二十四五 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
珍しくレビュー(ネタバレなし)を読まずに読んだので、叔母さん=ゆき江だと中盤まで理解できてなかった。ゆき江、同級生のひとりかと……。と思っていたら前作・前々作もあるとのことで、説明に欠ける理由としてそこは納得。 で、全体通しては、漫画っぽいな、と思った。セリフが少なくてリリカル成分強めのやつ(好きな傾向です)、逆に小説ではなくそういう、漫画として描かれていたほうが「語らずして語る」(雰囲気で読ませる)が成り立ち、面白かったのでは…とすら思う。 文章が破綻しているわけでもないんだけど若干鼻につく語り口のせいで他の部分の粗も目に付いてしまった。 列挙するなら、「異国日記」をまんま出す意味があったのか不明、叔母さんと姪、って関係性はそんな特異なものでもないのに、むしろ威を借りているようで小賢しさすら見てしまう。漫画、とか小説、とか抽象的でも夏葵との交流には足りただろうしなあ。 弟との会話もちょっとウィットに富んだ"風"の(でも内容自体は生活感のあるものに"敢えて"しているような)描写に思えるし……作者の真意とは違ったとしても随所にあざとさがあってウーン…って感じ。 唯一、終盤の夏葵とのシーンはよかった。ここで盛り返したなあ…。
Posted by
偶然手に取った本作。 作家の主人公の語り口調や描写が巧妙すぎて読むのが難しいと思いきや、芥川賞候補作と知り納得。また阿賀佐家シリーズや前作もあるとのこと。なるほど…! 未熟な自分にはすっと入る文章や内容ではないものの、思いつかない文章表現が新鮮でした。 弟との距離感がよかったから...
偶然手に取った本作。 作家の主人公の語り口調や描写が巧妙すぎて読むのが難しいと思いきや、芥川賞候補作と知り納得。また阿賀佐家シリーズや前作もあるとのこと。なるほど…! 未熟な自分にはすっと入る文章や内容ではないものの、思いつかない文章表現が新鮮でした。 弟との距離感がよかったから、また機会があったら阿賀佐家シリーズの別冊にチャレンジしてみようかな。
Posted by
説明がほとんど無くて、誰かの日常をバッサリ切り取ったような話。 あらすじ言えないなあ。終わりも終わりの頃に、東北の震災の話?って身構えたら、そういうわけでもなくて安心したような、なんとも言えない感じ。相手が死んじゃったら、からのやりとりは、被災地出身の人と話すことがあったら感じる...
説明がほとんど無くて、誰かの日常をバッサリ切り取ったような話。 あらすじ言えないなあ。終わりも終わりの頃に、東北の震災の話?って身構えたら、そういうわけでもなくて安心したような、なんとも言えない感じ。相手が死んじゃったら、からのやりとりは、被災地出身の人と話すことがあったら感じる「ぞっとする」なのか。たまたま出会った年下の女の子と、友達になれたら楽しいね。
Posted by
『最高の任務』を読んだあとに阿佐美家の続きが読みたくてこれを読んだ。小説家になった景子、結婚するこになった弟の洋ちゃん。これまで景子には友達という存在が見えなかったけど年下の夏葵という女性(身内以外の生身の人間)が友達なったこと、書くという行為、これらが叔母に導かれているような内...
『最高の任務』を読んだあとに阿佐美家の続きが読みたくてこれを読んだ。小説家になった景子、結婚するこになった弟の洋ちゃん。これまで景子には友達という存在が見えなかったけど年下の夏葵という女性(身内以外の生身の人間)が友達なったこと、書くという行為、これらが叔母に導かれているような内容だった。夏葵の友達というもの(死者も含めて)を熱弁する場面がなんか良かった。そして景子は最後に「だからこそ」と言った時、『最高の任務』でゆき江おばさんが言った「でも、だからこそなのよ」が重なったかと思った。
Posted by
図書館の特集展示の中に本書を見つけて、『それは誠』が好みだったから事前情報ゼロだったけれども借りてみたら‥別れや出会いがテーマのひとつで。心に響くフレーズに何度もハッとさせられたのは、「本」を通じて友達になったひとを、近頃亡くしたばかりだったからかもしれない。私にとっては「悲しい...
図書館の特集展示の中に本書を見つけて、『それは誠』が好みだったから事前情報ゼロだったけれども借りてみたら‥別れや出会いがテーマのひとつで。心に響くフレーズに何度もハッとさせられたのは、「本」を通じて友達になったひとを、近頃亡くしたばかりだったからかもしれない。私にとっては「悲しいような嬉しいような」特別の読書体験。
Posted by
変わる前も変わった後のことも大体わかったらそれは友達。大人になると新しい友達ができないのは、あまり変化しなくなるから、という文章が印象に残った。弟との会話が心地よかった。
Posted by
書評で、恵子に興味を持ったら、『十七八より』もぜひ、とあったが、先に手に取ったそれはどうにも読みづらくて中断してしまった。さて、もう一度チャレンジするかどうか。
Posted by
『旅する練習』を読んだ後、映画『海がきこえる』を観た後だったからか、語り手が男性だと感じたので、女性だと知った時驚いた。 ものすごく感動するということではなく、ずっと平坦なんだけれどじんわりする感じがした。
Posted by
景子にとって大きかった叔母の存在。その叔母を亡くした静かな悲嘆が伝わってきた。 「十七八」と同じく、どこか曖昧さ感じさせる物語。「十七八」で先に予習しておいたことは良かったけれど、だからといって「二十四五」がしっかり読めたかというと自信がない。 車内で知り合った夏葵とのラストの会...
景子にとって大きかった叔母の存在。その叔母を亡くした静かな悲嘆が伝わってきた。 「十七八」と同じく、どこか曖昧さ感じさせる物語。「十七八」で先に予習しておいたことは良かったけれど、だからといって「二十四五」がしっかり読めたかというと自信がない。 車内で知り合った夏葵とのラストの会話は好きだった。
Posted by
乗代さんは、文章が上手いっちゃぁ上手いんです。でも、その他が何か足りない。その、足りない何かを埋められないと、芥川賞には届かないのでは?と毎回思うのです
Posted by
