから、挑戦するのはやめよう」と思うか、行動に決定的な違いが出る。

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2025/09/10

エッセイスト?コメンテイター?ラジオパーソナリティ?本業は色々あろうが、現代版アガワヤスコさんと思う

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2025/09/03

いつもポッドキャストなどで聞いている大好きなジェーン・スーさん。あまりにも聞いているので、再々耳にした内容が多く、その意味において私にとっては星3(いい本です!)。それは伝える媒体が変わってもブレがないことを意味し、スーさんの信頼できるお人柄の表れでもある。そんな中で、これは初耳...

いつもポッドキャストなどで聞いている大好きなジェーン・スーさん。あまりにも聞いているので、再々耳にした内容が多く、その意味において私にとっては星3(いい本です!)。それは伝える媒体が変わってもブレがないことを意味し、スーさんの信頼できるお人柄の表れでもある。そんな中で、これは初耳かも?のインプラントの話にはドキドキした。一件落着して本当に安堵。でもそこから母上の担当医への不信に思い及んだ項は、胸がギューっと苦しくなった。あの時の選択が正しかったのか?答えが出ないモヤモヤが私にもあり、同じく母の不在を抱え生きる(そして一人っ子であり父の介護の方針などを一身に委ねられる身である)スーさんを、どこか他人とは思えない気持ちで応援している。余談ながら、タイトルのせいか図書館のお姉さんが実にしみじみとこの本を渡して下さった。

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2025/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

10歳くらい年上のスーさん。この先感じるであろうことや既に感じてることについて書いてくれてる。自分にしかできないことなんて、ない。けど目の前のことを淡々と誠実にやろう。お父様との事も気になったので次の作品も読む予定。podcastも聞いてみた。こういうのはテイカーだねっていうのが刺さった。私なんかじゃお役に立たないし…ってのは回答になってないと。自分焦点にするなと。耳が痛い。

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2025/08/31

雑誌の連載をまとめたものであるので読みやすいことに加え、その時の世相(コロナ前、コロナ禍、ポストコロナ)が反映されていて興味深い。歯の治療にまつわる騒動ついても勉強になりました。どの章にも光るスーさん節。ラジオを聴いているよう。なるほどなぁと考えさせられたり、私もその年代の時にこ...

雑誌の連載をまとめたものであるので読みやすいことに加え、その時の世相(コロナ前、コロナ禍、ポストコロナ)が反映されていて興味深い。歯の治療にまつわる騒動ついても勉強になりました。どの章にも光るスーさん節。ラジオを聴いているよう。なるほどなぁと考えさせられたり、私もその年代の時にこういう風になっていたいなぁと、私にとっては憧れの姉御的ポジションな方だわ。つまり、自分のことを自分でちゃんと愛せる大人でありたいってことですね。他のエッセイも読もう

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2025/08/29

ジェーンスーさんは大好きでたぶん著書は全冊読んでいる。ちょうど少し前に『私たちがプロポーズされないのには〜』を読んだせいか、なんだか、丸くなったなぁと言うのが第一印象。丸くなったというか意識が自分より社会に向いてる感じ。わたしも若い頃よりコンプレックスとか、自己への関心は薄れてき...

ジェーンスーさんは大好きでたぶん著書は全冊読んでいる。ちょうど少し前に『私たちがプロポーズされないのには〜』を読んだせいか、なんだか、丸くなったなぁと言うのが第一印象。丸くなったというか意識が自分より社会に向いてる感じ。わたしも若い頃よりコンプレックスとか、自己への関心は薄れてきたから、50歳くらいになるとそんなものなのかなーと想像する。でももう少しはっとするようなものが欲しかったな。

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2025/08/23

肩の力を抜いてクスッとなったり頷いたりしながら楽しめた。共感すること多数。 コスパ、タイパこそ正義な風潮がある今日この頃、いやいやそうじゃないよねと人生の余白を感じさせてくれる。 時間を重ねて行くと「やらなくていいこと」、「やるべきでないこと」がクリアになっていく。 そこでは...

肩の力を抜いてクスッとなったり頷いたりしながら楽しめた。共感すること多数。 コスパ、タイパこそ正義な風潮がある今日この頃、いやいやそうじゃないよねと人生の余白を感じさせてくれる。 時間を重ねて行くと「やらなくていいこと」、「やるべきでないこと」がクリアになっていく。 そこではtodoタスクに追いかけられることはない。みんな欲張り過ぎなのか、ただ不安なのか。 様々なシチュエーションで美談が語られるが必ずしもエビデンスに基づく行為とも限らない。 「緊急時に、気持ちが知性を追い越していいことなんて、なにもないのに」の一文は引っかかっていたものが取れたかのような爽快感があった。 人生という大河、時には流れに乗り時には抗い、いつもネバーギブアップでいれば穏やかな場所にたどり着くよ。

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2025/08/10

図書館で数ヶ月待ってから読了。スーさんは、おばさんの支持、共感を得て、すっかり五十代女性の代弁者のようになっているけれど、私の気持ちは何故だかどんどん離れている。どのエッセイもふむふむとは思うけれども。どこに違和感を感じたのかが、今、うまく言語化できない。しばらく距離を置こうかな...

図書館で数ヶ月待ってから読了。スーさんは、おばさんの支持、共感を得て、すっかり五十代女性の代弁者のようになっているけれど、私の気持ちは何故だかどんどん離れている。どのエッセイもふむふむとは思うけれども。どこに違和感を感じたのかが、今、うまく言語化できない。しばらく距離を置こうかなと思った。タイトルはいいんだけどな。

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2025/08/07

この本を読んで印象に残った言葉のひとつは、「普通という言葉をなるべく使わないようにしている」という部分だった(p.59)。 日常の会話の中で、私たちは無意識に「普通は~だよね」「普通に考えてあり得ない」などと口にしてしまうことがある。 でもその“普通”って、一体誰が決めたのだろう...

この本を読んで印象に残った言葉のひとつは、「普通という言葉をなるべく使わないようにしている」という部分だった(p.59)。 日常の会話の中で、私たちは無意識に「普通は~だよね」「普通に考えてあり得ない」などと口にしてしまうことがある。 でもその“普通”って、一体誰が決めたのだろうか。 気がつけば、自分が持っている常識や経験に照らし合わせて、他人の選択や価値観を勝手に測ってしまっていることがある。 「普通」という言葉には、人を黙らせる力がある。 それがたとえ善意から来ていたとしても、相手の選択肢を狭めたり、自信を削いだりしてしまう危うさを持っている。 けれど私は一方で、友人が苦しんでいるときや、視野が極端に狭くなってしまっているときには、「それって本当にそうかな?」「誰がそう言ってるの?」と声をかけてあげることも、大切だと思っている。 人はときに、自分を縛っている“べき”や“普通”の正体に気づいていないことがある。 だから、相手の選択を否定するのではなく、「その価値観って、自分で選んだもの?」と、そっと問いかけること。 そうやって、誰かの考えに寄り添いながらも、視野を広げるきっかけになれるような関わり方をしていきたいと思った。 また、p.72にある「他人の評価が気にならないほどのやりたいことをやるしかない」という一文も、今の私にとって大きな気づきだった。 社会に出ることを前にして、つい周囲の目を気にしたり、好かれようと振る舞ってしまう自分がいる。 でも、結局のところ、自分が「やりたい」「好きだ」と思えることに真っ直ぐでいられるかどうかが、自分らしさや信頼を育てていくのではないかと思う。 自分自身を見失わず、他人の“普通”にも染まらず。 そして誰かの人生や価値観に出会ったとき、「それもひとつの選び方だ」と思える広さと優しさを、これからも持っていたい。 この本は、そんな生き方を後押ししてくれるような一冊だった。

Posted byブクログ