続・日本軍兵士 帝国陸海軍の現実 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
戦前国家予算に占める軍事費 日本は 75% アメリカは47% 日清戦争から満州事変まで戦死者における戦病死率が減っていく 日露戦争は史上初めて戦闘による死者数が戦病死者数を上回る しかし日中戦争から再び戦病死率が増える 森鴎外 脚気予防のための玄米・麦食に反対 徴兵検査 軍医による高学歴者への配慮 そもそも大学進学率は3% 現代は50% 平均身長165 軍の白米食への憧れ 脚気対策へのパン食の導入もこれにより不評 カレーライス、カツレツ、オムレツ、シチューなどは好評 平均3000キロカロリー 米食は大量の水必要、時間がかかる カロリーはあるものの炭水化物偏重 虫歯対策の過小評価 徴兵数の増加に伴う知的障害、聾、吃音の兵士の増加 盲は飛行士のマッサージ師 輸血の不足 軍靴の不足による草鞋の兵士 マラリア、疥癬とくに海軍で 詐病の増加、軍医の高圧化へ 「出たがりません勝つまでは」 食料をめぐる日本軍兵士間での戦闘 大東亜戦争という呼称→それなら日清戦争は明治27.8年戦役になる 体重比40%の装備 長台関の悲劇 駆逐艦、潜水艦の居住性軽視 高カロリー食による臓器への負担
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アジア太平洋戦争で戦った日本軍兵士の悲惨な現実を描いた「日本軍兵士」の続編。日本陸海軍の実態にさらに分け入り、その「衣食住」と背景にある思想に迫る。結論から言うと日本陸海軍の考え方は、人間軽視、この一言に尽きる。衣服や靴の質が悪いためい多くの死者を生んだ。食については、米一辺倒で...
アジア太平洋戦争で戦った日本軍兵士の悲惨な現実を描いた「日本軍兵士」の続編。日本陸海軍の実態にさらに分け入り、その「衣食住」と背景にある思想に迫る。結論から言うと日本陸海軍の考え方は、人間軽視、この一言に尽きる。衣服や靴の質が悪いためい多くの死者を生んだ。食については、米一辺倒で栄養が偏り、戦争末期にはそれさえ不足して飢餓による死者が膨大な数におよんだ。さらに機械化が遅れ、歩兵は体重の半分以上の装備を身に着けて長距離を行軍しなければならなかった。戦艦では居住性はほとんど考慮されず、士気は極めて低かった。これでは戦争などできるはずがない。この人間軽視の考え方は、戦後の水俣病などにもつながるのではないか。日本人の思想に根本的な問いを投げかける貴重な研究である。
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国内の工業生産力、農業生産が低下する中で、前線に武器も補給も不十分な兵士数ばかり積み上げても、戦争に勝つことはできない。 戦死者よりも戦病死者が積みあがることは、戦争指導者の責任です。食料も燃料も現地調達では、戦う前から負けが見込まれる。下位兵士に犠牲を強いる構造は、日本社会の縮...
国内の工業生産力、農業生産が低下する中で、前線に武器も補給も不十分な兵士数ばかり積み上げても、戦争に勝つことはできない。 戦死者よりも戦病死者が積みあがることは、戦争指導者の責任です。食料も燃料も現地調達では、戦う前から負けが見込まれる。下位兵士に犠牲を強いる構造は、日本社会の縮図である。
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知らなかったことばかりで大変勉強になった。 硫黄島が発見されるところから始まっているので硫黄島の歴史がよくわかる。 その歴史はサブタイトルどおりまさに「国策に翻弄された130年」だ。 旧島民や島民二世たちが硫黄島に戻れなくても、せめて未だ数多く眠る遺骨をすべて回収してあげてほしい...
知らなかったことばかりで大変勉強になった。 硫黄島が発見されるところから始まっているので硫黄島の歴史がよくわかる。 その歴史はサブタイトルどおりまさに「国策に翻弄された130年」だ。 旧島民や島民二世たちが硫黄島に戻れなくても、せめて未だ数多く眠る遺骨をすべて回収してあげてほしい。
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死者の6割と言う半分以上が戦闘ではなく『戦病死』だなんて、ほんと『現場では』悲惨な状況だったんでしょう。 言葉では表現できないだろうなと思います。まして、戦後産まれて「豊かな」社会生活を享受している私には語る資格なんてないでしょう。 ただ、程度は月とスッポンですが、『現場軽視』と...
死者の6割と言う半分以上が戦闘ではなく『戦病死』だなんて、ほんと『現場では』悲惨な状況だったんでしょう。 言葉では表現できないだろうなと思います。まして、戦後産まれて「豊かな」社会生活を享受している私には語る資格なんてないでしょう。 ただ、程度は月とスッポンですが、『現場軽視』というのは今も昔も同じなんでしょうね。 国のために召集に応じ、命を落としてしまった方々、命懸けで戦地に赴いた英霊に感謝しかありません。 ほんと過酷すぎる状況で、ほんと『国を護る』戦い以前の問題で命を削って、ほんとなんと言えば良いのか、、、 なんでこんなにも『現場軽視』な文化なんだろうかと思う次第です。
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世界的な軍拡の時代にあって、ぜひとも読まなければならない本だ。 予算を増やしさえすれば国防ができるわけじゃない。軍備が充実するわけじゃない。 頭脳がしっかりしていないのに体だけでかくするとどうなるか。悲劇しかない。 悲劇の再来を防ぐために、過去の無様な事実に目を向け、教訓にしてお...
世界的な軍拡の時代にあって、ぜひとも読まなければならない本だ。 予算を増やしさえすれば国防ができるわけじゃない。軍備が充実するわけじゃない。 頭脳がしっかりしていないのに体だけでかくするとどうなるか。悲劇しかない。 悲劇の再来を防ぐために、過去の無様な事実に目を向け、教訓にしておきたい。 不都合な真実にふたをしてはいけない。
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本書の内容は解説に集約されている。 近代において、これほど国民・軍人の命を軽視した国家があっただろうか。しかもこれは組織の問題ではなく、日本人の精神構造に起因するものなのか。 本書は旧日本軍兵士について書かれたものであるが、主語を自衛隊に置き換えても成立してしまうところに日本...
本書の内容は解説に集約されている。 近代において、これほど国民・軍人の命を軽視した国家があっただろうか。しかもこれは組織の問題ではなく、日本人の精神構造に起因するものなのか。 本書は旧日本軍兵士について書かれたものであるが、主語を自衛隊に置き換えても成立してしまうところに日本の本質があるように思えてならない。 先の大戦の反省を踏まえ、帝国陸海軍と決別したはずの自衛隊においても人間軽視の歪みがあるのではないか。 あくまで例文としてだが解説の一部を抜粋すると… 無理ある軍拡、「正面装備」以外の軽視、犠牲を強いる構造、生活・衣食住の無視。進まない機械化…精神論、住環境無視…。 自衛隊においても本質的にはほとんど変わっていない、この状況から導き出される結論は?
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前作と同様、兵士視点で太平洋戦争を分析した本書。前作と重複する部分も多いものの、当時の兵士たちがどのような環境にどのような生活を強いられていたのかをより深掘りし、やっぱり負けるのは分かりきっていたという事実をまざまざと突きつけられる。 毎日食べるものにも困り、加えて慢性的な睡眠...
前作と同様、兵士視点で太平洋戦争を分析した本書。前作と重複する部分も多いものの、当時の兵士たちがどのような環境にどのような生活を強いられていたのかをより深掘りし、やっぱり負けるのは分かりきっていたという事実をまざまざと突きつけられる。 毎日食べるものにも困り、加えて慢性的な睡眠不足に、回復することのない肉体的・精神的疲労。兵士を大事にする意味を理解していたアメリカ軍との差がひどすぎて、本当に悲しいレベル。当時命を落としていった何百万人もの人々の無念はいかばかりかと思わずにはいられない。事実を知れば知るほど、なぜ早く降伏しなかったのかと思うが、人命を軽視する組織がそんな判断下せるわけないよな…
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前著を読んで日本人兵士が悲惨な状況にあったことがわかった。本書では、その歴史的背景を詳しく知ることができた。
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