バブル兄弟 の商品レビュー
コンプラで厳しい現在ではあり得ないエピソード満載で、昭和から兵士絵にかけてのバブルの狂騒を感じられる。 政官財のそれぞれに馬力のある人物が、無茶苦茶やりながら丁々発止で突き進んでいく時代。 そんな時代の熱を感じた。 まあ、無茶苦茶やりよる。 身近にいたらたまらん。
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※このレビューにはネタバレを含みます
電通の高橋、イアイの高橋、 2人の兄弟の物語。 電通の高橋がいなければ サッカーワールドカップも、トヨタカップも ラグビーワールドカップもオリンピックも 日本での開催はなかった。 東京ドームでのマイクタイソンの興業、 マイクタイソン陣営が前払いを要求したことに対し 「俺が全部立て替える」と。 この一言がすべて。
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かってバブルの頃 借金を重ね 勘とセンスで 世界のリゾートを買い漁った男がいた。 高橋治則。 肥大化したスポーツビジネスを逆手に取り 上昇志向で次々と成功を手にした男がいた。 高橋治之。 この本で 初めて この二人が 一才違いの兄弟だと知った。兄は記憶に新しく。弟は記憶が薄く...
かってバブルの頃 借金を重ね 勘とセンスで 世界のリゾートを買い漁った男がいた。 高橋治則。 肥大化したスポーツビジネスを逆手に取り 上昇志向で次々と成功を手にした男がいた。 高橋治之。 この本で 初めて この二人が 一才違いの兄弟だと知った。兄は記憶に新しく。弟は記憶が薄くなってしまったが、一時は新聞紙上を賑わしていた。 二人とも 慶応幼稚舎出身の生粋の慶應ボーイ。 兄は電通に、弟は日航に就職した。 恵まれた環境、“こね”と“人脈”を駆使して登り詰めて行く。 が、どこで間違ったのか。 “五輪を喰った兄” “長銀を潰した弟”と言われるように。 400ページ近い本だったが けっこう一気に読めてしまつた。なかなか興味深い内容だった。 やはり ノンフィクションは 面白い!
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副題には「五輪を喰った兄・高橋治之、長銀を潰した弟・高橋治則」とある。 五輪というのは言うまでもなく先の東京五輪のことなので記憶に新しいが、長銀を潰した弟のことはどれほどの人が覚えているのだろうか。弟が活躍したのはバブル期であり、背任容疑で逮捕されるのは95年。2005年にくも膜...
副題には「五輪を喰った兄・高橋治之、長銀を潰した弟・高橋治則」とある。 五輪というのは言うまでもなく先の東京五輪のことなので記憶に新しいが、長銀を潰した弟のことはどれほどの人が覚えているのだろうか。弟が活躍したのはバブル期であり、背任容疑で逮捕されるのは95年。2005年にくも膜下出血により死去。そして本書の大部分は弟について書かれている。 過去のできごとや死者について書くほうが簡単だし、東京五輪の汚職事件、裁判は現在進行形なために書きづらさはあるのだろうが、ややタイトルから受ける印象とのギャップはある。 著者の筆致からの印象だと、表面的にはあくまで客観的に描きつつも、弟の治則には同情的に見える。 「治則は一見ドライで、冷たい印象を与えるが、その実は情に脆く、献身的な側面があった。」 「実は純粋であるが故に脆く、世間知らずで、悪に染まりやすい彼の本質が現れていたのだろう。」 このような表現は兄の治之には見当たらない。 本書の表紙は内容に沿った見事な写真だと思うが、出版前に治之から「代わりのいい写真、持って来たから。あと弟も可哀想だから、これ。」と苦言とともに渡された写真も本書内に掲載されている。それは会社のホームページに社訓とともに載ってるような会長の写真といった雰囲気の「いい写真」で、すこし笑える。この「いい写真」では本書は売れなかっただろう。 それにしても、弟の治之は鬼籍に入ってしまったのでよくわからないが、この写真のエピソードからわかるように、独特の兄弟愛はある。本書を読むと兄の治之は弟を利用しているようにも見えるのだが、兄はそう思ってないし、おそらくは弟の治則にもそのような被害者意識はなかったのではないか。このあたりは慶応出身らしいおおらかさなのかもしれないが。
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2025年 15冊目 バブル時代に成り上がった兄弟のお話。高度経済成長期を駆け抜けた人であれば面白い部分などあったかもしれないが、衝撃や共感などが感じられず、読者から見た兄弟の人物像を淡々となぞる感じになってしまった。表紙の顔は絶妙。
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裕福な家庭に生まれ、慶応幼稚舎から慶応大学に進み、兄は電通、弟は日本航空という当時の超一流企業にコネで就職。その後、兄はスポーツマーケティング界の重鎮に、弟は「環太平洋のリゾート王」とまで称されるようになる。兄の有力者とコネを作り、資金を集めてイベントを仕掛けていく仕事のやり方は...
裕福な家庭に生まれ、慶応幼稚舎から慶応大学に進み、兄は電通、弟は日本航空という当時の超一流企業にコネで就職。その後、兄はスポーツマーケティング界の重鎮に、弟は「環太平洋のリゾート王」とまで称されるようになる。兄の有力者とコネを作り、資金を集めてイベントを仕掛けていく仕事のやり方はまさに昭和の電通のイメージを絵に描いたようなものだが、日本サッカーの発展やワールドカップ、五輪招致などに功績があったのも事実。ただ、そのやり方は令和の時代には汚職という形で指弾されるものであり、認識が変えられなかったのであろう。弟は長銀が金をつけなければあそこまでの事業拡大はできなかっただろうし、ある意味無計画な事業拡大はいずれ破綻していたのではないかと思う。
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バブル兄弟とは言い得て妙。 NET(今のテレ朝)の役員にもなった父から兄弟を幼稚舎から慶応に入れて、コネで電通とJALに入ったものの弟はバブル経済絶頂の中不動産を担保にホテルを買いあさりリゾート王を夢見る。 要領のいい兄は金満の弟から80億もの金を借りて、副業したり電通の組織を巧...
バブル兄弟とは言い得て妙。 NET(今のテレ朝)の役員にもなった父から兄弟を幼稚舎から慶応に入れて、コネで電通とJALに入ったものの弟はバブル経済絶頂の中不動産を担保にホテルを買いあさりリゾート王を夢見る。 要領のいい兄は金満の弟から80億もの金を借りて、副業したり電通の組織を巧みに泳ぎ、スポーツビジネスという得意領域を開拓していく。 ビジネスの才覚はあったものの哲学のない弟は、バブル経済の崩壊と共に取引銀行から資金回収、管理と容赦ない仕打ちを受ける。特に長銀(これ自体も破綻するが)の対応はえげつないほど。 そして彼がオーナーだった信金組合の破綻でそのビジネスモデルのリスクの高さが露呈し背任罪として逮捕され獄中の人となる。 ここまでは当時もニュースで報道された面で、本書では保釈以降の民事・刑事裁判の戦いと再びホテルを買収しリゾート王の夢を復活させようとする中で急死するまでのドラマは知らなかった。 また順調に順調に電通内で専務まで出世し、日本のスポーツビジネスで権威となった兄が得意な世界での極みであるオリンピックで理事となりみなし公務員の自覚が乏しくスポンサーらからの贈収賄事件の被告として逮捕されたのは皮肉だ。 コロナ禍での東京オリンピックでの延期をめぐってのバッハ会長らとの軋轢など、誇大化するスポーツビジネスのリスクも描かれ興味深い。 もっとポン友のJOC会長竹田の事件のついても突っ込んだ記載があってもよかったのでは?と思った。
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二人の兄弟が主人公 いずれもバブルと共に興り、そして沈んだのが共通点。スケールは日本国を揺るがすほど大きかった。ただものではない。 慶應附属から慶應大を卒業して、兄は電通、弟は日航。それだけで日本のトップセレブである。その二人が同じようにバブルを謳歌し、そして滅んだ。すごい物語で...
二人の兄弟が主人公 いずれもバブルと共に興り、そして沈んだのが共通点。スケールは日本国を揺るがすほど大きかった。ただものではない。 慶應附属から慶應大を卒業して、兄は電通、弟は日航。それだけで日本のトップセレブである。その二人が同じようにバブルを謳歌し、そして滅んだ。すごい物語である。閉塞感に満ちた現代からするとワクワクするところもあるがね所詮は「カネの話」 1980年代、弟「高橋治則」は「イーアイイー」による世界不動産投資を進め、ファイナンスを支えた長銀とともにバブルの海に沈んだ。損失額は2兆円とも。 2020年代、兄「高橋治之」は「電通」による東京オリンピック利権を采配し、汚職事件に連座した。安倍総理の懇願によるものだけに、彼の暗殺が誤算。 そしてもう一人、弟高橋治則の義父「岩沢靖」 1970年代の相場師、仕手戦で鳴らし滅んだ。 一方で、北海道の実業家として、金星ハイヤーの起業から身を起こし、札幌トヨペット、札幌大学、北海道テレビ放送の企業グループを築き上げた大実業家でもある。これら企業も岩沢に準じて破綻に直面し、その後再生の道を歩んだ。
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2025.07.30 まだ生きている人の評伝は難しいと思わされる一冊。弟は亡くなっているだけに、その思いをより強くする。 本書ではマスコミでは「大騒ぎ」したけど、その実情を正確には覚えていない2つの疑獄事件について詳述した良書。バブルの匂いがよく伝わる。 ここからは、個人的な感...
2025.07.30 まだ生きている人の評伝は難しいと思わされる一冊。弟は亡くなっているだけに、その思いをより強くする。 本書ではマスコミでは「大騒ぎ」したけど、その実情を正確には覚えていない2つの疑獄事件について詳述した良書。バブルの匂いがよく伝わる。 ここからは、個人的な感想。 貴重な情報源だからしかたないのかもしれないが、弟の愛人と兄の2人には憤りを感じざるをえない。 罪は全部「弟」にひっかぶせて、兄も愛人も「弟」をしゃぶりつくした。そのことに恥じ入る様子もなくのうのうと生きていると思うと正直腹が立つ。兄は刑事犯として有罪かどうかより、人として終わってる。愛人も然り。 そして、「電通」と「慶應」という組織に属する人間には親和性が高いのだと思う。 双方とも仕事や勉強という中身ではなく、ウェットな「義理と人情」の人間関係だけで生きている。 だからこの両方の組織には「勉強ができる」「仕事ができる」といった属性の人間が飛び込むことはオススメできない。両方とも「まとも」「地道」なところではない。
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イ・アイ・イと聞いて懐かしいなぁと思っていたら、東京五輪汚職(?!)の渦中の方と兄弟だとこの本を読んで知った。 いわゆるドキュメンタリ。 私は面白くて一気に読んだ。
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