二十四五 の商品レビュー
偶然手に取った本作。 作家の主人公の語り口調や描写が巧妙すぎて読むのが難しいと思いきや、芥川賞候補作と知り納得。また阿賀佐家シリーズや前作もあるとのこと。なるほど…! 未熟な自分にはすっと入る文章や内容ではないものの、思いつかない文章表現が新鮮でした。 弟との距離感がよかったから...
偶然手に取った本作。 作家の主人公の語り口調や描写が巧妙すぎて読むのが難しいと思いきや、芥川賞候補作と知り納得。また阿賀佐家シリーズや前作もあるとのこと。なるほど…! 未熟な自分にはすっと入る文章や内容ではないものの、思いつかない文章表現が新鮮でした。 弟との距離感がよかったから、また機会があったら阿賀佐家シリーズの別冊にチャレンジしてみようかな。
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説明がほとんど無くて、誰かの日常をバッサリ切り取ったような話。 あらすじ言えないなあ。終わりも終わりの頃に、東北の震災の話?って身構えたら、そういうわけでもなくて安心したような、なんとも言えない感じ。相手が死んじゃったら、からのやりとりは、被災地出身の人と話すことがあったら感じる...
説明がほとんど無くて、誰かの日常をバッサリ切り取ったような話。 あらすじ言えないなあ。終わりも終わりの頃に、東北の震災の話?って身構えたら、そういうわけでもなくて安心したような、なんとも言えない感じ。相手が死んじゃったら、からのやりとりは、被災地出身の人と話すことがあったら感じる「ぞっとする」なのか。たまたま出会った年下の女の子と、友達になれたら楽しいね。
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『最高の任務』を読んだあとに阿佐美家の続きが読みたくてこれを読んだ。小説家になった景子、結婚するこになった弟の洋ちゃん。これまで景子には友達という存在が見えなかったけど年下の夏葵という女性(身内以外の生身の人間)が友達なったこと、書くという行為、これらが叔母に導かれているような内...
『最高の任務』を読んだあとに阿佐美家の続きが読みたくてこれを読んだ。小説家になった景子、結婚するこになった弟の洋ちゃん。これまで景子には友達という存在が見えなかったけど年下の夏葵という女性(身内以外の生身の人間)が友達なったこと、書くという行為、これらが叔母に導かれているような内容だった。夏葵の友達というもの(死者も含めて)を熱弁する場面がなんか良かった。そして景子は最後に「だからこそ」と言った時、『最高の任務』でゆき江おばさんが言った「でも、だからこそなのよ」が重なったかと思った。
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図書館の特集展示の中に本書を見つけて、『それは誠』が好みだったから事前情報ゼロだったけれども借りてみたら‥別れや出会いがテーマのひとつで。心に響くフレーズに何度もハッとさせられたのは、「本」を通じて友達になったひとを、近頃亡くしたばかりだったからかもしれない。私にとっては「悲しい...
図書館の特集展示の中に本書を見つけて、『それは誠』が好みだったから事前情報ゼロだったけれども借りてみたら‥別れや出会いがテーマのひとつで。心に響くフレーズに何度もハッとさせられたのは、「本」を通じて友達になったひとを、近頃亡くしたばかりだったからかもしれない。私にとっては「悲しいような嬉しいような」特別の読書体験。
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変わる前も変わった後のことも大体わかったらそれは友達。大人になると新しい友達ができないのは、あまり変化しなくなるから、という文章が印象に残った。弟との会話が心地よかった。
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書評で、恵子に興味を持ったら、『十七八より』もぜひ、とあったが、先に手に取ったそれはどうにも読みづらくて中断してしまった。さて、もう一度チャレンジするかどうか。
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『旅する練習』を読んだ後、映画『海がきこえる』を観た後だったからか、語り手が男性だと感じたので、女性だと知った時驚いた。 ものすごく感動するということではなく、ずっと平坦なんだけれどじんわりする感じがした。
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景子にとって大きかった叔母の存在。その叔母を亡くした静かな悲嘆が伝わってきた。 「十七八」と同じく、どこか曖昧さ感じさせる物語。「十七八」で先に予習しておいたことは良かったけれど、だからといって「二十四五」がしっかり読めたかというと自信がない。 車内で知り合った夏葵とのラストの会...
景子にとって大きかった叔母の存在。その叔母を亡くした静かな悲嘆が伝わってきた。 「十七八」と同じく、どこか曖昧さ感じさせる物語。「十七八」で先に予習しておいたことは良かったけれど、だからといって「二十四五」がしっかり読めたかというと自信がない。 車内で知り合った夏葵とのラストの会話は好きだった。
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乗代さんは、文章が上手いっちゃぁ上手いんです。でも、その他が何か足りない。その、足りない何かを埋められないと、芥川賞には届かないのでは?と毎回思うのです
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
阿佐美景子(主人公)が、仙台である弟の結婚式に向かう電車で、ある女子大生(平原夏葵)に声をかけられる。 サラッとしている読み心地で、 読み進めていく中で少しずつ事実関係など分かってくるような、 叔母(ゆき江ちゃん)の喪失をすごく引きずっていることが分かってきて、 主人公は作家になって活躍してることとか、 24、5歳の阿佐美景子が、なんだかかなり大人っぽく感じた、自分より、ね。 始めから終わりまでキーパーソン的な女子大生がすごく好感を持てる子であり、 ほんとみなさん、しっかりしてるよなーと思ってしまう。またまた自分と比べて。 何かあるわけでもないようだけど、 出来事とは、個々人の中で起こって、刻み込まれていくものなのかなー? 外の世界にあるもの、それがある個人にとっては強い意味を持っていたり、「出来事」になって、意味を持つようになったり。 そういうものをしっかりと感じて、生きていく姿が描かれているというか。なんだろう。 仙台、とか。遺跡、とか。イオンモール、とか。 全てのものが意味を持ち得る。 自分の仕事とは、とか、 人生の意味とは、とか、 そういうことも、 人のまねをしてなにかになるモノではないんだろうな、とか。 なんで書き続けているのか、何を書き続けているのか、 それは本人の中で生まれたものがあるからで、 本人にしか持ちえない理由とか意味だったりするみたいだな、とか。 なんかもう一回読みたいな。
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